この世の地獄はいかにしてつくられるのか 大川隆法総裁による御生誕祭法話「エローヒムの本心」
2021.07.11(LIVERTY WEB)
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大川隆法・幸福の科学総裁は11日、栃木県宇都宮市にある教団の研修施設である総本山・正心館で今秋に公開予定のアニメーション映画「宇宙の法─エローヒム編─」に向け、法話「エローヒムの本心」(英題: "Now, here, Elohim is thinking about.")という演題で、講演を行った。
今回の法話は幸福の科学の二大祭典の一つであり、大川総裁の誕生日を祝う御生誕祭として、同グループの中継網を通じて、全国・全世界3500カ所に同時中継された。
講演前には、大川総裁の作詞・作曲による映画「宇宙の法─エローヒム編─」主題歌をARI Productionの竹内久顕氏が歌唱で披露すると共に、同じく大川総裁の作詞・作曲で、大川咲也加・幸福の科学副理事長が歌う「主なる神を讃える歌」がミュージックビデオにて初披露された。
『エローヒムのテーマ/パングルのテーマ 〔CD〕』
〔作詞・作曲〕大川隆法
〔歌〕竹内久顕、篠原紗英 幸福の科学出版
『主なる神を讃える歌 〔CD〕』
〔作詞・作曲〕大川隆法
〔歌〕大川咲也加 幸福の科学出版
エローヒムは地球的意味での善悪を説いた
講演の冒頭で、大川総裁の本体意識である地球神「エル・カンターレ」による人類創造の計画の秘話が明かされた。そして3億3千万年ほど前に、地上で「アルファ」という名で下生し、1億5千万年ほど前には、「エローヒム」という名で、地上に肉体を持って下生されたことが説かれた。エル・カンターレ本体意識としての今回の下生は、3度目になる。
旧約聖書の中では、エローヒムまたはエルという名で知られている。その存在は現代に至るも、啓典の民であるユダヤ教徒・キリスト教徒、イスラム教徒にとって、「愛の神にして至高の神」として信仰の対象となり、受け継がれてきた。
その後、19世紀以降に発達した旧約聖書学の文献批判によって、神をエローヒムと呼ぶ箇所と、ヤハウェと呼ぶ箇所とは、別々の資料であったことが明らかになってきている。イスラエル固有の民族神ヤハウェと、古代から民族や国を超えて信仰された至高神エローヒムとの混同が、その後の宗教戦争の原因ともなっていく。
では、本来の普遍的な神であるエローヒムの本心はどこにあったのか──。
大川総裁は、エローヒムの時代に、地上に執着を持ち、三次元世界が本当の世界で、「霊界の本来の自分たちの使命を忘れる人たち」が生み出されたことが後に地獄発生の原因になっていったとし、「もっとはっきりと地球的意味での善悪というものを、明らかにしなければいけない時代がやってまいりました」と述べた。
全体主義国家の野心は止まらない
この世で生活をしていると、何が善で何が悪かは分かりにくい。
そのため古くから国を預かる為政者には、信仰心を持ち、神に祈りながら、神仏の心を反映した政(まつりごと)を行うことが求められてきた。
しかし現代では、民主主義が投票型民主主義となり、多数決によって神の善悪や正義が歪められたりするケースなどが後を絶たない。大川総裁は、神を信じない国民が多数となれば、法治国家であっても、この世が「地獄化」することもあると指摘。
さらに、この世が地獄化される典型的な例として、中国共産党の一党独裁体制を挙げた。
「権力者が自らを神と同じような全知全能の力を持つ者として、護り始めた時に、残念ながら、この世の地獄がまた現れることもあるということであります」と述べ、全体主義的統治の特徴を描写した。
そして「反乱を弾圧した後に来るものは、もっと怖いものが来るんです。全体主義国家というのは、常に敵をつくり続けるのです」と全体主義国家の傾向性について触れ、香港制圧後に、台湾、尖閣、沖縄、フィリピン、ベトナムで起きる危機について警鐘を鳴らした。
また緊急事態宣言が続く日本にも、全体主義的傾向が出てきているとして、大川総裁はこう苦言を呈した。
「為政者たちは、鶴の一声で国民の権利を抑圧できることを覚えてしまいました。ここ、1、2年でね」「ただ、これが続きますと、特定のものに絞ってそうした集会をさせないようにすることだって、できるという危険性は、気づいておいたほうがいいと思います」
このままでは、憲法上で守られている信教の自由や集会の自由が、為政者の判断で蔑ろにされる未来がやってきかねない。そうした圧政に対しては、国民は抵抗権を行使しなければならないだろう。
最後に、「科学や、物質的な繁栄もあってもよいと思いますが、この世は最終的な人間の住処ではありません。あくまでも魂のトレーニングの場所です」「どうか信仰心を中心に、人生と、それから自分たちの仕事を、組み立てていってください。そして、人間としての正しい生き方を、一人でも多くの人に伝えてください」と締めくくった。
本講演では、他にも次のような論点への言及があった。
- 地獄界はどのようにしてつくられたのか?
- 人々を隔離してきた指導者が行く地獄とは?
- 日本が貫くべき正義とは?
- 日本人はなぜ政府に抵抗しなくてはならないのか?
- 今後の経済の危険な見通しとは?
- AIによる〇〇資本主義が与える問題とは?
- 人類創世時の考えと行き過ぎたLGBTの問題
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
『習近平思考の今』
幸福の科学出版 大川隆法著