呑んベエSTING

ロック、やきとん、丼、ERをこよなく愛するオヤジのたわ言

bonzo at KNEBWORTH

2009-04-29 12:16:38 | ロック
今日は昭和天皇の誕生日。
わたしの尊敬する人物のひとりです。

昭和という激動の時代を歩まれた「人間天皇」は、
素晴らしきそのご性格とバランス感覚で、
「戦争」「政治」「国体」「歴史」「国民」
シビリアンコントロールを越えてこられた。

アジア侵略、太平洋戦争を避けることができなかったことは
事実だし、残念なのだが、
かと言って責任論への言及はおかしな話し。

昭和天皇の本当にやるべきことはその後あり、果たせられた。

昭和の繁栄と平和は見えない努力の上に成り立っていたと思います。


さて、そんな日にわたしは
ノンビリとツェッペリンのネブワース・ライヴのDVDを
昼酒しながら鑑賞。

ここにも、
「栄光」「批判」「ロック道」「トラブル」「死」
すべてを乗り越えてきたバンドがあった。

いや~、
ボロクソ言う人も多いけどネブワース・ライヴはいいな。

なにがイイって、
好きな「フィジカル・グラフィティ」「プレゼンス」の曲の
ライヴ・バージョンが聴ける(見られる)んだからね。

そしてbonzoことジョン・ボーナムの「神」のドラミングが見られる。

バンドはやはり映画「永遠の詩」の
マディソン・スクエア・ガーデン・ライヴの頃がピークだと思われるが、
ネブワースの頃のbonzoの演奏は「円熟」を通り越して「神域」ですよ。

特に、
「俺の罪」「アキレス最後の戦い」「カシミール」の
ドラミングは圧巻!

独自のリズムの取り方が極まって、気負いなく叩いてる感じ。

たぶん、スネアは「永遠の詩」の頃より張り気味にしてあって、
音のへヴィさは薄れている印象を受けるが、
その分、返しの「間」が絶妙に計算されている。

なかなかついていけないジミー・ペイジのギターがもどかしいんだけどね。

まあ、
DVDの映像は初期のライヴから時系列で見られるので、
その辺の比較をしながら見るのも面白いのだが、
これを「生」で見られたなら、どれだけよかっただろうと思うな。

1973年にライヴ活動を停止して(その間も断片的にツアーをやってはいるが)
1979年に6年ぶりに本格的に復活したツェッペリンのパフォーマンスに
惜しげなく声援しながら酔いしれている観客の姿を見ると、
演奏の出来、不出来は抜きにして、
ライヴは「臨場」そして「感じる」ことが一番の事なんだ、
と思うわけですよ。

この「今、感じること」これを大事にしていかないと、
見落としてしまうことが多く、大きい。

後から「見てもない」「経験もしていない」「立場も違う」奴が
客観的にする「批評」や「批判」はクソくらえだ。

昭和天皇の立場になってみろ、
ツェッペリンみたいな演奏してみろ、
ってんだこの野郎!