35度を越える猛暑日が各地で続いていますね。こんな炎天下にバイクを長時間乗るのは大変な重労働です。
バイクに乗らない人によく言われるんですが、「バイクって走ってると風を受けて、涼しそうで気持ちがいいでしょうね、」と。
いえいえ、とんでもありません。夏のバイク乗りは過酷な重労働です。
頭上からは日差しが直接、全身を攻撃します。下からはアスファルト路面からの照り返しの熱がこれまた下半身を痛めつけます。さらに、エンジンからの輻射熱が内股を容赦なく照らし続けます。
ヘルメットの中は蒸れと暑さのために頭脳は判断力が鈍くなりがちです。
半袖、短パン、鉢巻姿での走行が可能ならばいっそそんな格好で走りたい時もあります。が、安全上それはできません。
こまめに停車して休養と水分を補給すればいいでしょうが、走り出せば停まりたくないのが人情です。
そんな訳で、少しでも快適にバイクで走りたいので、このような物を購入。
ハイドレーションシステムのザックがそれです。
自転車で長い距離を走ったり、ランニングやトレッキングをする人がよく使っているのを見聞きすることがあります。
背中に背負ったザックの中に水などを入れた水筒を収納しチューブをザックから口元まで伸ばし、水分を取れるようにと考案されたもののようです。走るなどの動作を停止することなく水分の補給ができるという優れものです。
これをバイク乗りが利用しない手はありません。一度走り出したら、停まるのが億劫なライダーなどにはうってつけな代物です。「ハイドレーションシステム」というのがその名称です。
入手したものを見てもらいましょう。
ザックの全景です。
小型のデイパックにしか見えません。ですがザックの中にその秘密があります。
上部にあるファスナーを開いてみますと水を入れるタンクの給水口の蓋があります。
中のタンクを取り出してみました。
タンクの様子。
水を入れるタンクの材質はわかりませんが軟質の厚手のビニール製の「点滴袋」のような形です。その袋の最下部に液体の取り出し口がありそれに長いチューブがつながって口元まで伸びているという単純な仕組みなのです。
「システム」などという大げさなものではないような気もしますがね。
停まることなく水分の補給を可能にさせる仕組みなので「システム」には違いありません。
実は、これと同じような物を随分昔に使っていたことがあります。かなり大昔の話ですが、「ゲーターレイド」というスポーツ飲料が日本で発売されたとき、新し物好きな友人とそれを購入しました。
当時のゲーターレイドはスポーツ用具店に置いてあり、粉末の物を自分で水に溶かして容器にいれて使用していました。その容器はプラボトルで注ぎ口にU字型のチューブが付いていてそこから中の液体を吸い上げるようになっていました。現在、さまざまなスポーツなどで飲んでいるのを見ることができます。
それをバイク好きな友人と「走りながらも飲める」ようにそのU字型のチューブに口元までのホースを延長して使用していました。デイパックにそのボトルを入れて、好きなときに水分補給が出来る便利な仕組みだと自分たちは思っていましたが、大きな欠点がそれにはありました。
ボトルの液体が半分ほどになり容器内の空間が大きくなると、暑いときなど中の空気が膨張し液体を押し出してしまうと言うものです。一度押し出されますとサイフォンの原理で連続して中の液体が垂れ流しになってしまうという重大な欠陥がありました。
今の「ハイドレーションシステム」はそんな欠陥はありません。液体を入れるタンクは内容物が多ければ膨らむし、少なければしぼむ「袋」なのですから液体注入時にわざと空気を入れない限り空気の膨張に因る漏れはありません。その上、チューブの吸い口には弁が付いていて不用意に液体が漏れ出すのを防いでいます。
さらに背負いベルトはメッシュになっていて汗かきの防止を考えられています。 背中に接する面の画像。チューブが口元の方まで伸びています。
バイク乗りに役立ちそうですが実際の使い勝手はまだ試してはいません。
にほんブログ村
バイクに乗らない人によく言われるんですが、「バイクって走ってると風を受けて、涼しそうで気持ちがいいでしょうね、」と。
いえいえ、とんでもありません。夏のバイク乗りは過酷な重労働です。
頭上からは日差しが直接、全身を攻撃します。下からはアスファルト路面からの照り返しの熱がこれまた下半身を痛めつけます。さらに、エンジンからの輻射熱が内股を容赦なく照らし続けます。
ヘルメットの中は蒸れと暑さのために頭脳は判断力が鈍くなりがちです。
半袖、短パン、鉢巻姿での走行が可能ならばいっそそんな格好で走りたい時もあります。が、安全上それはできません。
こまめに停車して休養と水分を補給すればいいでしょうが、走り出せば停まりたくないのが人情です。
そんな訳で、少しでも快適にバイクで走りたいので、このような物を購入。
ハイドレーションシステムのザックがそれです。
自転車で長い距離を走ったり、ランニングやトレッキングをする人がよく使っているのを見聞きすることがあります。
背中に背負ったザックの中に水などを入れた水筒を収納しチューブをザックから口元まで伸ばし、水分を取れるようにと考案されたもののようです。走るなどの動作を停止することなく水分の補給ができるという優れものです。
これをバイク乗りが利用しない手はありません。一度走り出したら、停まるのが億劫なライダーなどにはうってつけな代物です。「ハイドレーションシステム」というのがその名称です。
入手したものを見てもらいましょう。
ザックの全景です。
小型のデイパックにしか見えません。ですがザックの中にその秘密があります。
上部にあるファスナーを開いてみますと水を入れるタンクの給水口の蓋があります。
中のタンクを取り出してみました。
タンクの様子。
水を入れるタンクの材質はわかりませんが軟質の厚手のビニール製の「点滴袋」のような形です。その袋の最下部に液体の取り出し口がありそれに長いチューブがつながって口元まで伸びているという単純な仕組みなのです。
「システム」などという大げさなものではないような気もしますがね。
停まることなく水分の補給を可能にさせる仕組みなので「システム」には違いありません。
実は、これと同じような物を随分昔に使っていたことがあります。かなり大昔の話ですが、「ゲーターレイド」というスポーツ飲料が日本で発売されたとき、新し物好きな友人とそれを購入しました。
当時のゲーターレイドはスポーツ用具店に置いてあり、粉末の物を自分で水に溶かして容器にいれて使用していました。その容器はプラボトルで注ぎ口にU字型のチューブが付いていてそこから中の液体を吸い上げるようになっていました。現在、さまざまなスポーツなどで飲んでいるのを見ることができます。
それをバイク好きな友人と「走りながらも飲める」ようにそのU字型のチューブに口元までのホースを延長して使用していました。デイパックにそのボトルを入れて、好きなときに水分補給が出来る便利な仕組みだと自分たちは思っていましたが、大きな欠点がそれにはありました。
ボトルの液体が半分ほどになり容器内の空間が大きくなると、暑いときなど中の空気が膨張し液体を押し出してしまうと言うものです。一度押し出されますとサイフォンの原理で連続して中の液体が垂れ流しになってしまうという重大な欠陥がありました。
今の「ハイドレーションシステム」はそんな欠陥はありません。液体を入れるタンクは内容物が多ければ膨らむし、少なければしぼむ「袋」なのですから液体注入時にわざと空気を入れない限り空気の膨張に因る漏れはありません。その上、チューブの吸い口には弁が付いていて不用意に液体が漏れ出すのを防いでいます。
さらに背負いベルトはメッシュになっていて汗かきの防止を考えられています。 背中に接する面の画像。チューブが口元の方まで伸びています。
バイク乗りに役立ちそうですが実際の使い勝手はまだ試してはいません。
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます