伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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ジャコシカ30

2018-04-17 18:03:06 | ジャコシカ・・・小説
とうとう猛は声を荒げた。

 千恵は首をすくめ、そろりと引き戸を引いた。

 慌ただしい娘が出て行くと、今度こそ2人切りになった茶の間に、朝の静けさが戻ってきた。

 猛は千恵の言葉で、改めて一昨日の若者との出会いのことを思い出していた。

 確かに彼は馬鹿には見えなかった。しかし、言われてみればやはりどこか変であり、変な出会い

には違いなかった。

 猛は改めてあの男が何を考えて、吹雪の峠を歩き続けようとしていたのかに、思いを巡らせ始め

た。

 そんな彼のぼんやりとした顔を、ちらりと窺い見ながらトキが、空の湯呑に新しく茶を注いで言

った。

 「今日は腰の具合はどうですか」

 「今日はいいよ。そうだ、清子に聞いて見るか」

 「何をですか」

 トキはたちまち不安な表情で、夫を見た。猛は応えずに卓袱台の脇の、電話に手を伸ばした。

 清子は直ぐに出た。

 「手の欲しいやつはいないか」

 「お父さんがやるの。腰の具合は大丈夫なの」

 「問題ない。船でもいいし、土建でもいい。その他雑の手間でもいい、あったら声をかけてくれ。

貧乏性だから、こうしてぶらぶらしているのは落ち着かないし、体もなまる。手間賃の多寡(たか)には拘

らない。日取り日数もフリーだ」
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お裾分け

2018-04-17 16:36:25 | ガーデニング
 午前中が鉢植えしてくれた鉢の花に

 水やりしていると

 S さんが来られて、いただいたというチカをお裾分け

 してくださった。

 朝獲れの良型だった。

 


 寒さに強いパンジーとビオラさん

 

 


 この色が好き


 

 
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