1970年代の終わりか1980年代に入った頃だろうか、とにかく高校生の頃の写真だ。以前にもアップしたものと同じだが、それはパネルにしたものを画像化したものだった。今日は倉庫の整理をしていて偶然、昔のポジフィルムを見つけた。もう20年近く、紛失していたのものだが、本当に偶然に見つかった。
古いポジなので傷や退色も目立つが、パネルを撮影したものよりは状態が良いので、今回、フィルムスキャナーで取り込んでみた。
・・・他のポジやネガもざっと見てみたのだが、今と視点が変わらないような気もするし、当時は今よりはさすがに稚拙な写真ばかりだとも思える。ただし、写真はあくまでも写真であり、あまりにも美的なものを追い求めている現在と違い(それも楽しいのだが)、当時の自分の生活の状況など、思い出してくる。とはいっても、あまり感傷に浸るほどではないのだが。複雑な気分には、なる。だが当時よりは今の方が良いと思っているからだろうか、そうなのかも、しれない。
当時この写真は、周囲に好評を博した。まだ学生だった私にとって、それは幸せなことだった。学祭の写真展に展示したり、ひとに贈ったり・・・いまもそういう気持ちは持っているし、ブログにアップするというのもそれに近い気持ちなのかもしれない。まだ気持ちの整理がついてないような心境だが、それも写真というもののなせる業、なのかもしれない。フィルムも、デジタルも、それは同じ。これからも写真は撮り続けようとあらためて思った。
当時使っていたカメラは、ミノルタXD。一眼レフ初のデュアルオート機。レンズはMD Zoom Rokkor 50-135mm F3.5で、純正の偏光フィルタを装着している。このカメラについては、とくに思い入れが激しいので、別に書きたいと思っている。