KIRAKUjin~ Let's enjoy "Photo" together ~

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☆光と影の魔術師☆

黄昏散歩道(KissDX + SIGMA18-50mm F2.8)2

2006-09-24 23:03:16 | デジ一眼+サードパーティー製レンズ

 デジタルカメラになってから、フィルムの頃よりも便利になったのは間違いない。
 ただ面白味がないとか、カメラに愛着が湧かないというカメラ趣味の方々の意見もよく聞く。

 私の場合はフィルムカメラに自分なりにかなり凝った頃があり、電子化の波に飲み込まれるようにカメラを一時敬遠し、どうしても興味が持てなくてに10年ぐらい離れていた時代があった。

 しかしデジカメの時代になってから、グッとこの趣味に引き戻された感がある。当初は私もデジタルに懐疑的であったのだが、俗にいうところの、もうフィルムには戻れない、という状況だ。
 まあ趣味なので、好みは人それぞれであり、自由に感性に合ったモノを選べばよいと思われる。そういう意味でフィルムでもデジタルでも、どちらでも、という感覚なのである。仕事などが絡むとそう簡単にはいかないから、この時代のプロは、さぞかし大変だろう。

 デジカメは気楽に撮影できるが、シャッターを押して背面の液晶モニタに画像が出てくるまで、本当にさまざまな設定の変更が可能だ。

 単純にいえば昔も今も、
・ファインダーを覗く(背面液晶モニタを見る)・・・・・・・・・・・被写体の決定
・シャッターを押す・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シャッターチャンス(決定的瞬間)
(被写体・構図・シャッター速度・絞り・被写界深度・レンズの焦点距離・光源)
(ISO感度・ホワイトバランス・彩度・明度・輪郭強調・手ブレ補正)
(JPEG・RAW・ノイズ処理・レタッチ・モニタキャリブレーション・プリンタ・用紙)
などなど、カッコに書いたような事柄が関係してくる。

 複雑に極めようと思えばそれもいいし、ただ気に入ったものを、感性に任せてただ撮る、というのもよい。

 設定についての簡単なことは、また別のところで記載するとして、写真をみて美しいと思う部分はたくさんあるが、そのうちのピントの合った部分とボケた部分の対比も、その大きな魅力になっている。
 どんなカメラでも背景をボカそうと思えば、あなたがお持ちのカメラがピントを合わせるギリギリまで撮りたいものに近寄って写してみるとよい。お花の撮影など、その効果が極めて大きく期待できる。

 方や今回の写真のように景色でも遠景を広範囲に写せば、全体にピントが合った写真になる。せっかくデジカメを選んだならば、カメラをいろんな方向に向けて上下左右に少しづつ角度を変えて撮影すると、思わがけない効果が現れることがあるのだ。

 長くなってきたし、また例によって散文になってきたので、また別の機会に。
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黄昏散歩道(KissDX + SIGMA18-50mm F2.8)1

2006-09-24 22:37:10 | デジ一眼+サードパーティー製レンズ

 KissDXを持ってぶらっと散歩にでかけた。多忙にしていたので、撮影時間は短いものであったが、いくつかの画像を得られた。

 淡い光の中なので、美しい色彩もなにも期待できはしないが、トーンの変化を画面に出せればと願って撮影をした。

 KissDXは、自分なりに今はまだテストの段階だが、私の感覚に合った発色が得られるようだ。
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Canon EOS KissDX ファーストインプレッション2

2006-09-24 00:01:28 | デジ一眼+サードパーティー製レンズ

 現時点でAPSサイズのデジタル一眼の事実上の標準レンズは、約18-50mm程度の焦点距離が主流だ。35mmフィルム換算に直すと、概算で約28-75mm程度になる。1980年代頃までは、標準レンズといえば50mm F1.4、その頃のズームレンズの評価はまだまだ低かったが、まだ35-70mmがいいところであった。現在の18-50mm程度では目立たないスペックに見えるようだが、単焦点ではちょっと及ばない、かゆいところに手がとどくレンズ、ということになる。
 しかしよく考えてみよう、18mmといえば普通ならば超広角である、かたや望遠域の50mmはかつての標準レンズ、撮り方によっては広角的・望遠的な表現もできるといわれてきた、ある意味万能の焦点距離だ。指先でちょっとズームリングを回せば、ファインダー内での画角変化はまさに万華鏡気分だ。そしてそれは画角変化のみならず、被写界深度の変化に至っても、驚異的なものだ。
 私が使用する標準ズームは、焦点距離にかかわらずF2.8通しのものがお気に入りだ。たとえば18mmで絞り込めば、広大で見事なパンフォーカスの世界が拡がるし、50mmで絞り開放で最短距離を使えば、そのボケ味はマクロ的になる。今回アップすうるKissDXでの2枚目は、そんな写真だ。もちろん本物のマクロレンズと比肩するものではないし、ただ前ボケを中心としたモザイク的な美しさを、KissDX + SIGMA DC18-50mm F2.8EXのコンビは、うまく表現してくれそうだ。
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Canon EOS KissDX ファーストインプレッション1

