今回は、山頂を一回も極めず、雪渓・山道を歩くだけ。
なにしろ目的は、「仙人温泉」へ行くこと。
あとはおまけ。
「わさび事件」の張本人としては行きづらいが、あつかましく訪問。
グループでの「下の廊下」歩きも計画しているので下調べも兼ねて出発。
08月22日(土)
新宿発深夜バスで扇沢へ向かう。
08月23日(日)
09時30分 室堂
10時30分 雷鳥沢キャンプ場
トロリーバス・ロープウェイ等々乗り継ぎ室堂に到着。
霧が広がり、山頂の展望なし。
待ち時間も含め、深夜便でこたえる(二日酔い?)
雷鳥沢への急坂の下りで早速体の重さを感じる。今日は雷鳥沢までの行動予定。
時間は早いが、剣沢まで行く気力なし。足が重くてしかたがない。
テント設営し近くのホテル(小屋?)に酒購入に出発。(室堂でビール購入済みだが)
今日は、登山後撤収のグループが多く、結局半数以下になってしまった。
遅くまで剣岳へ向かうグループ多し。
08月24日(月)
04時50分 出発
08時15分 剣沢キャンプ場
前鶴具往復
12時30分 剣沢キャンプ場
山に入ると元気回復。剣御前小屋までの、延々と続く急登では当然「お先にどうぞ」の
状態だが、ペースはいつもの状態。
剣沢キャンプ場に中途半端な時間に到着。
テント設営の手続きのついでに、救助隊に雪渓状況聞きにいく。
たまたま隊員2名出動時で残った人に状況を聞く。(3名遭難)
あさってから台風がくるかもしれないとしっかりおどかされる。
とりあえず荷を置いて、剣岳の途中まで向かう。戻ってくる人多数。
前剣まで行き、山頂までは時間的に無理と判断し引き返す。
明日どうしようか大いに迷うところ。
帰りに剣沢小屋でビール購入。
08月25日(火)
05時00分 出発
08時00分 真砂沢ロッジ
09時50分 二股吊り橋
13時00分 仙人峠
14時00分 仙人池ヒュッテ
結局天候悪化を考慮して、なるべく早く楽な行程で行くことにする。
天候が悪化する前に仙人峠の小屋を目指すことにする。
第一は池の平のテント場、仙人池ロッジも考慮。
剣沢の雪渓は雪が想定以上に残っている。今回4本歯のアイゼン持参したが心もとない。
ないよりましだが、安定性が無い。反省。
いつもの夏道への取り口が見えない。結局残雪が多くて、真砂沢小屋まで雪渓を辿れるところを夏道を探し探しの
歩き七ってがっかり。
真砂沢小屋のご主人と話をしたら「からつゆ」で雪がとけないんだそう。
来年小屋開けるかどうか分からないといわれ大いに困った。
個性のあるご主人含め大好きな小屋なので、是非これからも続けてほしい。
(一年休んでもいいですから)
ここから二股吊り橋まで長いこと。河原の石で足裏が結構傷む。
仙人峠の登り口からがいよいよ正念場。
地図も含め一時間30分の行程とあるが、私の想定は4時間。
最初は延々と急坂の会談が続く。必死で登っていくと中間点にベンチがある。
ここからは少し楽になるが先は長い。
途中雨が降り始め気をそぐ。
これから池の平までは一時間。雨の中テントを張り明日も濡れたテントの撤収と考えると期が思い。
目の前に見える仙人池ヒュッテで小屋泊まりに決定。木道を辿り小屋に到着後、雨が本格的になる。
滑り込みセーフ。ベンチで追い越していった方がのんびり食堂でビールを飲んでいた。
明日は阿曽原まで行くそう。風呂に入ってのんびり。二人で食事後もう一人到着。
結局今日は3人のみの宿泊。
08月26日(水)
06時00分 出発
09時00分(?) 仙人温泉
今日も怪しい天気。到着が早すぎるかもとも思ったが、雨が降らないうちに出発。
雪渓はかなり残っている。滝の前右側を回りこんで下るところがかなりきつい。
中途半端に雪が残っているので雪渓に再び取り付くのにかなり苦戦。
雪渓を下り始めると、今度は夏道への取り付き点を見つけるのが大変。
なにしろ目が良くないので、印が見えない。これで霧でもあったらお手上げ状態。
左側を注視しながら下っていくと、赤い丸印が見えたが、猛チョットと下っていったのが失敗。
強引に夏道まで登るはめになる。湯煙が見えるので、 仙人温泉小屋までは近いと思うが
ロープのある難所が続く。結局地図の時間の倍かかって到着(想定内)
小屋の旦那高橋さんの高橋さんにより、HPで紹介されていた状況は大分修復されていた。
早速腐食した廃材等の償却のお手伝い。まあこれぐらいしか手伝いできません。
