ズブの素人の話ですけど
日本から船が消えることはない
日本にとって船は、今もこれからも必要不可欠なものです。
なぜなら、私たちが生活する上で必要な輸出入貨物のうちのほとんどが
船で運ばれているからです。(重量ベース)
日本は海で囲まれた島国です。
他の国と貿易をするには船で運ぶか、飛行機で運ぶかの2択しかありませんよね。
その内訳はなんと99.7%が船、残りの0.3%が飛行機なのです。
船がないと私たちは豊かに生活できず、日本経済も止まってしまうのです。
なぜほとんどが船で運ばれるのかについては、こちらの記事もご参照ください。
『どうして輸送は船ばかり』
『どうして輸送は船ばかり』
日本の海外貿易物量の99%以上は船で運ばれており、飛行機の割合は1%もありません。
国内に到着してからも、41.9%が船、残りの58.1%はトラックや鉄道で運んでいます。
理由は、船が地球上でもっとも効率の良い輸送機関だからです。
効率が良い ⇒ 省エネルギーで1度にたくさん運べる ということです。
みなさんは自分の体重(自重)の何倍の重さの荷物まで運べますか?
ジャンボ機なら、自重186トンに対して215トンくらい荷物を運べるので、約1.2倍ですね。
トラックなら、自重約9トンに対して16トンくらい運べるので 約1.8倍。
それに対し、船は、自重1万トンのサイズだとしても7万トンは運べるので
自重の約7倍は運ぶことができます。
トラックのような車両は、支えている足が4点なので、
飛行機よりは自重に対する運搬能力がすこしは高くなります。
飛行機は、離陸・着陸時、自分の体を支えている足が3点しかないので限度があります。
それらに比べて船は、大きな海が1つの船の底面をつつみこむように浮力で支えているため、
自分の体重の何倍もの荷物を運ぶことができるのですね。
昔も今も、最も運搬効率が良いのは船なので、輸送の大部分を船便が占めているのです。