吉澤ひとみ容疑者の事件 パートナーとの縁は偶然ではない
2018.09.15(liverty web)
《本記事のポイント》
- 吉澤ひとみ容疑者の過度の飲酒に、夫とのすれ違いや育児などの悩みを指摘する声も
- 共働き、男女同権が当然の世代で社会問題化している「夫婦のすれ違い」
- 夫婦の縁は偶然ではない。悩みや葛藤を糧に変え、魂を磨き合うのが「理想の夫婦」
酒気帯び運転でひき逃げ事件を起こしたとして、道交法違反などの疑いで逮捕された元モーニング娘。でタレントの吉澤ひとみ容疑者。
呼気検査では基準値の約4倍(日本酒なら約3合)ものアルコールが検出され、当初は「自宅で夫と午前0時頃まで缶チューハイ3本くらいを飲んだ」と供述していたが、その後、「他にも酒を飲んだ」と自供しているという。
アイドル時代からの酒豪ぶりや酒癖の悪さなども指摘されているが、仕事と家事の両立、夫との関係に悩み、さまざまなストレスを抱えていたという声も上がっている。
吉澤容疑者は2015年にIT企業の経営者と結婚し、翌年に男児を出産。育児のかたわら芸能活動に復帰し、ママタレントの略である「ママタレ」として活動していた。
8月には、夫が多忙で、なかなか家族揃って夕食をとるのが難しいという悩みをSNSにアップ。子育てのストレスに加え、ママタレとして復帰するも、予想していたほど仕事が入って来ないことに悩んでいたという報道もある。
時代の変化とともに変化する夫婦のありかた
近年は、女性の社会進出が進んだ影響で起きる、家庭不和が増えている。
職場で男性以上に華々しく活躍していた女性が、結婚・出産を機に家庭に入ったり、仕事をセーブしたりすることで、ストレスが溜まり、家庭内がぎくしゃくしてしまうという。
多忙で家にいる時間が短い夫と、かつては外で仕事をしていた妻が、家にこもって家事や育児をこなす。夫婦の不満を貯め込み、すれ違いが生じるのは当然ともいえ、現代の社会問題と指摘する声もある。特に妻の出産後、夫婦仲が急速に冷え込む「産後クライシス」は、NHKで特集され大反響が起きた。
女性が夫との関係や子育てなどでストレスが溜まり、調理酒の味見からアルコール依存症に陥ってしまう「キッチンドランカー」は以前から問題視されている。
吉澤容疑者もさまざまな悩みを抱え、酒量が増えていった可能性は否定できないが、仮に悩んでいたとしても、大量に飲酒し、ひき逃げ事件を起こすことはあってはならない。きちんと罪を償うことが求められるのは当然だ。
夫婦の縁は偶然ではない
夫や妻との関係など、家庭問題で悩む人は、男女問わず現代社会に多くいるだろう。飲酒などで悩みや葛藤から逃げるのではなく、きちんと向き合う心構えを持つことが大切だ。
その点、幸福の科学では、夫婦の縁に偶然はなく、縁ある魂と一緒に何度も生まれ変わりながら、魂を磨く修行をしているという教えがある。私たちは縁ある人々と、家族や仲間、そしてもちろん夫婦として、共に生まれ変わり、魂を磨き合っている存在だ。
その視点から見れば、夫婦や家庭での悩みや葛藤も、まったく違って見えてくる。大川隆法・幸福の科学総裁は、書籍『心を癒す ストレス・フリーの幸福論』で次のように語っている。
「夫婦の間で問題が起きた場合も、それが、今、そのようなかたちで現れてきたことには、何か意味があります。夫婦間で争いが起きるには、それだけの理由や意味があるのです。そして、あなたに何かを教えようとしています」
「つまり、今、夫婦の葛藤が問題として出てこなければいけない時期が来たために、それが現れてきているのであり、そのなかから何かを教えようとしているわけなのです。そのことを読み取ってください。それを読み取らずに、その問題を、自分自身を責める道具に使ったり、他人を責める道具に使ったりしてはいけません」
夫婦の縁は単なる偶然ではない。悩みや葛藤を人生の糧に変えて、お互いを磨き合い、高め合える関係こそが、「理想の夫婦」の姿といえるだろう。
(駒井春香)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『心を癒す ストレス・フリーの幸福論』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=774
幸福の科学出版 『人生の迷いに対処する法』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1469
幸福の科学出版 『夫婦の心得』大川咲也加×大川直樹著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1730
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