3人で天候を気にしながら歩いてきました。
09月26日(月)
千葉駅より特急南小谷行きで信濃大町下車。
バスで扇沢へ。扇沢よりトロリーバスで黒部湖へ。
食事・休憩後、徒歩でロッジくろよんまで30分程。
雨も降ってきて、明日の行程が不安。早々に就寝。
09月27日(火)
05時00分 出発
06時00分 黒部ダム
10時10分 黒部別山谷出合
12時30分 十字峡
15時20分 東谷吊り橋
17時00分 阿曽原温泉小屋
夜から星が見える快晴。
宿から出発後、Aさんポール忘れ引き返す。
同宿のメンバー二組ほどに追い越される。
ダムの構内を通り登山道に入る。
一般客が安易に入らないように極力表示は抑えてあるので
早朝出発する人は、駅員に事前確認してください。
親切に教えてくれます。
車道をちょっと歩くと、登山道の急坂がダム底まで続く。
側を渡るが橋があるので、観光放水の影響はない。
黒部別山出合の手前までは、上り下りのガレ場・ザレ場他。
渓流のそばも歩けるのでそれなりには楽しめる。
岩壁のふちを歩き始めて、「黒部別山谷出合」に到着。
雪のアーチを渡る時はあっさり通過できるが、無雪
ロープを使って沢に下り、また登る。
ここからが難所。
通線は切れ、足元は落石が積み重なっている。
先頭のIさん完全にびびっている。
体が硬く、足元の運びもおかしい。
まあ半分以上意図した順番で、この先の経験積んで欲しい気なのだが
意図は感じないでしょう。それでも先に進む意思は立派なもんです。
十字峡までは、結構通線が切れている。
ここが一番の絶景で、はるか下に黒部の渓流が美しく流れ。道の下は
ずっと断崖絶壁。心は高揚するばかり。最高の気分。
山頂を目指すだけが、山歩きではないと実感できる瞬間。
十字峡の吊り橋の手前にちょっとした広場が2か所あり
下の広場の石に矢印があり、十字峡の全貌が眺められる岩盤まで
降りられる。
時間の都合上、パスしたが残念。
この先でIさん足がつってしまう。体力には問題ないのだが逆に
自信がありすぎたよう。ポールを渡しなるべく足に負担がかからないよう
サポート。
こちらは体力がなく、登りでは追いつけないので意外。
東谷吊り橋で、男女2人組追いつく。
扇沢からの始発便で来たとのこと。
男性大分消耗しているようだが、3時間ほど後に出発されている。
私のグループのペースは、テント泊25キロほどの荷で私が歩いているペース。
まあこの分なら、明るい内には着けそう。
仙人ダムの構内を抜け、最後の登りでは、Iさんがんがん登れる。
やはりハートが一番の問題そう。
私にしても久しぶりに山へ登ると「奥多摩」の山の斜面でも怖い。
まあ慣れでしょう。「思い込み」で先を閉じては惜しいです。
今度はAさんがおかしくなる。こちらは体力か腰の問題か。
私もあえがあえぎ水平道へ到着。くだんの男女一組も到着。
下りに入ってもAさんかなり苦しそう。
結局12時間かけて小屋到着。
小屋から下って、ちょっと離れた風呂に入る。
登りはかなりきつい。2人ともすいすい行く。
これまでの行程の憔悴どこにいったのだろう。
こちらは、一歩一歩ふみしめ登るばかり。
おいしい夕食を頂き就寝。
09月28日(水)
06時20分 出発
09時20分 折尾谷
10時20分 志合谷
12時00分 欅平展望台
13時10分 欅平駅
食事休憩後13時50分 出発
14時40分 祖母谷温泉小屋
真夜中より雨。本日は朝食を頂きゆっくり出発。
昨日黒四ダムから来た10人組今日は戻るそう。
かなり条件きつく大変。
こちらはまず最初の登りが難関。二人とも足取りしっかり登って行く。
私は大汗かいて遅れ気味。
志合谷を過ぎてIさん足取りおぼつかない。
草で下が見えない地点はスイスイ行くので完全にハートの問題。
昨日お会いした男女一組。送電塔2つ目からは下りとなり
スイスイ追い抜いていった。
Iさん断崖見えなくなったら快調。
展望台からの下りは足元しっかりしているが、Aさん極端に遅くなる。
最後の休憩直後から強雨。下りは本当につらそう。
欅平駅の食堂で食事・休憩後祖母谷温泉へ出発。
林道のゆるい登り、二人は快調に進むので勝手に先に行かせる。
宿の親切な対応で、濡れたものを乾かし、ビール持参で露天風呂へ。
夕食では「いわなの骨酒」注文。同宿は夫婦一組のみ。
あすトロッコツアーで欅平から地下発電所見学して黒四ダムまで行き
室堂宿泊予定なそう。2日かかりの所を簡単に一日で行ける。
募集倍率半端じゃないみたい。
09月29日(木)
08時00分 出発
08時40分 欅平駅
トロッコ・富山地方鉄道乗り継ぎ「黒部宇奈月温泉駅」より帰宅。
今日も雨。二人とも快調に駅に向かう。
ボックス車両に乗車。窓は曇って展望はよくない。
電車乗り継ぎ「黒部宇奈月温泉駅」より新幹線で東京駅へ向かう。
富山・金沢へのアクセスは本当に便利になった。
車中でビールで乾杯。東京駅で別れる。
感想
Iさん体力は十分。熱中症対策、ポールの活用等々、自分の
体力過信せず、ペース配分とハートを鍛えればもっと高度な
コースを楽々と歩けそう。
Aさん、腰の持病があり、トレーニング不足と思われるが
私よりよっぽど体力はある。ペース配分が大事。
私はこれ以上の脚力は望めないが、上半身の筋力トレーニング不足を
自覚した。自宅でのトレーニングに励もう。