JR藤野駅からやまなみ温泉まで、定期バスで行き、
前回紹介した、乗合タクシーで東野バス停まで。
運転手さんにも話を聞いたが(10月から実施)まだなかなか運用は難しそう。
主目的は、地元の人(自動車を使えない人)の足として運用していこうというもの。
平日でもバスの便は不便だが、休日はこれがないとほとんど動けないかも。
公共交通機関を利用して、各地へ登っている身から見ても、廃線・減便で地元の
お年寄りにはつらい状況があるのだろうと感じる。
乗合タクシーは、登山者等他の市民も利用できるので確認してください。
情報は、相模原市のHPに記載されています。
平日は、神奈川中央バスも、やまなみ温泉~東野間運行しています。
今回はいろいろアクシデントがあり、当初の予定二転三転し、結局三泊4日のピストンになってしまいました。
まあこんなぐうたらな山歩きはわたしぐらいなもんでしょう。
02月15日(日)
08時40分 東野バス停
11時00分 登山道口
13時45分 黍殻山避難小屋
やまなみ温泉からの乗合タクシーを予約して、JR藤野駅に降りたら、想定したバスがやまなみ温泉に行かない。
08時00分出発のバスでは、予約の時間に間に合わないと思って電話したら到着時間に合わせるという。
そんなわけで、神奈川中央バスでやまなみ温泉に向かう。
やまなみ温泉のバス停まで15分ほど、後で考えてみると、受付の人(批判じゃあないが)乗合タクシーと神奈川中央バス
のつなぎについて、関心が無いのか(基本的な考え方)藤野駅前08時00分出発のバスにあわせ定時の乗合タクシー設定されていること
理解されていないよう。受付の場所実施部隊と離れているのか?
まあそれも徐々に改善されればいいと思いますが。
藤野駅からやまなみ温泉までの便はそれなりにあるので、つなぎが大事だと思います。(登山者の勝手な言い分)
基本は地域の方の便利な足として、有効に使われることでこちらはあくまで付加物ですが。
東野バス停から、登山道口までは長い道。車で蛭が岳にアクセスするのには一番近いルートだが、歩く身ではくたびれる。
指導との分岐のゲートを過ぎたところから、氷が張っていて、アイゼン装着。車はここに数台駐車。
ずっと氷が張った状況。モノレールの終点から登山道に入る。雪が残っているがトレース・表示はしっかりしているので問題なし。
途中ベンチで休憩後、急登にとりかかる。ここから焼山口からの道との合流点まではずっと急登。
雪があるとよけいこたえる。数組の下山者と出会う。まあ目的地までは十分余裕がある(いつもの手抜き)ので
精神的にはらくだが、いつものように初日の耐力のねばりがなく、亀さんで無くカタツムリの歩み。
一歩一歩踏みしめ、「歩いていけばあの先には進む、止まったら何も変わらない」てな変な理屈をとなえながら
歩いて、合流点のベンチに到着。こうなると「小屋はもうすぐ」なんぞと思って休まず小屋まで行くのだからいいかげんなもん。
荷を置いて早速水場へ直行。ちょろちょろだが凍りもせずしっかり出ていて4リットル確保。
焼山口から3人の女性組到着。明日は大倉まで行く予定なそう。まあお元気なことで。
こちらは今日の雪の状況で、神ノ川から犬越路小屋までの歩きに自信が無いので、蛭が岳で終りの予定。
02月16日(月)
06時20分 出発
08時00分 暇次
11時30分 蛭が岳
今日はアクシデントの連続。先日の合流点で、女性組みに追い越されマイペースで進んで行ったら、二頭の猟犬に遭遇。
首にアンテナつけて明らかに迷い犬。姫次まで追っかけてきて食い物をねだる。
かわいそうになって、ビスケットをあげたのが運の尽き(犬にも迷惑)結局蛭が岳まで来てしまった。
先行して、こちらがのぼりで遅れると何度も戻ってきて様子を見ている。
結局犬に励まされ、山頂に到着したようなしだい。
山頂では、登山者の食料を狙っておおあばれ。決して危害は加えないし吼えないが、必死で食料を狙う。
首根っこ捕まえたり、手袋で頭を叩いても効果なし。昼食のサンドイッチやっても収まらない。
まあ二日以上さ迷い歩いていたのだから仕方のないところもあるのだが。
飼い主に連絡がつき、明日引き取りに来るといううことで一安心。?
夜は、自炊室の前のベランダでこちらを覗き込んでいる。
新しく買ったカメラのバッテリー不調で、写真も撮れないので、明日は同じ道を飼い主まで連れて行こうと計画。
同宿の方一人。今年は2週間ほどかけて、北アルプスを踏破する予定なそう。
「熊野古道」「北海道」等々テントでの歩きについていろいろ教えていただいた。
延々と縦走されるのが基本なそうで、すごく共鳴しました。(私はその方のレベルにはとても達しませんが)
02月17日(火)
07時00分 出発
10時00分 暇次
11時00分 黍殻山避難小屋
暗いうちに犬用に、赤飯を準備。食わしてみたが、寒さの為か元気なし。
出発時餌で誘ってみたが、階段からしり込み。
諦めて黍殻小屋へ出発。何か心残り。
下山途中登ってくる登山者について、一匹歩いてくる。昨日の犬のかたわれ。
まあ一匹でもはぐれたらかわいそうだし、もう一匹も来るかもと餌で誘って下山。
姫次の先で飼い主と会いほっとする。もう一匹蛭が岳まで引き取りに行かないといけないが
こちらとしてはこれで安心。
小屋に関係した方4人と黍殻小屋で会う。そのまま焼山口方面へおりられていったが、私はもう一泊。
小雪がちらほら。
02月18日(水)
05時40分 出発
07時00分 登山道口
08時30分 東野バス停
時刻表が無いが、多分09時ころにあったと思ったので、早めに出発。
昨夜数センチの薄雪降ったので足跡の無い道を踏みしめる。
昨日の雪と、曇った天気で、水墨画の世界。今日は誰にも会わず下山。
何とか09時05分?の三ツき息のバスに間に合い帰宅。
これを外したら4時間ほどバスが無い状況。滑り込みセーフ。