シーンとしては月並みの、誕生日の一コマである。この年齢くらいだと誕生日は楽しくて仕方ないのがよくわかる、というかプレゼントを貰ったり、ケーキで祝って貰うということが、やっとわかり始める年齢なのかも知れない。
写真的には、EOS 5D + EF50mm F1.4USMを使用している。レンズは年明けに破損したので、これは二代目になる。やはりフルサイズの50mmに勝る便利なレンズはない。昔から、だてに標準レンズと呼ばれているわけではないのであろう。
ホワイトバランスもオートのままで、補正されすぎない、ちょうどよい色調をカメラ側が選んでくれている。何よりもロウソクの下できちんとAFが効いてくれるし、もともとノイズレスのキヤノンのラインアップの中にあって最高の対ノイズ性能を誇るEOS 5Dは、ISO800を選んでも十分常用範囲である。
注意すべきは50mmレンズでF1.4開放を使った場合の、被写界深度の薄さである。ゆえにできるだけ顔の部分とケーキの部分が同じ平面になるように、カメラの角度を調整している。