厚さとの戦い。
装備も慎重に検討しなければと反省したが、
基本的に、体調と体力・気力に問題あり。荷30キロは、ある感じ。
暑い日が続き、夏バテ状態。体重も5キロほど減少。
二日酔い状態で、夜行バスで鶴岡へ。
真夏の東北の山は猛暑。結局初日は熱中症になりかけのヘロヘロ状態。
0731日(火)
07時45分 鶴岡エスモール出発
09時30分 大鳥経由(バス乗り継ぎ)泡滝停留所
15時30分 大鳥小屋
夜行バスで大手町より、鶴岡へ。バスターミナルで1時間30分ほど過ごし
大鳥までのバスに乗る。
大鳥から泡滝までは、期間限定のバス。期間以外は朝日屋旅館に泊まれば
登山口までおくってくれるらしい。
バス停をおりて泡滝ダムまで、カンカン照りの中をアエル区。暑い、風がない。
いよいよ登山口。同じバスで7人ほど来ていたが、全員先に送り厚さに負けながら
登っていく。
七つ沢滝橋は雰囲気のいいところ。ここでビバークしたい気分。
七曲までに、目が回ってくる。これはいかんと、水場ごとに休憩。
首を冷やし、水分補給、塩飴をなめて熱中症対策。
延々と続く七曲の上り。無理せずゆっくりを心がけたが、
明日下山しようかとしきりに思う。
途中降ってくる人は皆元気。いつ着くのか平たいトロはまだかと思いつつ
七曲を超えると、あとは小山で平たい道。
小屋に到着すると、先行の語らに拍手される。だいぶ心配されたようだ。
小屋からすぐ下に、水場、トイレ、テント場があり、とりあえずテント設営。
今日は一人のみ。
水場の前のベンチで、女性4人組休憩中。ご一緒させてもらい酒呑みながら歓談。
狐穴から下山とのこと。愛知から毎年一回グループで縦走しているとのこと。
楽しい登山の話で少し気力が戻る。お土産まで頂いて感謝。
あすは計画大幅に変更。以東小屋までの予定。
満月で、星はほとんど見えず。途中きりでテントびしょびしょ。
08月01日(水)
04時50分 出発
10時40分 以東小屋
今日も晴天。機能にこりて、スローペース心がけ出発。イケの淵の道は、遊歩道ではなく、登山道。
直登コース歩くが、増水時には、歩けそうにない箇所もある。
池の淵を離れると、イワガゴロゴロの急登。
途中展望のいい所で休憩していると、あわたきから登ってきた御仁が、北。
軽装で山岳マラソンタイプ。昨日の自分を省みると恐れ入るばかり。
後で以東小屋の管理人に聞いたら、暑いのでセーブしていたとのこと。
青息吐息で登っていくと、土が深くえぐれている場所の連続。
軽い荷なら問題ない所でも、大いに苦労する。丹を置いてよじ登る場所もあり。
余裕はないが、樹林帯を抜けると、少々風があり、楽になる。
以東小屋に到着し、時間は早いが今日はここまで。普通は狐穴までの行程でしょうが
楽してのんびり過ごす。
水場は、設計のした。雪解け水の取水口より少し下ったところにある。
冷たくて美味しい水。昼飯を食べ、6リットル確保してもどる。中年の女性が降りてきて
給水後狐穴まで向かっていった。かなりの健脚。
管理人さんは女性の方で、今日ヘリコプターでの荷揚げがあるという。
山の話等々いろいろ教えてもらっているうちに、ヘリが荷降ろし。
小屋の前のはずが、少し離れた場所に置いていった。
プロパンボンベ、食料、ビール類ほか小山で運ぶのを手伝う。
今日は元気。ベンチを元に戻し、お駄賃にビールいただく。
結局今日は5人ほど宿泊。
これから、後続の仲間と、北アルプスの針ノ木岳へ行くという方あり。
つぎの目標なので情報収集。
管理人さんの話で、あすは竜門小屋小山で行くことに決定。
今日は鳥海山・合算も良く見え、夕日も綺麗。
五味沢まで行って小国経由で飯豊まで脚を伸ばす予定だったが、途中の
丸太吊橋が不安なので、朝日鉱泉へくだるコースに変更。
小屋へ置いてあるパンフレットでバス・電車の時刻も確認。
荷を軽くするため、焼酎500ml一本小屋に進呈。
8月02日(木)
05時00分 出発
