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コロナ不況、人口減、寝そべり族……もう下り坂の中国経済

2021年07月13日 05時43分05秒 | 日記

コロナ不況、人口減、寝そべり族……もう下り坂の中国経済【澁谷司──中国包囲網の現在地】

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《本記事のポイント》

  • 年収20万円で「小康社会」など程遠く、コロナ感染事情を見ればGDPプラス成長などあり得ない
  • 減り続ける人口が経済を萎ませる
  • 国力を衰退させる「寝そべり族」の登場

 

 

中国共産党は今年、結党100周年を迎えた(1921年7月23日、同党は上海で結党)。しかしその経済発展は、下り坂に入りつつあるかに見える。

 

 

年収20万円で「小康社会」など程遠い

習近平・国家主席は7月1日、「小康社会(ややゆとりのある社会)の実現」を宣言している。これは2016年3月、王岐山・中央規律委員会書記(当時)が、第13次5ヶ年計画(2016年~2020年)で掲げた目標だ。

 

ところが、2020年5月28日、李克強首相は全国人民代表大会の記者会見で「中国には月収1000元(約1万7000円)の人が6億人もいる」と暴露したのである。月収1000元ということは、年収1万2000元(約20万4000円)にしかならない。これでは、1キロ30元(約510円)以上もする肉は食べられない。また、中小都市の1ヵ月分の家賃にもならないだろう。

 

はたして、月収1000元の人々が6億人(全人口の約43%)も存在する中国が「小康社会」を実現したと言えるだろうか。

 

 

GDPプラス成長などあり得ないコロナ感染事情

この貧しさが発展の"伸びしろ"かというと、それも怪しい。

 

習近平政権は2020年、GDP目標数値さえ打ち出すことができなかった。それにもかかわらず、中国共産党は昨年のGDP成長率をプラス2.3%と公表している。この数字は、にわかには信じがたい。

 

周知の如く、中国は「新型コロナ」発症国である。中国共産党は、昨年1月のコロナ発症地である武漢市を皮切りに、全国各地でロックダウンや半ロックダウンを実施した。現在に至っても、地域によっては、未だそれが継続している可能性を排除できない。

 

昨年1月から現在に至るまで、中国では移動が厳しく制限されてきた。例えば、農民工(2020年には約2億8560万人。前年比、517万人減少)で、働いていた元の地域へ戻れない人も多く存在したのである。農民工の不在で、生産に支障をきたした工場も少なくなかったのではないか。

 

そんななか中国では、消費も投資も冷え込んだ。世界各国では軒並みGDPがマイナスになっているが、中国のGDPだけがプラスになるということは常識的には考えられないだろう。

 

 

減り続ける人口が経済を萎ませる

コロナで短期的にはかなり失速していると見られるが、中長期的に見ても相当危ない。人口減少が、経済衰退トレンドにつながる可能性があるのだ。

 

中国共産党は今年5月31日、今後1カップル「3人までの子供」を承認した。新生児数が年々減少傾向にあることに対する措置である。

 

中国では1979年、1カップルにつき1人の子供しか産み育てる事ができない「一人っ子」政策が開始された。そして、2014年までの35年間、ずっと同政策が継続された。その間、さまざまな問題が噴出している。例えば、女性への強制的人工中絶が行われたり、戸籍を持たない「闇っ子」が生まれたりした。

 

中国共産党は2016年、1カップルが2人まで産み育てることのできる「二人っ子」政策を導入している。けれどもその甲斐もなく、子供は増えずに、逆に減少した。

 

『地産鋭観察V』の記事「人口出生率断崖式下跌,対楼市意味着什么?」(2021年3月4日付)によれば、2016年の新生児は1786万人で、2000年以降最も多く誕生した年となった。だが2017年には1723万人、2018年には1523万人、2019年には、1465万人と減少し、2020年は1004万人まで激減したとも思われる。昨年は、前年比461万人減で、31.5%も減少している。

 

ジャーナリストの中島恵氏は、中国の新生児減少には次の要因が考えられると指摘している。(1)物価・生活費(不動産・教育費など)の高騰、(2)ライフスタイル、人生観の変化、(3)結婚率の低下、晩婚化、である。

 

確かに、教育費の高騰は甚だしい。

 

北京大学中国教育財政科学研究所が2017年に実施した調査によれば、「全国の就学前教育と小中学生教育の一人当たりの年間平均支出は8143元(約14万円)で、中でも農村部は3936元(約6万8000円)、都市部は1万100元(約17万4000円)」にもなったという(『CRI』「中国家庭教育支出調査『収入は教育需要に影響』」2018年1月15日付)。

