毎年春・秋1回行っている縦走だが、今回は大ゆるの行程。
何しろ6日ほどで行けるところを、10日もかけて歩いたのだから。
10月28日(月)
10時10分 瑞牆山登山口
11時30分 富士見平
下界にいると、飲みすぎで体をこわしそう。今期最重量をしょってはいるが、それにしても体が重い。
富士見平にテント設営し、瑞牆山はパスし、のんびり一日過ごす。
今日は泊まりのお客さんもいて、ご主人夫婦もおられる。山岳会の方と和気あいあいとはなされていた。
今年も小屋の整備に取り組み、来年は、外壁も張り替える予定なそう。資材は山を買って調達するそう。
昔私のオヤジは、材木屋で大体の流れは知っているが、経験のない人がやるのはたいへんだと思う。
上の方は、紅葉もやや過ぎた所。一番いい時期は、天候不順でお客が来なかったそう。
今年は松茸が豊作で、大きな松茸8本ほど収穫したそう。たまたま泊まったお客さんに振舞ったそう。
羨ましいかぎり。日帰りの人・金峰山方面から来る人多数。テントは3張程度。
暑い日がすぎたと思ったら、急激に冷え込んできた。350mlのビール二本程度で就寝。
真夜中、林の間の星が綺麗。
10月29日(火)
05時30分 出発
08時00分 大日岩
11時30分 金峰山頂
15時00分 大弛峠
まだ暗いうちに出発。大日岩小屋のテント場あたりでは完全に明るくなる。
ここから、大日岩までの登りが最初の難関。重い荷でゆっくり汗を吹きつつ登っていくと
段々、日差しが消え、雲が増えてくる。
大日岩
砂払の頭からは岩場・ガレ場の連続だが、より一層天候が悪化。五丈石の下(標識有り)あたりからは
雪が降ってくる。
山頂ではかなり強くなってくる。意識していないようだったが、山頂の大弛峠方面への道が
丁度岩のトンネルになっているところで数人昼食で占拠。まさかそんな非常識なことをしていると思わなかったので
脇に行く道があるかとさがしたが、正規のルート。他の人も思いやって欲しいもの。
下山していくと益々雪が降ってきて、白くなってゆく。昨日はいい天気で展望も良かったのに また雨男の状況。
朝日岳
小屋に着いてテント設営。明日は結氷するかもと小屋の主人に言われる。
暗くなってから、一人テント設営の模様。夜中は結構強く雨が降る。
10月30日(水)
06時10分 出発
08時00分 国師岳
11時45分 東梓
13時30分 富士見
15時30分 水師
朝雨はやんだが、寒い。山頂まで続く、木道・階段は薄氷。途中40センチ程の板すべって登れず
木道降りて何とかクリア。滑って落っこちると大怪我する恐れがあるので、慎重に登っていったので
かなり時間ロス。前日泊まった男性3人は、あっさりと登ってきた。
ここから甲武信岳までが一番迷いやすいルートと思っているが、案の定、またまた下るルートが
見つからない。ウロウロして見つければなんともない所。かなり時間ロス。
下りは、急坂、小枝が、荷に引っかかり、倒木をくぐったい、乗り越えたり、迂回したりで
難儀。軽装ならなんてこともないところなのだが。
雨は降らないが、日差しはあまりなく、展望もない。杉林が大部分で紅葉も楽しめない。
水師まで、2時30分までに着けば、明るいうちに甲武信小屋まで到着できると目論んでいたが
一時間遅れで到着。天候も悪くなり、暗くなってから小屋に到着することになりそうなので
今日はここまでで終了。冷たい風が吹き始めるが木で大分和らげられる。
10月31日(木)
06時10分 出発
07時10分 甲武信岳
07時40分 甲武信小屋
11時10分 破風山
13時10分 雁坂嶺
13時50分 雁坂峠
14時30分 雁坂小屋
明るくなってから出発すると、案外早く山頂到着。ゆっくり休んで体力回復したようだ。
風は冷たく、陽も差さない。小屋から巻道を通り、下りに入るとえぐれた道で歩きにくく長い。
破不山避難小屋で一服。ここは数年前建て替えたが前の建物と同じ構造で、窓は鉄扉。
窓を閉じると真っ暗(白泰山避難小屋も同じ)風が吹き抜ける場所なので仕方がないかもしれないが
もうちょっと工夫してくれればいいのに・・・
破風山の上りは、大石がゴロゴロだが、危ないところはないし、結構楽しい登り。
この山は二峰あり、それぞれ標識がある。
急坂を下っていくと、学生グループと遭遇。 今回はここまで4組ほど会っている。
毎回見かけるが、縦走のトレーニングにはいいルートなのだろう。
力強く急坂を登っていった。私も彼らくらい体力があればなー(63歳では無理)
下ったあとは当然登り。雁坂嶺までは、ゆるい上り。下りもそれほど厳しくなく雁坂峠へ到着。
今日はあまり遠くは見えないが、いい雰囲気。時間は早く笠取山まで行けるが、今日は雁坂小屋で終わり。
小屋へ行くと、今日も誰もいず。小屋内に集金箱と封筒が置かれていた。いい方策だと思う。
小屋の維持には当然金がかかる。利用者は皆それをわきまえてきっちり払って欲しいもの。
のんびりベンチで酒を飲んでいると、黒岩尾根方面から、夕暮れ若い男性テント書って登ってきた。
そのまま通過していったが、今日はどこまで行くのだろうか。今日も寒い。
星空が綺麗に見える。今日も一人静かに夜を過ごす。
11月01日(金)
06時20分 出発
07時30分 水晶山
11時00分 笠取山山頂
12時00分 笠取小屋
なんか知らないが、水晶山山頂はすごく落ち着く。雰囲気がいいのだろう。一度ここでテント泊したいとよく思う。
雁峠への急坂をくねくねと下ると、あとはスイスイ、分水嶺の標識に到着。(荒川・多摩川・冨士川)
時間からすると将監小屋まで行けるが、今日もズル。笠取山ピストンし笠取小屋でテント泊に決定。
ここは車で作業平まで来て、帰る日帰りの人がほとんど。結構な人が来た。
またまたのんびり酒を飲んでいると、小屋の旦那が軽トラックで到着。
明日の予約客の準備で来たそう。明日は満杯で、予約断っている状態なそう。
うっかりしていたが、あすから3連休。それなりの対策を検討せねば。
霧がかかり冷たい風が吹いているが、凍りつくほどでなし。