プレイバックシーン 2019年1月4日
ナセル後部のギザギザはなぜ?
大韓航空 B 787-9 久し振りに
pm 12:58 仁川から到着
★エバー航空 B 787-9 搭乗中だ
出発は
pm 13:58 プッシュバック開始 その様子を見てみた
★エンジンの大きさに再確認ですね〜
★エンジンはGEnx 直径 366cm 全長 498cm. でっかいです
★ナセルの後部のギザギザは騒音を抑える役割
大きなターボファン エンジン 直径 約3.7m 全長 約5m
トーイングカー切り離して
ブロックアウト 作業完了です。チョークを下げて引き揚げていますね!
タキシング開始 タキシング時のグランドスピードは20ノット(時速37km)
pm 14:06
離陸 タキシング時間と待機で10分少々要します
pm 14:17 逆光
787の離陸は引っ張るんだけど仁川は近く機体が軽いのか上昇が早い
明石海峡大橋上空方面へ
2019.1.4. 関空 sky viewにて
★大韓航空は787-8を1機、787-9を10機発注済みで、エンジンはいずれも米GE製GEnxを選定。787-9は初号機を含む5機を年内に受領し、2019年までに残り5機が引き渡される見通し。ボーイングの納入実績によると、787-8は2015年3月に引き渡されている。
★ナセル後部のギザギザは
飛行機のエンジンを覆っている樽型カバーをナセルと呼びます。ナセルの縁は通常、つるんとした直線です。ところがボーイング787のエンジンを見ると、ナセルの後部が山形のギザギザになっています。この特徴的なナセルはシェブロンノズルと呼ばれ、飛行機の運航に際して画期的な役割をはたしているんです。
その役割とはエンジンの騒音を減らすというもの。ギザギザのカバーを付けるだけで騒音軽減になるの?と思ってしまいますが、シェブロンノズルの開発にはアメリカ航空宇宙局(NASA)も協力しているそうです。
飛行機のジェットエンジンは、外から空気を取り込み燃料と混合して燃焼させます。飛行機はこの爆発・燃焼により、高速の燃焼ガスを排出し飛ぶことができるわけですが、同時にものすごい爆音が発生します。
シェブロンノズルを装着すると、排出された燃焼ガスが周囲の空気とうまく合わさり、騒音が減少するとのこと。機内でも快適に過ごせると好評です。
ただのデザインのように見えるギザギザに、こんなにも効果的な役割があったんですね。シェブロンノズルは特徴的なので、ボーイング787の見分け方のひとつにもなります。
★ターボファン・エンジンを見てみると
★ファンの大きな役割とは ・・・・ただの空気を噴出して大きな力を発揮する
ノーズ・カウルから流入した空気は、全てエンジン内部に入るわけでない。例えばCF6エンジンでは、約16%がエンジン内部に入り、約83%以上は燃焼されずに、ファンが空気をそのまま後方へ噴出します。
このようにエンジンが吸い込む全体の空気のうち、ファンが噴出した空気がエンジン内部に入らずバイパス(通過)する割合を バイパス比と呼び、ターボファン・エンジンの性能を比較するものさしの一つになっている。CF6エンジンの場合には83÷16=約5から、バイパス比は5となっている。
ファンで加速された大量の空気を比較的遅い速度で噴出して、実に全推力の75%はこのファンによるものです。吸い込んだ空気の16%で大きなファンを回しているため、ターボファン・エンジンは効率が良いエンジンといえる。
マア、大口径化する低燃費エンジン・・・バイパス比が大きいとファンも大型化するということだ。