08時40分 狐穴小屋
11時40分 竜門小屋
朝日を小屋で望む。風があり少し寒い。きょうは少し楽かも。
以東岳までは10分ほど。きょうはいい展望。
狐穴まではほとんど下り。険しいところもなく楽に行ける。
狐穴小屋もいい気分のところ。小屋の前に水場有り。
前日の女性と思われる方、もう一泊されるとのことで
のんびりされていた。
ここから上り下り。気温も上昇し トロトロ歩く(完全になまけもの)
竜門小屋に着くと、ホースで導かれたうまい水がある。
小屋を覗く、管理人不在。外のベンチで食事。
日暮沢から登られた方、昼食休憩。狐穴まで向かうとのこと。
あすは以東折り返し朝日小屋までの予定とのこと。とても真似できません。
気がついたら管理人さんもどっておられ、登山者一人と親しげに小屋で話している。
とりあえず宿泊の手続き済ませ、外で一杯やっていると、「熊がいる」と管理人さん。
もう一つのベンチ正面設計の上部にいるらしいが目が悪いので確認できず。
これをきっかけに、二人の話荷割り込ませてもらった。
登山者の方、靴の故障を修理されたことに感激し、この小屋にくるために
登ってきたとのこと。気持ちよくわかる。管理人さん60歳来年K2挑戦とのこと。
すごい筋肉。今日で草刈終了、てなことで大瓶のウイスキー出されて、うまい水での
酒盛りに進展。
尾根を監視していると、6人ほどのグループが降りてくる。
行動速度を考えると、7時近くになるかも。無線で朝日小屋と連絡。
3時近くに通過の模様。心配しつつ様子みていると6時30頃到着。
日が長い時期だが甘い行動と思う。
グループはなんの疑問・反省もなし。こんな弾丸ツアー大丈夫?。
管理人さん(遠藤さん)も頭にきたようで、3人でまた飲み会。
あまり自信がないので、他の人には出さない「鶏皮燻製のスープ煮」
を出したら好評。しっかり食べてくれた。うれしい。
管理人さんの「やりたい」というのがすべて、「体力」「技術」はあとからついてくる
という言葉は説得力がある。
またいる時期に来ようっと。
08月03日(金)
05時00分 出発
08時00分 西旭岳
10時30分 朝日小屋
少々酒が残った状態で出発。西朝日岳の途中で、昨日の方に抜かれる。
西朝日岳に到着すると、次々登ってくる。反対方向から来たかたは1時間30分で来たと得意げ。
こちらは先の山様見て無理と感じる。今日もマイペース。
一番きつかったのは、中岳への登り。風はあり日毎に気温は楽に9なるが、
モクモク一歩ずつ進むのは変わりない。水場への分岐パスして、とりあえず小屋に向かう。
後続の3人組は、鳥山小屋までむかうとのこと。
こちらは無理せずここで逗留。百名山のポイントでもあり、時間が過ぎるほど人が集まり結局満杯状態。
今日も関西地方からのツアー客遅い時間煮到着。
強行日程常識かも。
短期間に月山・鳥海山までクリアするには少々の無理はOK。
山楽しめますかね。今あの山へ行きましたとの自負心ばかりで登っていられる方が
多いような気がしますが。もっと山の雰囲気を感じて欲しい。
08月04日(土)
04時10分 出発
04時30分 大朝日岳
05時00分 下山
07時00分 長命水
08時30分 吊り橋(最初)
12時10分 朝日鉱泉
小屋の外で食事。荷を整え山頂へ。今日も展望よし。
ここまでの行程で気がついたのは、標識の貧しさ。
なにしろ大朝日岳山頂にも標識がない。途中の標識も文字が見えない。
予算がないのだおうが、標識ぐらいしっかりせいと件煮いいたい。
急坂を下り最初の吊り橋へ到着。
ここから楽になるかと思ったら大間違い
ロープ・鎖場が渓流の淵をたどる道に連続。
やっとこ到達した御影森山への分岐標識もよく見えないボロボロの標識。道迷うよ。
最後の鉱泉までの登りかなりきつい。
鉱泉の旦那いい人で黒部ロッジの旦那とは大違い。人情にあふれた対応で一泊したくなる。
「左沢」(あてらざわ)から帰宅