映画「世界から希望が消えたなら。」の初日舞台挨拶で豪華キャストが集結
2019.10.19(liverty web)
映画「世界から希望が消えたなら。」の初日舞台挨拶が18日、行われた。
本作は、ベストセラー作家であり、自ら出版社を経営している主人公、御祖真(みおや・まこと)が、仕事の重圧、家族とのすれ違い、そして病気などの「中年期の絶望」の中で自らの使命に目覚め、世界の人びとのために命を懸ける"本当のヒーロー"となる姿を描き切った感動作。公開前からスペイン・マドリード国際映画祭など、海外6カ国の映画祭で22の賞を受賞している。
舞台挨拶には、真役を務め、主題歌を担当、そして総合プロデューサーも務めた竹内久顕(たけうち・ひさあき)さんのほか、千眼美子さん、芦川よしみさん、大浦龍宇一さんなどの豪華キャスト、さらに本作でメガホンを取った赤羽博監督も登壇。本作への熱い想いを語った。
ステージ上には、映画祭で授与されたトロフィーが並んだ。竹内さんは、「映画をつくっているときも終わったときも、ここまで賞を獲ることができるとは思わず、感無量。こうやってトロフィーが並んでいるのを間近に見ると……すごいね」「海外の方々の心を確実に打っているとの実感を得ました」とコメント。
千眼さんも、「こうやって(トロフィーが)ずらりと並んでいるのを見るとすごいですね」と感激しつつ、真の秘書・藤坂沙織を演じたことについては、「社会に出て働く女性を演じたことが少なくて、秘書という難しい役に挑戦できたのがうれしい。一筋に御祖真先生について行く姿が女性として好きだなと思った。私もこんな女性になりたいと、憧れを持つことができました」としみじみ振り返る。
しかしすぐに竹内さんから、「千眼さんは現場でお菓子を食べ過ぎるので、監督からお菓子禁止令が出ていました」と暴露され、赤面する場面もあった。
役づくりについて竹内さんは、「撮影期間中は朝から寝るまで神経を張り詰めて、ヒーローが持つ孤独を探求しました。そうしないと役に入れない自分がいました。まるで修行僧のような日々でした」と苦労を語った。そんな中、「撮影中は映画『スパイダーマン』のテーマ曲を聴いていました。ただ、飛行機のシーン(の撮影中)でその音楽が鳴ってしまい……」とハプニングを告白。
その撮影現場にいた千眼さんは、「スタートからじゃなくて、お芝居の途中から音楽が鳴りだしたので、てっきり私は撮影と同時に音楽をつける新しい手法が導入されたのかと思った」と発言し、場内を爆笑させていた。
真の母親・御祖みきを演じた芦川さんは、挿入歌「強くなりたい」の歌唱も担当し、30年以上ぶりにレコーディングに臨んだ。同曲については、「詞とメロディーに勇気と力と元気をもらっています。曲のジャンルとしては演歌ですが、私は応援歌として歌いました」とその心意気を語り、聴衆から拍手喝采を浴びた。
千眼さんも、「絶対にカラオケで歌いたい歌! 歌詞の"悟るんだ~"のところがお気に入り。何よりフレーズがいい。私も気持ちが弱くなる時に聴いて、強くなりたいと思っています」と感想を述べた。
真の病からの復活を目撃する医師役を務める大浦さんは「信じられますか? 目の前で医学的には亡くなっている人が、あんなにもピンピンしている。撮影中は信じる力について深く考えさせられました」と、実話に基づいた奇跡のストーリへの驚きを語った。
最後に赤羽監督が「人生は下りのエスカレーターを登って行くようなもの。どこかで止まると下がってしまうので、歩みを止めることはできない。そのためにはどういう心持ちで一歩を踏み出す力を体に注入すればいいのか。この映画がそのヒントになればうれしい」とピーアール。
竹内さんは、「神秘的でリアリティのある映画。そして人生に奇跡を起こす映画だと思います。この映画の公開を境に、現代のパワースポットは映画館になると言えます。しかもアメリカとカナダで同時公開。3カ国にパワースポットが生まれたことによって、さまざまな場所でさまざまな感動が生まれてほしい」と期待を込めた。
【関連サイト】
映画「世界から希望が消えたなら。」公式サイト
映画「世界から希望が消えたなら。」予告編
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