温泉の旅
二度目の飛行機旅行。40年前羽田空港から千歳空港まで行ったきり。
飛行機は面倒な上に高いイメージがあって敬遠していたが、次回の
北海道登山(来年大雪山縦走)の試金石で飛行機で行くことにした。
危険物検査、搭乗手続き等々慣れておこうという魂胆。
成田からLCCで大分までのフライト。
40分前まで搭乗手続き! 第2ターミナルから第三ターミナルまでバス連絡!
何が検査に引っかかるんだろう。(ペットボトルの飲み物は大丈夫etc?)
4月15日(月)
京成電鉄で「第二ターミナル駅」目指す。「第一ターミナル駅」
の次にあると思っていたら逆であわてる。
駅から案内板に従いバスターミナルへ。連絡バスで目的地到着。
ここから上ったり下ったりかなり歩いて、ロビー到着。売店・イートイン等
広いフロア。とりあえず「搭乗受付」と「喫煙室」捜索。
なにしろ要領が分からないので、搭乗時間までは十分すぎるほどの余裕がある。
一服後第一の手続き。「搭乗券・手荷物」端末にてスムーズ?に完了。
機内持ち込みのみなので切符だけで済む。
朝食頂き、一時間前に「保安検査」早速ひっかかる。
体に装着している物とザックの金属物出し、検査機通過するもひっかかる。
ガスライター一個のみ持参可能だそうで、没収。
保安室の先にも、待機所・喫煙室があるので一服。
最後の手続き「搭乗」片目で搭乗ということで、特別案内。
実は搭乗席が緊急時の脱出口にあったので、変更手続きしてくださったのである。
眼鏡が壊れて、眼帯していただけだが、確かに機敏な行動はとれない。
席は通路側。窓は小さいのでほとんど密室状態。一時間30分程度の飛行時間なので
我慢できるが、長い時間はご免こうむりたい(海外行く気がないのでいいが)
大分空港からバス乗り継ぎ別府「鉄輪温泉」到着。
「地獄」と「共同風呂」下見。
驚いたのは「演芸劇場」。月替わりで安い料金で演じているよう。
立派な施設で、ここで演じられるのは幸せだろうなと思う。
別府の「共同温泉」は基本100円。
お店・売店・バスセンターなぞ下見し「柳屋」へ向かう。
街中の宿で湯治(自炊)棟と宿泊棟他がある。
昔からの宿の雰囲気は残しながら、センスのいい宿。
応対もしっかりしている。
別府は「地獄蒸し」が売り。こちらも釜が設置され自由に使える。
調理場・用具・食器類も完備し長逗留には最適。いっぺんで気に入った。
目の前の食料品店で、食材・酒購入。
今日から4泊のんびり過ごせます。
04月16日(火)
風呂は硫黄臭のない澄んだ塩水。確かに料理に使える。薄味の塩味と旨味が
加わるが、濃い味好みとしては、調味料がほしいところ。
今日は「地獄めぐり」。鉄輪には5つ2000円で回れる。(離れた2か所も
回れる)
渋の湯でひと風呂
「海地獄」ここで通し券購入。スタンプ台紙頂く。
「海地獄」はきれいな温泉お池と蓮池がメイン。なかなかの迫力。
次は「鬼石坊主地獄」ここは泥池。数か所カレーを煮詰めている時の
ような灰色の泥泡が、不気味。
「かまど地獄」は、神にささげる料理を作ったことからの由来。
かまどらしい噴出孔と鬼が売り。
「鬼山地獄」には温水を利用して「ワニ」が飼育されている。かなりな迫力。
「白池地獄」にはアマゾンの大型熱帯魚が飼育されている。
それぞれの地獄の風景を楽しみ、コンビニで食材確保。
今日はあっため食材で夕食。
調理場でお会いした方は、釜に米仕込み、ご立派な蒸し料理の食材を
準備されている。手抜きの常連としてはうらやましい。
04月17日(水)
昨日は直近の「すじ湯」と「渋の湯」に入って来た。脱衣場所と湯場に仕切りなし。
