いずれも一般的には日帰りの山だが、避難小屋・テント泊で一週間の山登り?
大風と雪で一日キャンプ場に停滞。最後の日は同じキャンプ場でのんびり静養。
各山とも意外に手ごわい山でした。
10月25日(土)
09時45分 二荒神社出発
14時30分 八合目避難小屋
東武日光駅のバス停は、大勢の人の列。乗り切れない人もいたみたい。
いろは坂も渋滞気味。外国の人も大挙押し寄せている。
明日から閉山とのことで、急遽登ることにした次第。
社務所でお札を頂き入山料(500円)払って入山。
早速急登。大勢の人に道を譲りゆっくり進む。今日は25キロくらいしょっている。
ペースによっては、志津避難小屋まで行きたいが無理そうなので、八合目の避難小屋を目指す。
下山してきた人に聞くと、山頂の小屋は鍵がかかっているという。(後で間違いが分かる)
今日は八合目避難小屋で終りにすることに決定。
皆軽い足取りで登っていく中、一人黙々と亀さんの歩み。
一度林道に出て、登山口まで歩く。
登山口からは、大石がゴロゴロ。よじのぼりよじのぼりでかなり体力消耗。
やがて追い抜いていった人が下山してくるのと大勢出会う。
八合目避難小屋は、板敷きのせいぜい二人が寝れるくらいのスペース。(社務所)
まあこんな場所で泊まるのは私ぐらいだろうとたかをくくって泊まることにする。
シートがあったので広へる。外のいい食事場所もあり、いい環境(まあ一般の登山者には耐えられないでしょうが)
素晴らしい風景、夜には星空も楽しめ、抑えながら酒を楽しむ。
10月26日(日)
05時10分 出発
06時30分 男体山山頂
09時15分 志津避難小屋
10時00分 分岐点出発
12時00分 馬立
14時30分 唐沢避難小屋
小屋直前のガレバを越えると、大分楽な登りになる。ザレ場を登って山頂到着。
社務所・像等の先に山頂がある。社務所の隣にあるのが避難小屋。多分前日の人は
社務所と避難小屋を間違えたと思う。
避難小屋は、数人が泊まれる規模だが、八合目よりはしっかりしている。(まあ一般の人は敬遠するレベルですが)
山頂からの展望は素晴らしい。中禅寺湖の全貌も見える。
今日は志津避難小屋を通過し唐沢避難小屋まで行く予定。
ガレバも無くやさしい道。車で来るならこちらのルートのピストンのほうが楽そう。
志津避難小屋は、しっかりした小屋。一度泊まりたいもの。
ここでアクシデント、小屋前で見ていた地図が林道に出たところで見当たらない。
途中の道筋・小屋周辺を探すが見つからず。
このまま登山断念するかと覚悟する。出会った登山者がご親切に地図をくれたので再度林道に戻り女峰山を目指す。
ご好意に感謝し、いざ出発とザックを背負うと地図が見つかる。パニックで足元をチェックしなかったわけで
地図を頂いた方にも本当に申し訳なく思う。
長い林道を歩いていくと、下山者数人と出会う。皆車で分岐点まで来て日帰りの人でしょう。
馬立から登山道に変わり、かなりきつい道を登っていく。水場でパーティに出会う。静岡から来られたグループ。
給水後一息入れて、小屋を目指すが、急坂・ガレバで今日一番の難所。
追い越していって下山してきた人にも励まされる始末。
小屋は志津と同様いい設備。霧が出てきて、冷たい風も吹いてきたが、小屋は快適。
経も一杯。星空も堪能。
10月27日(月)
04時30分 出発
07時00分 女峰山
10時30分 赤薙山
12時30分 霧降高原
今日は、是非とも湯元温泉まで行きたいと暗いうちに出発。
最大の難関は途中のガレ・ザレ場。軽い身ならそれほどでもないのだろうが一歩一歩慎重に進む。
ここを抜けると大分精神的に楽になるが、山頂までは結構厳しい。女性の外観と違った内面の厳しさを見る思い。
山頂では風が強く予定もあるので早々に先へ進む。
水場まで、やせ尾根急坂、赤薙山への岩場等々決行厳しい道。
小丸山までの下り道は、道筋が多数ありどれをたどればいいのか大いに迷う。
小丸山下から霧降高原までは長い階段(天空回廊)下から一番上の展望台まで登るのはごめんこうむりたい感じ。
