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前回お話しした、普段持ち歩けるカメラ。
例えばスマホで撮ってたけど、何気ない普段の身の回りのことを、もっと雰囲気出したいとか、カメラのことをもっと知りたいとか。それとも、なんとなく使い始めてみたいとか。
結局、きっかけなんてなんでもいいと思う。
自分で育てた庭のお花を撮りたいとか、自然の中に出かけるのが好きだからとか、鳥を撮りたいとか。
何か具体的な撮影目的が少しでもあれば、お勧めの機材は絞り込みやすくなる。目的と予算により、私もカメラ屋さんの店員のようなご提案をすることになるかも知れない(笑)。
でももっともっと弱い動機だとしても、カメラを意識したのなら、それだけであなたは新しい世界の扉を開け始めたのかも知れないし、それでいいのだと思う。
普段持ち歩くということも人によりけりだが、通勤やお散歩でもいいし、ちょっとしたお出かけでもいいし、街歩きでも、公園でも、外に出ることが目的でいっこうに構わない。
さあ、明日はは○○の撮影のために出かけるぞって前日から準備するんじゃなくて、何か気になるものがあれば、スマホじゃなくてカメラで撮る。
そしてもしカメラでの撮影があなたに合えば、もっと自分の理想に近づけて撮りたいという欲求が出てくる。
シャッタースピードや絞り、ISO感度、ホワイトバランスなどの設定の意味。
画角、構図、焦点距離、被写界深度、色調、コントラストなどなど、実際挙げたらキリがないけれど。
でもそんなこも知らなくても、いまのカメラは写真はシャッター押せば綺麗に写るのがあたりまえ。
ても押せば一見綺麗に写ってしまうから、その先が大変で難しくもあり、もちろんそれが楽しくて仕方ないのだけれど。
写真はとても奥深く、生涯かけても到達できない果てしない世界。そういう意味では明らかに芸術なのだ。
でも絵画などと違うのは、現在のカメラは押せば写るということ。
ある明治生まれの昔の写真家が、100年後はもっと簡単に写真が撮れるのようになるだろう、でも写真の芸術的な意味は変わらないだろうと述べた。
とにかくカメラを持ち出して、どんな時でも、心惹かれる対象に出会えたら、シャッターを押してみる。そしてもっと自分の理想に近づけたいと思えば、今ならネットでいくらでも調べられるし教えてももらえる。体系的に知りたければ写真教室に入ったり仲間を増やすものいいだろう。
ただ本当はひとりで心落ち着けて、感性のままにひとりで撮るのが、いいのかも知れない。
カメラを持つと、きっと自分の感性が変わってくる。普段の風景も光や影や、季節の移ろいに鋭敏になった自分に気づく時がやってくる。
だから、もしあなたが幸いにして、そう感じることができるようにするためには、カメラは普段のカバンに入るものがいいと私は思う。
今日の写真は、スマホと私のカメラとの大きさ比較。スマホより厚みはあるけど、縦横は小さいので冬服のポケットにすっぽり入る。
次回からは、このカメラでの作例をアップしてみたい。