これは室内での撮影。とあるイタリアンレストランの中。ここで大げさなカメラは確かに使いづらいが、GRシリーズなら現在のデジカメとそう、変わらないし、銀塩だとわかったとしても、旧いカメラだな~と思われるだけだろう。巻き上げ音がややうるさいが、それは他のコンパクトカメラも同じこと。少々薄暗くても、良い色が出る。
GRレンズ本来の威力、というのだろうか、カメラとしてのGRに組み込まれた薄型、小型、AE、AFの優れたすべての能力が発揮できるのは、スナップ撮影だろう。名だたるプロが使ったということでも名を馳せたこのカメラなのだが、もちろんそんなつもりで私などが撮れるわけではない。ただ私なりに、スナップで使ってみたくなるカメラということだ。場所は京都の祇園。
今更というわけではないが、デジタルではなく、銀塩の時代のGRレンズである。ご存じのように21mmと28mmが存在するが、これはGR1vを使ったので、28mmの方で、新しいコーティングのものである。
私がGRを使ったのは、実はデジタルが最初であり、銀塩の方は当時、高くて手が出ないと思っていた。そのうちに製造が中止になり、中古でしか入手できなくなったが、なかなかコマが少ないようで、GR1v自体、お目にかかることも少ない。これは仕事で東京に行ったときに、時間が余ったので地下街で見つけたものである。
書くまでもないことだが、銀塩カメラの時代の28mmレンズとしては、ライカのエルマリートや一眼レフ用のレンズに匹敵するように、という意気込みで設計されたようだ。というか、一眼レフの場合はミラーボックスがあるので、広角レンズの設計はレンジファインダー機より不利だといわれているので、バックフォーカスが短く取れるGRレンズなら、一眼レフよりは有利だと思われる。
まずは近接撮影。時期はずれだが、赤い実である。
私がGRを使ったのは、実はデジタルが最初であり、銀塩の方は当時、高くて手が出ないと思っていた。そのうちに製造が中止になり、中古でしか入手できなくなったが、なかなかコマが少ないようで、GR1v自体、お目にかかることも少ない。これは仕事で東京に行ったときに、時間が余ったので地下街で見つけたものである。
書くまでもないことだが、銀塩カメラの時代の28mmレンズとしては、ライカのエルマリートや一眼レフ用のレンズに匹敵するように、という意気込みで設計されたようだ。というか、一眼レフの場合はミラーボックスがあるので、広角レンズの設計はレンジファインダー機より不利だといわれているので、バックフォーカスが短く取れるGRレンズなら、一眼レフよりは有利だと思われる。
まずは近接撮影。時期はずれだが、赤い実である。
水面の波紋の拡がりは、見ていても飽きないことがある。今回の1枚目は海、2枚目は河だ。とくに2枚目は水面を撮るのがメインではなく、あくまでも梅林を撮る途中に、思わずスナップ撮影したものだ。
いずれもオリンパスのデジタル一眼、E510を使用しているが、1枚目はOM ZUIKO 90mm F2 Macro、2枚目はOM ZUIKO 50mm F2 Macro。どちらにせよ、街中スナップ用のレンズではなく、どちらかというと、ディープなマクロレンズだ。しかしこの当時のズイコーのマクロレンズの描写は素晴らしく、デジタルでもこのように、遜色なく、非常に良く写る。
いずれもオリンパスのデジタル一眼、E510を使用しているが、1枚目はOM ZUIKO 90mm F2 Macro、2枚目はOM ZUIKO 50mm F2 Macro。どちらにせよ、街中スナップ用のレンズではなく、どちらかというと、ディープなマクロレンズだ。しかしこの当時のズイコーのマクロレンズの描写は素晴らしく、デジタルでもこのように、遜色なく、非常に良く写る。
私が学生の頃、写真部の近くに美術部の部室があった。なんてかいてあったかな? ○○枚の写真より、1枚の絵って書いてあった気がする。当時は、なにいうてんねん! と、ちょっとムッとしたものだが、まあ、絵を描くひとの立場だとそうなのだろう。今なら写真と絵は全く別物だし、単純に比較するひとはいない。
ただ、写真黎明期の頃は写真家だって、絵画に近い形を模索していた頃もあったのだ。だから撮れた写真が多少、絵画調になると、ノスタルジーを感じる。
ただ、写真黎明期の頃は写真家だって、絵画に近い形を模索していた頃もあったのだ。だから撮れた写真が多少、絵画調になると、ノスタルジーを感じる。
肝心の接近性能を試してみた。ボケ味がなだらかで、マクロレンズとして非常に優秀だ。
しかし、50mm F2なら、昔なら標準レンズとして十分使えた。まして、本格的なマクロなのだから、まさに万能レンズ・・・当時中学生の私には、このレンズの偉大さが理解できなかったようだ。もしあのときの選択肢に戻れるなら、OM-2と、このレンズにしていただろうな。その他は、ストロボも三脚も備品も、なにも要らない。私の撮影する分野なら、それだけで十分だった。
しかし、50mm F2なら、昔なら標準レンズとして十分使えた。まして、本格的なマクロなのだから、まさに万能レンズ・・・当時中学生の私には、このレンズの偉大さが理解できなかったようだ。もしあのときの選択肢に戻れるなら、OM-2と、このレンズにしていただろうな。その他は、ストロボも三脚も備品も、なにも要らない。私の撮影する分野なら、それだけで十分だった。
OMシリーズのズイコーレンズを集めていると、どうしてもF2シリーズが気になってしまう。しかし当時の他社と比べても、どうしてこんなにF2にこだわるのか・・・ またどうしてこんなに、マクロが多いのか? とても個性的なラインアップだったんだな、といま、やっとわかる。
30年の時を経て、その魔力にとりつかれたように、標題のレンズを買ってしまった・・・買っただけでなく、その足で、大阪城に向かってしまう自分が、情けないやら、やっぱり写真の趣味は、ビョーキだと思う(笑)。
この写真は梅林に向かう途中で、絞り開放でのボケ味を確かめてみた。
開放にもかかわらず、中心はとてもシャープだ。なかなか、いい印象を持った。
30年の時を経て、その魔力にとりつかれたように、標題のレンズを買ってしまった・・・買っただけでなく、その足で、大阪城に向かってしまう自分が、情けないやら、やっぱり写真の趣味は、ビョーキだと思う(笑)。
この写真は梅林に向かう途中で、絞り開放でのボケ味を確かめてみた。
開放にもかかわらず、中心はとてもシャープだ。なかなか、いい印象を持った。
梅を撮影しての帰りみち、吊り橋を渡ろうとしていたら、かもめたちが羽を休めているのに遭遇した。持っているのはMFのマクロレンズ。およそこういう被写体を撮るのには向かないが、唯一、90mmという点で、並んでいる姿を撮影することにした。
その時、かもめたちがいっせいに羽ばたいたので、ハッとして思わずシャッターを一枚切ったのが、この写真だ。
その時、かもめたちがいっせいに羽ばたいたので、ハッとして思わずシャッターを一枚切ったのが、この写真だ。
陽光に輝く梅の写真を撮りたくて、いろいろ光の具合を探しながら撮影してみた。機材はいつもと同じ、デジタル一眼のオリンパスE510に、お気に入りのOM ZUIKO 90mm F2マクロをつけて。画角は180mmなので、とてもブレやすいし、被写界深度も狭いので、お花を横から撮ると、その厚みの中でも、ピントのズレが生じる。
でも何枚も撮るうちに、思い描いた画が撮れたら、飛び上がるほど嬉しい。
でも何枚も撮るうちに、思い描いた画が撮れたら、飛び上がるほど嬉しい。