家庭風呂を大きくしたような規模で地元の人に使い込まれている雰囲気。
今日は「熱の湯」に早朝入湯。
今日は「血の池地獄」「龍巻地獄」。バスでまずは「血の池地獄」へ
真っ赤な色の池。
隣の「龍巻地獄」は間欠泉。タイミングよく少しの待ちで噴水。
バスの時間があったので、上にあるつつじ園鑑賞。
「亀の井バスターミナル」まで戻り町中抜け、スーパーへ向かう。
帰りに「地獄原湯」へ入湯。
今日は刺身。パック米を蒸し一杯やりつつ食事。
4月18日(木)
明るくなってから、高台の道路まで歩き、鉄輪・別府の風景を撮影。
鉄輪温泉はそこいらじゅう湯煙が立っている。
違うルートで街中歩き「谷の湯」へ入湯。
目の前の家が入湯受付なのが見えず、失礼しました。
今日は「鶴見岳」へロープウェイで登る。
こちらは別府市の夜景を眺めるスポットですが、早寝するので昼間「由布院岳」
と別府市内を眺めに行きました。
各所に七福神が祭られていますが、急な階段が延々と続くのでパス。
今日は春霞がかかって、遠方の山々はよく見えません。真冬はいい風景でしょう。
鉄輪に帰って、こんどは「上人の湯」へ向かいの食堂で100円払い
入浴札渡される。
宿に戻ってから、向かいの「豚まん本舗」で豚まん購入。美味しい。
結局今日まで焼酎1升、缶酎ハイ・ビール少々飲んでしまった。
4月19日(金)
亀の井バスターミナルから由布院行のバスに乗車。
途中「由布院岳登山口」で2人下車。自家用車組含め15人程登って行った。
日帰りコースなのだろうが、なかなかの山容。うずくがしかたがない。
今回は、湯治と観光です。
由布院は、完全な観光地。メインは由布見通り・湯の坪通り経由で「金鱗湖」
までのルート。80パーセントは外国人。
ルート外し宿まで散策路を歩く。
六分川の支流をのんびり歩く。舗装道路だが車が来ないので快適。
鳥や魚・花を眺めながら「金鱗湖」へ向かう
宿に10時過ぎに到着。荷物預け散策ベース。
「金鱗湖」はなかなか風情がある。
鯉ではなく、色々な魚がいるようです。湖の水は澄んで小川が流れ出ています。
一周した後、繁盛通りを駅に向かいました。
色々アイデア満載の店が連なり、外国の人も大勢歩いています。
まあ私の趣味ではありませんが、人を引き付けるパワーは感じます。
はっきりいって自然・風景からいったらそんなに人を引き付けるものは
ないと思います。
鉄輪と異なり湯煙もありません。やはり通りの店舗が魅力だと思います。
駅周辺の整備も含め、関係者の努力は認めますが、一つ苦言。
市内バスあるの。クラッシクなバスはどこを何時に行くの。
人力車の案内はあるの? 馬車が歩いていたけど案内なし。
多分意図があると思いますが掲示板等で案内くらいしたら。
乙丸温泉館(乙丸区共同温泉)で入浴後宿へ向かう。
金鱗湖直近の宿。「ほたるの宿 仙洞」ステーキ付き夕食。
風呂は、家族風呂と露天風呂(展望なし)
家族風呂は6か所くらいあり、家族が入れるほどの湯舟で専用(利用者鍵かけ)
ビール他飲料無料提供。
落ち着いた所。シーズンは高そう。
夕食はステーキ付き。前菜・刺身等美味しく頂いたが、ステーキ半分程でギブアップ
胃が手術で小さくなっているので、ごはんも頂かず終了。ひどく残念。
旨い肉が完食出来ないのは寂しい。
04月20日(土)
由布院から大分空港までのバスが早朝しか合わないので、朝食キャンセル
歩いてバスターミナルまで向かう。
「金鱗湖」は寒い時期には幻想的な霧の舞台になりそう。
大分空港で時間をつぶすのに苦労したが、いろいろ貴重な経験だった。