バスを乗り継いで湯元温泉のキャンプ場に到着。今月一杯の営業。ビジターセンタで手続きしテント設営。
風がだんだん強くなってくる。
10月28日(火)
大風により停滞
夜中大風でテント大揺れ。パラパラと音がするので確認すると雪か雹か当たっている。
天気予報も悪く、明るくなっても状況が変わらないので手痛い決定。
早朝に湯の湖一周。湯の滝まで眺め戻る。
ビジターセンタで手続き済ませ、酒・食料仕入れに中禅寺湖温泉まで行く。
食料品店を探し、チュウハイ・肉・野菜・インスタントラーメン等確保。
竜頭の滝も眺め、戻るが強風やまず。、
10月29日(水)
06時30分 出発
10時00分 外山鞍部
11時00分 前白根山
11時50分 五色沼避難小屋
12時40分 水場
13時20分 五色沼避難小屋
朝晴天だが風はやまず。風がやむことを期待し五色沼避難小屋めざし出発。
スキー場の作業道路を歩き、登山口到着。ここから厳しい急坂。
木の根が多く、えぐれた部分も多数。外山鞍部まで息がつけない。
ここから前白根山までは案外楽な道のり。山頂に到着すると強風。
後から来た親子、金精峠から来た男女一組と会う。
親子は白根山に登りロープウェイで帰る予定なそうで、後を着いて行く。
山頂から稜線まで強風に煽られながら降りると、案外風は強くなくなった。
五色沼避難小屋までは、五色沼に降りていくルートと、直接行くルートがあるが
先行の親子に従って直接のルートを選択。稜線を外れ小屋に下っていく道は
雪が残っていて、岩場を下る部分はチョットつらい。
小屋はなかなかいい雰囲気。先着の親子と男性一名昼食中。
水を確保に五色沼まで下り、水場まで登り返す。こちらのルートは足跡なし。
人影の無い沼から白根山を望む風景は格別。
小屋に戻ると、前述の人達は出発していて無人。
後は誰も来ない。ゆっくり飲食後明日のルート下見。
暗いうちに歩いても大丈夫な武部分確認。
後は昨日の食材の消費。
10月30日(木)
05時00分 出発
06時30分 白根山
07時45分 座禅山
09時20分 五色山
10時00分 国境平
13時00分 湯元温泉
真夜中急激に冷え込む。月の無い晴天は、町の光も無く風の無い静かな夜はまさに神秘的でさえある。
足がこごえるので靴中にカイロをいれ出発。
神社まではまあまあの道。ケーブルからの道と合流地点。
ここから頂上を見るとかなり厳しそうだったが、まあなんとか山頂到着。
素晴らしい展望で風もなし。今日は最高の登山日。
ここからの座禅山方面への下りは、かなりこたえる。岩場の急坂の連続。
行き先が見えていてもなかなかたどり着けなく、体力・精神かなり消耗。
底にたどり着いてから、五色山・国境平まではかなり楽に行けた。
五色山では、今日キャンプ場から登ってきたグループと、金精峠から登ってきたグループに会う。
皆お元気でこれが不通のペースなんでしょう。
国境平からの下りは最悪。笹が道を覆っているのは大した問題ではないが、
深くえぐれた場所が多数あり、身軽な身には問題ないだろうが、
足がかりも無いところもあり、登りに使ったら、この荷でよじのぼれるのかと思うところ多数。
金精道路・湯元温泉がよく見えるのにいくら下っても距離が短まらない。
まあ時間は余裕があるのだが、単調な道は疲れる。
平地にたどりついてからは、水平な道を歩くだけ。
ビジターセンタで手続きして、キャンプ場に荷を置き、近くのホテルの売店でビール・チュウハイ購入。
テント設営前に一杯。これぞ至福の一瞬。テント設営し飲食後風呂に入りに行く。
6日間の汗を流しまたまたビール購入。
今日はご夫婦と単独の男性のテント二張り。両者とも行楽客のよう。
風も無くいい天気。
10月31日(金)
帰宅
結露、フライは凍っている。日が出て暖かくなってからテント撤収することにする。
今日も小中学生の遠足者多数。いい思い出になってほしいもの。
8時20分発のバスで東武日光駅まで行く。早めだったので込まずに到着。
途中人身事故により電車ルート変更。自身も未遂経験があるのでなんともいえないが
生きていればそのうちなんとかなりますよ。