 

また「小中学校段階の学生による塾など校外教育への参加率は47.2%に達し、塾の学生一人当たり年間平均支出は5616元(約9万7000円)」だったという。

 

これでは子供を産もうという人は減るだろう。

 

 

国力を衰退させる「寝そべり族」の登場

ライフスタイル・人生観の変化についても、党にとって深刻な"問題"がある。

 

ごく最近、中国共産党の政策に、真っ向から抗う若者達が登場した。「寝そべり族」(「躺平族」。あえて頑張らない生き方をする若者)という"新人類"である。彼らはマンションを買わず、車も買わない。結婚をせず、子供も産まない。そしてほとんど消費しない。最低限の生活を維持し、他人の金儲けの道具になったり、搾取の奴隷になったりしないようにする。

 

彼らは、アルバイトをして、ぎりぎりの生活維持をしながら、ゲームなど、自分のやりたいことをして過ごす。決して大きな夢や野望は抱かず、慎ましやかに生きていく。ある意味、自由、気ままなライフスタイルと言えよう。他方、見方によって、このライフスタイルは、「非暴力による政府への抗議」と言えなくもない。

 

中国共産党は「寝そべり族」の生き方を非難する。だからといって「もっと一生懸命に働け」とは命令できない。彼らの生き方は法に抵触するわけではないので、同党としても、簡単には彼らを収容所送りにできないだろう。

 

今後、こういう若者が増加すれば、中国の経済成長が見込めないし、国力が衰退するのは間違いない。政府としても頭が痛いのではないか。

 

 

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アジア太平洋交流学会会長

澁谷 司

 

(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。

 

 

 

【関連記事】

2021年7月1日付本欄 ロックダウンを連発する中国──本当の感染状況とは? 【澁谷司──中国包囲網の現在地】

https://the-liberty.com/article/18537/


映画「宇宙の法-エローヒム編-」の公開日が10月8日(金)に決定 ビジュアルと予告編も公開!

2021年07月13日 05時38分06秒 | 日記

 

映画「宇宙の法-エローヒム編-」の公開日が10月8日(金)に決定 ビジュアルと予告編も公開!

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©2021 IRH Press

 

 

 

大ヒット長編アニメーション映画「宇宙の法」シリーズの最新作、「宇宙の法─エローヒム編─」の公開日が2021年10月8日(金)に決定した。公開日と併せてビジュアル、さらに予告編も一挙に公開された。

 

「神の御名は、『エローヒム』。」というシンプルながらも力強いキャッチコピーが添えられたビジュアルでは、銀河を背景に、地球と宇宙を見護り、導いている地球神エローヒムの姿が印象的だ。

 

背には、神々しい光を放ち、涼やかながらも力強い意志を秘めた目、そして額には深紅に輝く第三の瞳が開眼した姿が浮かび上がる。第三の眼が開く時、一体何が起きるのか──。

 

そしてビジュアルの左下にはヤイザエルと地球を守る戦士たちが集結。それと対峙するように、右側には地球侵略を狙うケンタウルスβ(ベータ)星人と、前作「宇宙の法-黎明編-」でも悪の根源であった裏宇宙の使者・ダハールが描かれている。

 

今回ダハールはどのような攻撃を仕掛けてくるのか。エローヒム神の指揮のもと、ヤイザエルら戦士たちは、ダハールらから地球を守り切れるのか。1億5千万年前のエローヒム神が降臨した地球に起きた、衝撃的な真実とは。想像と期待が膨らむビジュアルが完成した。

 

 

「この地球を滅ぼすことを、地球神は断じて認めていない」

併せて公開された予告編では、「1億5千万年前──地球神『エローヒム』が地上に降臨した、奇跡の時代。これが、真実の地球史」というナレーションとテロップから始まる。

 

泰然としたエローヒム神の姿、そして地球防衛のためエローヒム神の要請で招かれたヤイザエル(CV.千眼美子)が登場。「地球、めちゃくちゃにしてやらない?」とほくそ笑むダハール(CV.村瀬歩)。シリーズ前作同様、今回もダハールが地球への侵攻を狙っているようだ。

 

ヤイザエルをはじめとした地球軍が戦うも、宇宙空間からダハールらが作りだす、おぞましい生体エネルギーに呑み込まれる。さらには無数の怪物たちが兵士を襲い、地球は消滅の危機に陥る。

 

