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開業半年ですでにピンチ!? 上海ディズニーランド 大切にすべきおもてなしの心とは

2016年12月20日 08時02分47秒 | 日記

開業半年ですでにピンチ!? 上海ディズニーランド 大切にすべきおもてなしの心とは

開業半年ですでにピンチ!? 上海ディズニーランド 大切にすべきおもてなしの心とは

 
ミッキーも見てられない!?

 

中国では、今年6月に上海ディズニーランドが開業した。しかし、まだ半年しか経っていないにもかかわらず、早くもその人気が一段落しているという。このほど、日経新聞が報じた。

 

 

価格に見合ったサービスを

大きな原因として挙げられているのが、「価格の高さ」と「サービスの悪さ」。つまり、価格に見合うだけのサービスが提供できていないということだ。

 

記事では、「アトラクションが楽しい」「雰囲気が良い」「交通が便利」という来園者の声を紹介。だが一方で、不満も多い。「従業員の話し方が乱暴だし、割り込みをする人がいても知らんぷり」「数は多いのに道を尋ねてもはっきりと答えられない」など、ディズニーの売りであるはずの「感動」以前の問題が指摘されている。

 

こうした上海ディズニーランドの現状は、顧客中心ではなく、自分(自社または従業員)中心の考えという点で、「商売の悪い見本」と言えるかもしれない。

 

その結果、価格と提供するサービスの価値が見合っていない。価格を下げるなどの対策を取っているようだが、ただ価格を下げればいいというわけではないだろう。

 

 

「お客様に感動を与える」という精神

一方、東京ディズニーリゾートは相変わらず人気だ。

 

今年の4~9月期には、前年同期に比べて若干入場者数は減ったが、上海ディズニーランドの開園で減少が予想されていた訪日外国人の来場が大幅に減ったわけではないようだ。実際、東京ディズニーリゾートに来場する訪日外国人はかなり多い。2015年度には前年比で45%も増え、2,135万人に達した。

 

東京ディズニーリゾートがこれだけ根強い人気を誇っている要因は、やはり「キャスト」と呼ばれるスタッフのサービス精神やおもてなし精神の徹底にある。ディズニーリゾートという「夢の国」を創り上げ、どんな時もお客様に感動を与える精神性の高さが、約9割とも言われているリピーター率の高さに表れているのだろう。

 

 

リピーターづくりの大切さ

実は、東京ディズニーリゾートの人気を支えている大きな要因が、このリピーターだ。

 

大川隆法・幸福の科学総裁は2012年7月、ディズニーランドの創設者であるウォルト・ディズニー(1901~66年)の霊を招き、リピーターをつくることの大切さと、そのつくり方について聞いた。

 

成功の秘訣は『リピーター』だと思うんだよ。(中略)リピーターがつくれないところは、みな、そうですけど、『細部のこだわり』が足りないのよ。(中略)『人の動き』『演出』『内容』、そういう目に見えないところの細部にこだわったものが、永続するんだ」(大川隆法著『ウォルト・ディズニー「感動を与える魔法」の秘密』所収)

 

資本主義社会では、「人に感動を与え、感謝されるものは、発展する」のが法則。中国も資本主義を取り入れているとはいえ、本質的には、社会主義であり、軍事独裁国家である。上海ディズニーランドの姿は"反面教師"だが、その問題を根本的に解決するには、中国という国家自体が変わらないといけないのかもしれない。(慈)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『ウォルト・ディズニー「感動を与える魔法」の秘密』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1125

 

【関連記事】

2015年2月1日付本欄 東京ディズニーリゾートが値上げ 厳しい時代を生き抜く創意工夫を

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9148

 

2014年4月号 「ウォルト・ディズニーの約束」 リバティWeb シネマレビュー

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7409

 

2014年3月19日付本欄 「なぜ、みんなディズニーランドに行きたくなるのか?」 ウォルト・ディズニー本人が語った秘密とは

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7536


鉄道高速化でインドネシアが日本に協力求める意向 中国はNG!?

2016年12月20日 07時59分34秒 | 日記

鉄道高速化でインドネシアが日本に協力求める意向 中国はNG!?

ジャワ鉄道の高速化に向け、インドネシア政府が日本に融資や技術協力を求める意向があることを、このほど朝日新聞が報じた。

 

記事によると、現在の鉄道路線は、首都ジャカルタと第二の都市であるスラバヤ間の約730キロの距離を走るのに約12時間かかる。この路線を電化するなどして、所要時間を約6時間に短縮する計画だ。

 

ジャワ島を横に結ぶこの計画は、推計100兆ルピア(日本円で約8800億円)にも上る、国を挙げた一大事業である。

 

 

「中国式」に頭を抱える各国

インドネシアの高速鉄道をめぐっては、2015年に、今回とは別の区間のジャカルタとバンドンを結ぶ全長約142キロについて、日本との受注競争の末、中国が事業費を丸抱えする形で受注を勝ち取った。

 

しかし、中国がインドネシア側に提出した資料は、日本案をコピーしたと思われるものがあったり、インドネシア語や英語ではなく中国語のままでインドネシア側が評価できなかったり、約束していた建設資金を確保できないなどの問題が続いた。

 

中国が世界中で受注している鉄道計画は、東南アジアやアフリカでも問題が噴出しており、南米のベネズエラやメキシコでは、計画が延期となり、建設は実質、頓挫している。

 

安い値段で受注するだけしておいて、実態がずさんな「中国式」に、各国は頭を抱えている。

 

 

高い信頼を得ている「日本製」

一方で、高い安全性と品質が保証されている日本の技術は、先進諸国からも高い信頼を得ている。

 

例えば、アメリカでは、日本のリニア技術で、首都ワシントンとニューヨークを結ぶ計画が進んでいる。昨年12月には、テキサス州の高速鉄道の計画において、JR東海の新幹線技術が導入されることが決まった。

 

また、シベリア鉄道の北海道延伸案や、日本の高速鉄道技術をロシアに導入する計画も浮上している。

 

人・モノ・カネ・情報が循環するスピードが早まれば、経済は成長する。これを実現する手段として、新幹線をはじめとする日本の高い鉄道技術は、各国から大きな期待が寄せられている。

 

多くの途上国は、中国製の安さに思わず手を出してしまったが、鉄道インフラは国家の繁栄を左右する。今回のインドネシアのように、今後、技術の高さに信頼がおける日本製にシフトする国も出てくるだろう。

 

高い技術力を持つ日本は、どの国でもつくれるようなモノをつくるのではなく、日本にしかつくれない高付加価値なモノづくりにシフトしていくことで、日本経済が潤い、他国をも発展させることができる。(詩)

 

【関連記事】

2017年1月号 「北方領土」解決の鍵は、鉄道にあり プーチンの「世界物流革命」 - 2●17年 日本のチャンス

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12248

 

2015年11月23日付本欄 日本の技術がアジアを支える 顧客の「ニーズ」に応える技術輸出を

http://the-liberty.com/article.php?item_id=10492

 

2015年9月30日付本欄 インドネシア高速鉄道 日本案ではなく中国案を採用へ タダより高いものはない

http://the-liberty.com/article.php?item_id=10253