ケベックリタイヤ日記

ケベックでリタイア暮らし。ながらえば憂しとみた世も今は忘れた。毎日悦びの種をみつけてぽりぽりかじりたい。

やれやれ

2020-06-17 22:45:55 | 暮す
浴室のペンキ塗り終了。サロンとか寝室とかの四角い部屋というのは簡単だけど、浴室、キッチンは取り付けの家具や引き出しなど細い仕事が多く2倍時間かかります。おまけに年とともに梯子に登るのが怖くなってきてる。でも自分ですれば少なくとも1万円浮かぶとなればGO。塗ってるうちに取り付けの棚とか洗面台の引き出しなんかも取り払っちゃえ、お金をかけづに、ああもできるこうもできるとアイデアが出てくるのが面白い。脚立に上ってデクパージと呼ばれる壁と壁の境目塗るに、高い部分は刷毛をペンキ塗り用の取手の先にくっ付けて塗ってみようか。あら楽チーン。これなら幾つになっても塗れそう。



夫がモントリオール日帰り出張でお弁当作り、ラデイッシュの菊花切りを食べ終えたら残る甘酢はお寿司用に使います。ケチケチ暮らし楽しいとこありますね。おやつは作る気しなかったので棗を入れる。甘いのが欲しい時便利。貧困は創造の母って言ってたのは誰でしたっけ。



菜園に出ると撫子の花が満開、野菜もスクスク伸びてる。ツボすみれも満開。



今日はゆっくりして明日からリニュアールする洗面台に取り掛かります。あれもこれも新品にすると業者の方への手代含めて軽く20万は超えるので自分でします。予算は1万円内で。


老いての働きかた

2020-06-14 19:32:26 | 暮す
来週から始まる浴室の仕切りや換気扇など取り付ける前にペンキ塗りを終えないと塗りに手間取るので昨日から取り掛かる。窓拭きもまだ終わっておらず並行して進める。50代に2日でできた仕事1週間かかる。いつもなら掃除洗濯家事一般を済ませてから取りかかってたが、すぐお昼になり午後は疲れが出て作業したくなくなる。そこで今年から働きかたを変えた。朝食後、元気なうちにすぐ作業に取り掛かること。今日やるべき仕事をいの一番に取り掛かりあとは適当に。今日することに順番をつけて一番大切なことから始め、後はきちんとしなくてもOK。夫は不器用で何かするとすぐ人を雇いたがるけど私は自分でできることはいくらでもしたい方なので、そりゃパーフェクトな仕上がりで無くてもやっちゃう。

釘抜いたり、凸凹の壁に石膏を塗ったりしてるうちにお昼、あさりスパゲテイー、わざわざサラダとドレッシング作る気しないので野菜を切ってお皿に並べただけ。セコくなっちゃって以前は一缶使ってたあさりの缶詰を半分だけ、残りは翌日の炊き込みご飯にでも、春のアスパラガスも一昨日、昨日、今日と3回に分けて使います。今年の目標は食費代を年間20万円浮かすこと、月2万近く減らすが目標です。パンは家で作り、そうだこれまで買っていたジャムも作ろうとりんごジャム作りました。大好きなボンヌママンのジャムから自家製へ。週一回、パン、アホエンオイル、ジャム作りが決まったルーチンになります。



パン作りが浸透し、本屋さんでこの手の本が一番売れてるそうです。昨日の午後、車で30分ほどの村の自家製パン屋さんを覗いたら12枚切り500円で売ってました。家で焼くと100円で出来ます。できるだけ自分でしようと思う人が増えたらどこもかしこも商売上がったりでこれで良いのだろうか。ツーリストと会社員のランチ、仕事帰りの一杯飲みでもってるモントリオールの飲食店が、ほぼ全てのイヴェント中止、在宅ワーク浸透でお店再開しても赤字、半分の飲食店が閉めるだろうとの予測です。

ただいま朝の7時8分、これから壁の下地塗り。

未開人Les sauvages

2020-06-13 10:00:28 | 雑誌CLASSICAより
10年も前になるだろうか、夫の知人で音楽スタジオを経営しているマリオさんとお話ししたことがあります。彼はピアニストを目指してましたがマスター時代に耳を悪くしキャリアをあきらなければなりませんでした。音楽学校で働く傍、自宅でピアノを教えてましたが退職を機にスタジオを広げ先生を数人雇い50人ほどの生徒さんを預かってます。コンセルヴァトワールを目指す生徒さんだけとってます。ある日、彼がこんなこと言いました「僕はベートーヴェンのどんな小さな曲についてでも3時間は話せる」 「僕が死んだら妻や家族のもとへ行くよりもベートーヴェンの住む世界の方に行く」と。このお話を聞いた時、そこまで惚れ込むマリオさんが羨ましくもあり、また自分に問いました「あんたは一体作曲家で誰が好きなんだ、一人ぐらいマリオさんまでとはゆかなくとも惚れ込み深めてみようと思う作曲家はいないのかい」 乏しい音楽経験を振り返りながら私が一番好きなのはラモー、それで雑誌の切り抜きや本、CDを少しづつ集めお付き合いしてゆこうと思いながら、いつの間にかほったらかし。それがCLASSICA4月号のインタヴュー記事にラモーの名前を見つけどきりとしました。TREVOR PINNOCKというイギリス人のクラヴサン奏者かつ指揮者がラモーについてフランス音楽で一番好きな作曲家と言ってます。ラモーは複雑な性格をしており簡単ではないが正直で本物でユマニテが感じられクープランに比して社会受けを狙った作為的な効果を探したりしないと。

