伊達だより 再会した2人が第二の故郷伊達に移住して 第二の人生を歩む

田舎暮らしの日々とガーデニング 時々ニャンコと

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アカシアの雨がやむとき

2018-04-24 23:51:24 | 青春
 アカシアの雨がやむときが発売されたのは

 1960年 私は田舎町の高校生だったが

 この投げやりな退廃的な唄い方と歌詞が好きで

 よく唄っていた。

 第一次安保闘争の真っ只中

 連日の闘争で疲れ果て体制の壁の厚さに絶望的になっていた学生の心情にこの歌の

 投げやりなムードがマッチし、デモの帰りなどによく唄われたそうである。


 一般的にアカシアと呼ばれていたのはニセアカシアで

 札幌の駅前通りが有名だが

 数年前に切られてしまい残念である。


 この安保闘争で樺美智子さんが犠牲になり

 彼女の手記が発売された時購入して読んでいた。

 随分とあの本に書きこみしたものだが

 今は姪の所にあるかな・・・・。

 私の学生時代は学生運動の全盛期を過ぎていたが

 まだまだ北大生などが

 騒いでいたものである。

 革マル派がすごかった・・・。


 アカシアの雨にうたれて

 このまま死んでしまいたい

 夜が明ける 日がのぼる

 朝の光のその中で

 冷たくなったわたしを見つけて

 あの人は

 涙を流してくれるでしょうか


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ジャコシカ32

2018-04-24 20:32:50 | ジャコシカ・・・小説
 漁師町では鮮魚関係だけではなく、豆腐屋など商店では広く使われている、高志にも馴染の用具

だ。

 そのガンガンに今朝は、一杯の延縄のエサが入っている。

 高志は力をこめて、ガンガンを背負うと、鉄五郎の後を追った。

 空はどんよりと重く垂れこめていたが、風はなく海は穏やかだった。

 「今の内だ」

 鉄五郎は独り言(ご)つした。

 たちまち船は入江一杯にドラムを響かせ、岩と崖の大門をくぐり抜けた。

 振り向けばあっと言う間に、秘密の基地は見えなくなっている。

 絶壁伝いに昨日出て来た港の方向に走った船は、10分も行かない内に目印のガラスの浮き玉の

所に止まった。

早速延縄の仕掛けに餌を付け、海に沈めていく。ゆっくりと走らせていた船は、仕掛けを入れ終

わった頃には、ぴたりと次の浮き玉の脇に着けていた。

「取り敢えずはわしの遣り方を見ているだけでいい。追い追い一人でやってもらう」

 鉄さんに言われて、高志は餌付けの要領と海に入れる様子を見ているだけだった。

 仕掛けを入れ始める場所と船の速度、方向などが、終わってみて初めて全て計算通りだったこと

に気付く。

 高志は船着場を出るまで抱いていた、船酔いの不安を忘れていた。

 仕掛けを入れ終わると、次は少こし移動して別の浮き玉に繋がれた縄の揚げにかかった。

 「昨日入れて置いたやつだ」
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笑ってください

2018-04-24 12:11:43 | 老いるとは
 今日は昨日と打って変わって曇天

 おぉ寒

 そこで笑い話を・・・

 今朝のこと


 あれ・・・ヘラが無い

 引きだしに入ってないかい

 あったけどいつものより小太りだわょー


 使っていたがやっぱしヘン

 
 いくらなんでもこれはいつものヘラじゃないわょー

 あぁそうだそう言えば昨日ヘラにご飯粒がこびりついて取れなかったので

 ボールでうるかしていたんだった・・・

 自分でやったのに昨日のことすっかり忘れてしまったのネ


 さんほどではないよ

 一時間前のことをすっかり忘れているっしょー

 何をおっしゃる・・・一分前のことだって忘れているんだワー


 ふっふ


 最近は冷蔵庫を開けて あれ 私って何を取りに来たのかしら・・・と

 首をかしげることが多くなった。


 神様 これって物忘れですよネ
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