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習近平氏 「貿易戦争、経済失策、海外の冷遇」で急速に求心力を失う 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

2019年10月23日 06時25分09秒 | 日記

習近平氏 「貿易戦争、経済失策、海外の冷遇」で急速に求心力を失う 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

 

習近平氏 「貿易戦争、経済失策、海外の冷遇」で急速に求心力を失う 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

 
写真:Alexander Khitrov / Shutterstock.com

 

《本記事のポイント》

  • 「反習近平派」は複数のグループがある
  •  経済失速、香港問題で足元崩す
  •  インドでもブラックな歓迎

 

中国の習近平・国家主席の求心力が近年、急速に低下している。

 

主要政策や人事を討議する重要会議である「第19期中央委員会第四回全体会議(四中全会)」が24日に開催される。中国経済、香港問題、米中貿易戦争、人事などが主要なテーマとなるだろう。

 

実はこの「四中全会」だが、今まで2年近くも順延されている。というのも、会議を開くと習氏が「反習近平派」の集中砲火を浴びることが必至だったからだ。

 

 

複数のグループがある「反習近平派」

党内の「反習近平派」はいくつかのグループに分けられる。

 

まず、政治局常務委員会の中で、習氏に不満を抱き、陰に陽に抵抗する人たち。そして、習氏が彼らの頭越しに金を稼いでいることに不満を持っている「紅二代」(革命家2世)や「官二代」(官僚2世)ら。他にも、様々な反対勢力・不協力勢力が存在し、党中央をかく乱し、海外に情報を流すなどしている。

 

 

経済失速が足元を崩す

そんな「反習近平派」の勢いは、日に日に増している。中国経済が悪化の一途をたどっているためだ。主要な理由は、「米中貿易戦争」である。しかしそれだけではなく、習氏の明らかな失政によるものもある。

 

習政権は「混合所有制」という奇妙な社会主義政策を打ち出した。民間と国有企業を合体させるというものだ。これは言葉を変えれば、中国共産党が民間企業を"搾取"することに他ならない。民間企業のトップたちはやる気を失って当然だ。

 

そんなこともあってか、最近、中国で「BAT」と言われた3大IT企業のリーダーである、百度(バイドゥ)の李彦宏氏(ロビン・リー)、アリババの馬雲氏(ジャック・マー)、テンセントの馬化騰氏(ポニー・マー)らが、次々と一線を退く事態となっている。

 

 

香港の混乱でも足を引っ張る

習氏の求心力低下は、香港問題でも明らかである。

 

北京政府は、香港政府にデモ隊を鎮圧するよう圧力をかけた。だが、香港政府は依然としてデモを収束できていない。

 

米国は連邦議会下院が10月15日、「香港人権・民主法案」を全会一致で可決した。今後、上院で法案が審議される。米国は香港問題で中国に圧力をかけ続け、習氏の求心力はさらに下がることとなる。

 

 

インドでもブラックな歓迎

習氏は10月中旬にインドを訪問し、モディ首相と2度目の非公式会談を行った。そこでは、中印の紛争地域であるカシミール問題が取り上げられなかった。「米中貿易戦争」で苦しむなか、中国は味方を増やそうと秋波を送っているのだろう。

 

しかし、インドを訪問した習氏はとんだ"歓迎"を受けた。インドの学生約2000人が、「WELCOME 習近平」という人文字をつくったのだが、その全員が習氏の仮面をつけていたのである。これは、香港政府が施行した「覆面禁止法」を強烈に皮肉ったものだ。インド人に流れる、英国流のブラックユーモアである。

 

世界からの"冷たい視線"も、習氏の求心力低下を後押ししているのだろう。

 

拓殖大学海外事情研究所

澁谷 司

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~2005年夏にかけて台湾の明道管理学院(現、明道大学)で教鞭をとる。2011年4月~2014年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界新書)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

 

 

【関連記事】

2019年8月20日付本欄 「精神的日本人」を逮捕する中国 中国が謳う「日中友好」に騙されないで【澁谷司──中国包囲網の現在地】

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映画「世界から希望が消えたなら。」初登場第4位 受賞数も23冠に増加

2019年10月23日 06時22分00秒 | 日記

映画「世界から希望が消えたなら。」初登場第4位 受賞数も23冠に増加

 

映画「世界から希望が消えたなら。」初登場第4位 受賞数も23冠に増加

 

 

日本・アメリカ・カナダで18日に同時公開された映画「世界から希望が消えたなら。」が、公開初週の土日2日間で、動員数10万2,718人、興行収入1億2,900万1,200円を記録した。

 

興行通信社が発表する週末動員ランキングでは、話題作が多い中、初登場第4位にランクイン。初日を含めた3日間の興行成績は、動員数13万7,876人、興行収入1億7,340万6,850円を収め、大ヒットのスタートを切った。

 

SNS上では、「映画に込められた意味が奥深すぎてめっちゃ感動……!」「冒頭から引き込まれた」「今生きていることの奇跡と愛を強く感じた」「涙腺が崩壊した」などといった感想が溢れている。

 

ぴあ映画生活が実施する「初日満足度ランキング」では、満足度91.7の第4位を獲得し、邦画実写映画の中では第1位となった。また、ユナイテッド・シネマ系列劇場での週末動員ランキングも、第1位を獲得した。

 

さらに、アメリカ・サンディエゴ国際映画祭において、本作はこのほど、「ワールド・プレミア賞」ノミネート作品の1つに選出された。同上映会や授賞式の様子を紹介した動画も解禁され、映画祭に招待された出演者の木下渓さんは、「この映画を観て光を持って帰ってほしい」と熱く語っている。

 

【速報】映画『世界から希望が消えたなら。』 サンディエゴ国際映画祭 ワールド・プレミア

 

本作は、ゴールデン・アース映画祭2019においても、9月度の脚本賞受賞を新たに受賞し、海外6カ国の映画祭で合計23の賞を獲得する快挙を果たしている。

 

脚本を手がけたのは、大川隆法・幸福の科学総裁の長女・咲也加氏で、これまでにイタリアのフローレンス映画祭で7月度脚本賞を、チリのザ・サウス芸術映画祭で8月度長編部門名誉脚本賞を受賞するなど、作品の良し悪しを大きく左右する脚本が世界で評価されている。

 

【関連サイト】

映画「世界から希望が消えたなら。」公式サイト

https://sekai-kibou.jp

 

映画「世界から希望が消えたなら。」予告編

https://youtu.be/UvyLMqmT8jk

 

【関連記事】

2019年10月19日付本欄 映画「世界から希望が消えたなら。」の初日舞台挨拶で豪華キャストが集結

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2019年10月9日付本欄 千眼美子がナビゲート 「世界から希望が消えたなら。」メイキングが解禁

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2019年10月16日付本欄 公開直前の映画「世界から希望が消えたなら。」が米ロサンゼルス・アウェアネス映画祭で受賞

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天皇陛下の即位を宣言する「即位礼正殿」 女系天皇の容認論も

2019年10月23日 06時20分35秒 | 日記

天皇陛下の即位を宣言する「即位礼正殿」 女系天皇の容認論も 【これだけ知っトクNews(10月22日版)】

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。そもそモグラ博士が、ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用ください。

 

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