2006-09-23 22:52:15 | デジ一眼+サードパーティー製レンズ

 今の私には新型カメラなんて、まったく縁遠いものだと思っていたのだが、要するにこらえきれずにKissDXを購入してしまった(笑)。
 いうまでもなく、非常に好評だったKissDNの新型機種である。1020万画素、センサーゴミ対策など、EOS 30Dを凌駕する部分も多いエントリー機だ。
 使い方によっては上位機を喰う写真が撮れるだろうが、今日の私は付き添いのような立場で、じっくり撮影はできなかったから、いい加減なサンプルになってしまうかもしれないので、ご容赦を。
 季節柄コスモスの写真だが、ピントの位置も被写界深度もいい加減だし、だいたい花の下についたクモの糸さえそのままだ。まあ、使ったレンズはシグマの18-50mm F2.8で、マクロレンズではないから、正式のマクロではなく、記念写真みたいに思っていただければと願う。
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道頓堀夕景(秋)

2006-09-21 23:09:01 | デジ一眼+サードパーティー製レンズ

 街の夕景はある意味、私にとっと定点観測的な要素でもあり、またライフワークなのかもしれない。大阪はドロドロして、けばけばしい雰囲気だという先入観があるかもしれないが、夕景になればその色彩はトーンが夕景としてとけ込んでしまうので、ややけばけばしさが失われ、本来の美しさがにじみ出てくる。
 しばらく横浜の景色が続いたし、私自身横浜は非常に好きなのだが、見慣れた街の景色は、やはり心が和み、落ち着くものだ。

 薄暗くても撮影できるように、開放F値1.4を誇るSIGMA 30mm F14をNikon D70Sに装着してブラッと散歩したのだが、F11まで絞り込んで撮ることになった。ローパスの効果の薄いD70Sに、SIGMAの新型単焦点を合わせれば、色彩もコントラストも現代風で鮮やかだ。

 追伸・・・次回はおそらく、ある新型カメラについてレポートしようと思う。隠しきれないので書いてしまうと、Canon EOS KissDXである。購入を検討している方々も多いであろう。私なりに、ちょっと使ってみて、またここにアップしてみたいと思っている。
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夏が過ぎ・・・秋空はひたすら高し

2006-09-18 23:53:42 | デジ一眼+純正レンズ

 秋はなぜかもの悲しい気分にさせる象徴のようだが、昨今の夏はあまりにも暑すぎて、秋の到来が待ち遠しく感じられた。真夏の入道雲と違い、秋の空は文字通りどこまでも高く、澄んだ空気を感じさせる。
 寒い冬が到来するまでのしばしの間、秋の風情は心を和ませてくれるだろう。

 秋には旅に出たくなるのも必定だ。ただそれが気楽な旅ならば、カメラ趣味人としては幾らかの機材をバッグにつめ、さまざまなレンズなどで画角を変更し、素人ながらも精一杯背伸びして作品撮りをしたくなるのである。
 横浜の写真が続いているが、今回の旅は残念ながら仕事が主な目的であった。デジタル一眼を無理して持っていったものの、撮影機材は本来最軽量でなければならない。
 余談だが、私もデジタル一眼、とくにAPSサイズの普通のタイプをよく使うときはみなさんと同様に、いわゆる"標準ズーム"をよく使っている。画角は17(18)-50(55)mm程度、ただし絞り値はF2.8の通しと、かなり明るいタイプを選択している。
 このあたりのレンズをニコンやキヤノンで購入すると、10-20万円也、ということになるのであるが、シグマやタムロンを選択すれば、4-5万円で入手することが可能だ。もちろん純正なら超音波モーターや手ブレ補正など、それなりのメリットもあるのだが、画質はサードパーティー製レンズでも全く差し支えない、というかむしろ最新設計であるから、純正を凌駕することすらある。この点は昔と大違いなので、強調しておかねばならないのである。
 ブログというものの性質上さらに余談だが、デジタル一眼が普及するにつれ、カメラの選択肢もかなり変化してきた。フィルム時代のように高級なカメラを後生大事に一生使い切るという姿勢から、たとえば一眼レフとはいえそれがデジタルであるならば、趣味で使うひとならばせいぜい2-3年で買いかえたくなるような進歩を示している。
 だからカメラはできるだけ廉価な機種を選択し、レンズもサードパーティーの優秀な廉価レンズを選択するのが、最もコストパフォーマンスが良いことになるのだ。

