大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

墓問題を考えてみる その1

2014年01月28日 | 政治・経済・社会
昨日「あさイチ」で「夫の墓に入らない」というテーマで、
既婚女性の賛成反対の討論とかいろいろとやっていた。

何でも夫の墓に入りたくないと考えてる女性が59.1%で、
入るという人は40.1%だそうだ。
全国1,488人に聞いての結果。

ペットと一緒に入りたいからとか、仲の悪い義理の両親と
死んでまで一緒にいたくないとか、なかなか面白い意見があった。

そもそも墓問題とは生きている人間の問題で、生きているうちにできる事は
自分の事ではなくて、俺ならオヤジやお袋の墓をどうするかという事。
俺の墓をどうこうしてくれと言ってもあまり意味が無い。

死んだ後は自分の意思とは無関係に、残された人間が決める事だからだ。
「死んだ後はこういう風にしておくれよ」と言うのは自由だが、そうなる
確率はどんなもんだろうか?

で現実に戻ると、俺の場合は九州の西の離島に俺の先祖の墓はある。
父方・母方とも同じ村の墓地にあるから、すっきりはしているんだ。
ただしやたらと遠方にあると言うのが問題と言えば問題だが、
飛行機とフェリーを使えば待ち時間を入れなかったら10時間程度。
博多港からの夜のフェリーを使えば、夜発って翌朝6時には島に上陸できるから
そんなには不便でもない。

ガキの頃夏になれば泳ぎに帰っていたから馴染みはあるし、釣りも好きだから
俺は全く苦痛ではないが、息子達はそうは行くまい。
滅多に行く機会がないから観光と思えば楽しいかも知れないが。

俺が死んだら島の墓に入れてくれとは言い残すが、実行されなくても仕方がない。

ほんの時々で良いからたまに、例えば北岳のニュースや大雪のニュースが流れた時に、
オヤジは好きで良く行っていたよなあと思い出してくれたらそれでいい。

死んだら俺と言う動物の物理的存在は終わりで、後は残った人間の気持ちの問題。
オヤジとオフクロを見送った俺は、年に一度は墓参りしようとは思っているが、
いつまでそんな気持ちでいるだろうか。

生物的な次元なら息子や娘を残した事で一応役目は果たした訳だ。
生物誕生の太古から連綿と繫がって来た命の連鎖を断ち切らなかったのだから、
一応は役目を無事終了させたと言う点では満足な一生だった。

動物を見てみれば分るが、当然ながら墓なんて物を持っているのはいない。
死んだ場所で朽ち果てて他の動物の餌になったり、
海や土に同化してしまい地球の一部になるだけだ。


墓を作るというのは人間特有の習俗で、生物学的には特異な現象なんだ
という事を押さえておこう。
コメント (2)
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西沢渓谷は冬季通行止め???

2014年01月28日 | 中央線沿線
どうにも釈然としないのだが、12月から4月末の山開きまでの間
西沢渓谷の遊歩道は通行禁止らしい。

大昔に会社の同僚達と西沢山荘に泊まって歩いた事があるから
その後にこんな事にしたのだろう。

アイゼン無しや藁を巻きつけただけで歩いて結構滑落死が出ていた。
責任を取りたくないから一応通行禁止として、事故が起きても
責任は取らないというスタンスなんだ。

昔、大月市役所に麻生山への長尾根の登山道で危ない所があるから、
その旨分岐に看板を出したが良いとメールしたが梨の礫だった。
登山者の為に通行止めなんてやっていないという証拠だ。

それと今大人気で沸騰している日光の「雲竜渓谷」は先日死亡事故が
発生したばかりだが、通行止めにしたなんて聞かない。

ネットで調べてみたら、最奥の七つ釜五段の滝から先は通行禁止の
看板があったからそこまではOKらしい。

せっかくの寒気の贈り物を見ない手は無いから行ってみることにする。
危なそうだったら引き返せば良いだけだ。

山梨市駅9:12発の市営バスに乗り、帰りの西沢渓谷入り口発の
最終は16:25だから行動時間は約6時間。

普通に歩けば十分な時間だろう。

山岳さんの雲竜渓谷の弩迫力の氷のモンスターとは較べようもないが、
それなりに迫力ある氷瀑を楽しめそう。



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