そんな窮地を救うべく、エローヒム神のもとに戦士たちが集う。アモール (CV.掛川裕彦)、ミカエル(CV.高橋広樹)、ルシフェル(CV.笠間淳)、ラジミール(CV.置鮎龍太郎)。また、エローヒムを守護する女神セラフィム(CV.新井里美)、パングル(CV.大原さやか)らが勇ましく戦う姿が次々に描かれる。

 

「こんなに沢山の種族が共に生き、団結しようとしている。私はなんとしてでもこの地球を守りたい!」と、戦闘機に乗り込み宇宙に飛び出すヤイザエルの熱い決意のこもった言葉。そこに、「剣を抜け、正義を打ち立てろ」と、さらに闘志を奮い立たせるテロップと共に、地球神エローヒムが登場する。

 

「この地球を滅ぼすことを、地球神は断じて認めていない」と、静かながらも悲憤するエローヒム神の額から、第三の眼が開眼し、巨大な光が降り注ぐ。そして映像は、「1億5千万年の時を超え、あなたは神の御名を知る──」と、私たちに向けられた言葉で締めくくられる。

 

地球神エローヒムが降臨した美しい地球を守るべく、壮大な宇宙での戦いに身を投じるヤイザエルを始めとした戦士たちの活躍に期待が高まる予告編だ。

 

 

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『宇宙の法─エローヒム編─』

【公開日】
公開日:2021年10月8日(金)全国ロードショー
【製作総指揮・原作】
大川隆法
【キャスト】
千眼美子 大原さやか 新井里美 掛川裕彦 高橋広樹 笠間淳 置鮎龍太郎 八代拓 村瀬歩 伊藤美紀 銀河万丈
【スタッフ】
監督/今掛勇 音楽/水澤有一 脚本/大川咲也加 総作画監督・キャラクターデザイン/今掛勇 VFXクリエイティブディレクター/粟屋友美子
【製作等】
アニメーション制作/HS PICTURES STUDIO 幸福の科学出版作品
【配給等】
配給/日活 配給協力/東京テアトル

公式サイト https://laws-of-universe.hspicturesstudio.jp/

©2021 IRH Press

 

 

【STORY】

今から約1億5千万年の昔、地球はすでに高度な文明が各地に存在し、宇宙人と地球人とが共存しながら生活を営んでいる美しい星であった。その繁栄の中心となっていたのが、地上に降臨した地球神エローヒムが統治するエローヒムシティであった。清らかな水路が張り巡らされた街の中心にはエローヒム宮殿が高くそびえ立ち、パングルとセラフィムという二人の女神が守護していた。

ある日、平穏な日々を送っていた地球人類に危機が訪れる。ケンタウルスβ(ベータ)星人の標的に地球が選ばれたのだ。高度な科学技術を持ち、破壊を好む彼らは、裏宇宙の使者・ダハールと手を組み、暗黒エネルギー「ダークマター」を用いた巨大隕石爆弾を地球に仕向けた。

地球の危機に立ち向かうべく、エローヒム神は自ら前線に立ち、地球を愛する戦士たちが後に続く。宇宙の守護神・ヤイドロンの指導を受けている女戦士ヤイザエルが、エローヒム神の命により、地球防衛にあたる。射手座のアモールも、「愛」と「自己犠牲の精神」を地球に伝えるべく、地球に招かれる。

はたして地球の運命は! そして、エローヒム神が説く愛と正義の教えとは──。

 

【関連楽曲】

 

エローヒムのテーマ パングルのテーマ.jpg

『エローヒムのテーマ/パングルのテーマ 〔CD〕』

〔作詞・作曲〕大川隆法

〔歌〕竹内久顕、篠原紗英 幸福の科学出版

幸福の科学出版にて購入

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主なる神を讃える歌〔CD〕.jpg

『主なる神を讃える歌 〔CD〕』

〔作詞・作曲〕大川隆法

〔歌〕大川咲也加 幸福の科学出版

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君という奇跡〔CD〕.jpg

『君という奇跡〔CD〕』

〔作詞・作曲〕大川隆法

〔歌〕竹内久顕 〔編曲〕大川咲也加/原田汰知

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映画「宇宙の法─エローヒム編─」挿入歌

【関連書籍】

信仰の法.jpg

 

『信仰の法』

幸福の科学出版 大川隆法著

幸福の科学出版にて購入

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【関連記事】

2021年7月11日付本欄 この世の地獄はいかにしてつくられるのか 大川隆法総裁による御生誕祭法話「エローヒムの本心」

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2021年6月30日付本欄 「宇宙の法-エローヒム編-」豪華声優陣が命を吹き込むキャラクタービジュアル公開!

https://the-liberty.com/article/18534/