 かなり脱線してしまったが、そういうわけで普段の私のデジタル一眼用レンズで一番出番が多いのは、おそらく標準ズームということになる。ただし出番が多いとはいえ、単焦点レンズの出番も、それに肉薄、というか場合によりズームを凌駕している。
 私の単焦点レンズのラインアップは、20・28・30・35・45pan-cake・(50)・85・105macro、それぞれmmとなっている。50mmは最も好きなレンズのひとつだが、残念ながら現時点で私の手元にない。30mmというのはシグマのF1.4であり、非常に重宝しているレンズだ。またAFのみならず、ニコンならばかつてのMFレンズも所有している。自分でフォーカスを合わせる方が、いまだに便利なシーンもあるのだ。あとニコンのMFレンズは、あの金属鏡胴の質感がたまらない。ちょうど私がカメラに凝り始めた時代のレンズそのままなので、非常に心地よいのだ。

 さて書き始めにやっと戻って、そういう理由で私は仕事がらみの旅には、標準ズームなどと比較にならないくらい、小型軽量の単焦点レンズを愛用することになっているのだ。そして今回はニコンのAF35mm F2D、それは極めて明るく、近くに寄れて、コントラストがはっきりし、ピントは絞り開放からシャープで、ボケ味はひたすら美しいという、金科玉条の文言が並ぶのである。その画角はAPS一眼ならば、かつての50mm標準レンズに極めて近くなるのだ。使い勝手は手慣れた画角である。

 やっと今回アップした写真ついてになるのだが、秋空の高さを表現するために、ランドマークタワーよりもさらに上空の天空を広く構図に入れることにした。またほぼ同位置で撮影したもう一枚は、防護用のワイヤーにピントを合わせることで、違った意味の遠近感と、水面(みなも)から滲むような夕景の色彩を表現したかった。ほぼ同位置で同画角の機材でも、これだけ写る画像は変わってくるのだ。写真に対する興味は、なかなかどうして尽きることがない。
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前ボケのススメ

2006-09-18 22:14:14 | デジ一眼+純正レンズ
 前項で"前ボケ"の話しが出てきたので、ちょっと触れておこうと思う。

 写真を撮る場合、ピントの合っている場所より奥でピントが外れているボケを後ボケ、ピントの合っている場所よりも手前でピントが外れているボケを、前ボケという。昔はよくあったのだが、カメラの吊りヒモがレンズの前に垂れていて、現像した写真が帰ってきてから、失敗だった!と気づくことがあった。
 デジカメなら撮り直せばいいし、だいいち撮影時のモニタみてたらわかるはず、と思うかもしれない。しかし20世紀の家庭用一般カメラは、そのほとんどがレンジファインダーである。つまり撮影レンズと他に、構図やフォーカス用の窓があるので、撮影レンズが何かに遮られても、その時にはわからないのである。

 これは失敗写真の例だが、この写り込んだ"ヒモ"も、前ボケである。ならばこれが吊りヒモでなく、例えば美しい花びらだとしたら・・・綺麗な模様ができるはずである。

 普通は撮影対象の前に何かあれば、それは邪魔者として極力構図から外そうとするのが常である。しかし発想を変えて、それをわざと写しこんでみると・・・面白い効果が得られるのである。

 この場合、ピントの合う場所と前ボケの対象物は、できるだけその距離が離れているのが望ましく、また、絞りは開放に近い方がよくボケる。ただしボケすぎてしまっても、なにがなんだかわからなくなる場合もあるので、撮影後にモニタでよく確認し、できれば絞り値を少しづつ変更して撮影してみるとよい。
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きれいですね~

2006-09-18 09:37:10 | デジ一眼+純正レンズ

 私がブログに私が撮影した写真以外を掲載するのはこれで2回目だが、私のカメラ友人の作品である。
 構図などはもちろん撮影状況によって、さらに個人の感性で自由なのだが、安定する構図としては、主題となる被写体を画面の1/3の位置に配するのが理想とされている。また主題をわかりやすく、煩雑にならないように、条件の整ったお花をひとつピックアップできれば都合がよい。
 ピントの位置、被写界深度、花びらの質感、そしてなによりもマクロ撮影で大切なのは、ボケ味である。
 背景として点在するお花の美しい色彩の滲み、そしてメインの被写体の手前に同じ色の花が配されていて、美しい前ボケとして、画面を引き締めている。
 ということで、いくつもの注意点に気を遣わないと、これだけの写真は撮れない。かくいう私は以前から書いてるように、マクロやお花の写真は苦手分野なので、ここまでのレベルになると、完敗というか、素直に脱帽するのみである。

 また作品を拝見したいものである。秋は紅葉など、美しき国、日本(安○さんではない)を撮る絶好の撮影の機会であるから。

 ちなみに撮影データは、Nikon D50 + SIGMA 50mm Macroである。D80が発売されたことで、逆にシンプルで高画質のD50の人気がうなぎのぼりらしい。とくにシルバーボディは他のニコンのデジタル一眼の機種には存在せず、ライトな雰囲気で好評のようだ。
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