私が初めてラモーと出会ったのは日本ではなくアレクサンドルタローさんのCDです。ラモーなんか誰がきくんだ、そんなCD出したら君のキャリアは終わりだと止められながらリリースしたんです。これが逆に彼の売れっ子キャリアスタートとなり、あまり知られることのなかったフレンチバロックの魅力を広めることに一役買いました。

なんてたって有名なのはLES SAUVAGES (未開人と訳されてます)。いろんな舞台演奏がありますが、私は以下のバロック音楽とヒップダンスのコラボに魂を揺さぶられました。ダンサーはロサンゼルスの黒人ゲットー出身で、人種差別への怒りを暴力ではなく芸術にカタルシスを求めたんです。人種差別とかこえ、不正義を被りながら行き場無く、身体表現でしか許されない封印された人達の憤怒の迸りが観客を圧倒します。また、これを企画しプロデユースした若きアーチストCLEMENT COGITOREに新しい世代の力強い創作パワーを感じます。



歌ってるのはSABINE DEVIELHEで好きなアーチスト、上記の舞台では蓮っ葉なネーチャンのコスチュームで歌ってます。



いつかではなく、今からラモーとお付き合いしてゆこう。コツコツ楽しみながら。

ランチ: 冷凍ハンバーグが残り一個のみとなり夫へ、私は大好きな納豆ご飯 毎日食べたいけど高い。




うたコン

2020-06-12 12:15:59 | 聴く
うたコンで思わず魅入られた曲「また逢う日まで」、歌っていたのは石井竜也と石丸幹二。歌詞から同棲していた男女の別れの歌と言われるが湿っぽくなく切なさと共にお互いが別々の道を選び歩もう、またいつか逢う日までと解放感もある。出会いがあれば別れがあるのは人間のみでなく、長年愛用した物でも、長年聴き続けた音楽でも、長年愛読した本でも、、、潮が満ちやがて引く様に別れが来る日がある。本やCD、食器、雑貨など断捨離中で、お気に入りだったコーヒーカップに魅力を感じなくなった、10年以上追っかけしCDは新発売の度購入し、コンサートは欠かさず、サインもあればツーショットもあるアレクサンドルタロー、何故かピンとこなくなった。別れのそのわけは話したくないと歌うが知らなくていいし、二人でドアを閉めて名前を消してと続くがそれでいいのよ。この歌なんでだろう、新陳代謝を予感させる希望の歌に聞こえる。過ぎたことを思えば、ほろ苦いことも胸キュンもあるだろうが人は幾つになっても新陳代謝する生き物なのかもしれない。数多いる歌手の声の中で井上陽水以外はあまりピンと来ないけどこの二人聴かせます。

また逢う日まで

作詞:阿久悠 作曲:筒美京平
また逢う日まで逢える時まで
別れのそのわけは話したくない
なぜかさみしいだけ
なぜかむなしいだけ
たがいに傷つきすべてをなくすから
ふたりでドアをしめて
ふたりで名前消して
その時心は何かを話すだろう

また逢う日まで逢える時まで
あなたは何処にいて何をしてるの
それは知りたくない
それはききたくない
たがいに気づかい昨日にもどるから

ふたりでドアをしめて
ふたりで名前消して
その時心は何かを話すだろう

ふたりでドアをしめて
ふたりで名前消して
その時心は何かを話すだろう

ランチ: アスパラガスが旬で薄切り豚肉巻き、デザートは青豆まんじゅう







何年ぶり

2020-06-08 20:45:02 | 食べる
今日は夫がモントリオールまで日帰り出張。ずっとおうちご飯ばかり食べてたので外食よりも手料理が良いとのことでお弁当を頼まれた。お弁当なんて何年ぶりで作るの❓テレビジャパン聞きながら準備してると、ここはもしかして日本なの気分。ラデイッシュの菊花切りなんて10年も作ってないんじゃないかしら。ただ今こちらは朝8時ちょっと前、菜園の水撒きと窓ガラス一つ拭いたら後は自由時間。今日はこれでブログお終い。