なにしろ「わさび事件」の犯人ですから。下手に手を出すと何をするか分かりません。
しかし廃材山のよう。これを修復したのだから大変な作業。
荷揚げした木材は使い切ったそう。あとは使える部分を切り取り再利用するそう。
もう一度資材を荷揚げするそう。
明日は小森さんも来るということで二泊予定。
幸い台風はどっかに行ったが、秋雨前線が気になる。
雨の中、木の根が多い新道を歩くのはつらい。阿曽原までは雨降らないよう祈るのみ。
ここもキャンセル多発状況。
夜は楽しく歓談。小屋製作の「剣岳ショク杖の文鎮」購入
08月27日(木)
一日滞在
のんびり一日を過ごす。ごみ燃やしの当番をしながら、ウィスキーをちびりちびり。
風呂から見える唐松岳も霧でかすんでいる。
昼過ぎ小森さん到着。仕事投げ出し子守さんと歓談。ゴメンナサイ。
今日はお客様一人。折立から入山、相当な健脚。明日は阿曽原まで行くそう。
08月28日(金)
06時10分 出発
11時00分 仙人ダム
12時40分 阿曽原温泉小屋
灰の整理もせず出発。源泉の手前の沢の雪渓横断で、、アイゼンつけ進んだら最後の登山道の取り付きで苦戦。
ロープ無かったら無理だったでしょう。初めての人は取り付き点が分からないみたいで迷うよう。ベンガラがあるといいのだが。
足場が悪いので慎重に急坂を下るが、途中一回転落。
立ち木のある場所で木を抜いたのが悪かったが、3メートル程落っこちる。少々膝を打った程度。
より一層慎重に下る。沢に渡した橋を渡り、長い数段の梯子を降りると仙人ダムはすぐ。
ダムで休憩していると、同宿の方到着8時過ぎ出発したが前述の雪渓で迷って小屋に戻ったそう。
なるほど追い抜く場所が遅いと思って納得。関西電力宿舎の先から最後の登り。
ヒイコラ登って水平道にたどり着くまで一時環強。結局小屋に着いたら前述の人風呂に入ってのんびりしていた。
ここも天候不順で明日20人のパーティキャンセルとのこと。
テント設営し風呂にはいり一杯。パラパラと登山者到着。雨が降ってきて今日は風呂一回のみ
今回も滑り込みセーフ。今日はテント私のみ。
08月29日(土)
停滞
夜から激しい雨。荷作りはしたが、テント撤収の気なし。結局小屋に猛一泊申し出。
小屋の休憩所雨が弱まるのを末。宿泊者は皆出発。
10時過ぎ雨あがる。一時太陽も出る。午前中ビール片手にのんびり入浴。
ポツポツ登山者到着。テント一張り。雨の中頑張って来てます。
08月30日(日)
05時10不 出発
06時00分 ピーク
08時30分 折尾谷
13時00分 欅平
14時30分 祖母谷温泉
明け方雨脚強くなる。諦めて今日は祖母谷温泉目指す。
丸太橋を二つ渡り急登を一時間かけて登る。その先は急坂・丸太の階段。
何とか水平道にたどりついてからもゆっくり進む。途中テントの夫婦軽快に追い抜いていった。
折尾谷・大太鼓・志合谷と雨の中黙々と進む。
志合谷の長いトンネルはヘッドランプでも良く見えず、結構な時間かけて通過。
ここから展望台までが結構長い。途中男性リーダーの女性グループ7名ほどが追い抜いていったが
足の速いこと。
展望台から見慣れないヘルメットの集団下山中。後を追うと出口広場(登山者通行禁止)へ行った。
多分エレベータの場所なのだろう。ここからも結構な急坂。金属製の階段があり楽だが結構な時間がかかる。
ここまで、こんな時間に?と思われる登山者が阿曽原へ上って行った。私には無理だが大丈夫?
欅平駅で休憩。明日の運行予定等確認し時刻表入手。
後は疲れたからだで祖母谷温泉へ向かう。最後の長いトンネルを抜けると祖母谷温泉の小屋が見える。
雨はやっと小止み。今日も小屋泊まりに決定。
小屋で最後の食材整理。ビール・チュウハイ痛飲。
晩飯はなかなかのもの。飯大盛2杯食したら食いすぎで苦しくなる。
客は常連の釣り客4人と、旅行客2名。
風呂は内風呂と露天風呂(男女別)がありみょうちょうまで5回も入る。
08月31日(月)
07時50分 出発
08時40分 欅平
朝食後のんびり欅平へ出発。トロッコは窓付きを選択。展望は余り無い。
今日もツアーグループ大勢登ってくる。
電車乗り継ぎ新黒部駅で下車。新幹線駅「黒部宇奈月駅」はすぐ。
施設は立派だが、みやげ物店2つのみて、飲食店がない。
まあ拠点から離れた駅です。これから変わっていくでしょう。
あっという間に東京に到着。大丸内にある石井スポーツ店で次回の食材等購入し帰宅。