私たちの年代のバイク乗りなら一度は見たであろう「イージーライダー」のデニス ホッパー氏が亡くなられた。この映画は若い時に観た印象と、最近になって観たそれとは、受ける感じがかなり違う事に気が付いた。
若いときに観た時には、当時の「ヒッピー文化」に便乗した単なる「受けねらい」の作品との印象が強く、あまり好きになれなかった。
途中、いろんなエピソードをはさみ旅を続けるライダーたちはラストで衝撃的な結末を迎える事になる訳だが、何やら、訳のわからぬ映画と言う印象は拭い去れないでいる。
だが、旅の途中で使われている音楽や景観の見事さは「あんな所を走ってみたい」と言うライダーなら根底にある欲求をさらに募らせるのには充分だ。
さて、デニスホッパーとは1994年の「Speed」と言う作品で、また出会う事になった。(小生は話題の映画は封切り時に観ることはほとんどない、話題にも昇らなくなった頃、思い出したようにちらほら観る程度である。)
バスに爆弾を仕掛けた犯人役がデニスホッパーであったと気が付いたのは、その映画を観終ってからであった。「イージーライダー」のイメージはまったくない。
見事な怪優ぶりである。いや、名優であった。
享年74歳であったという。
実生活においても、デニスホッパー氏は「イージー」な「ライダー」ではなかったようだが、74歳は亡くなるにはやはり少し早すぎる。冥福を祈りたい。
本日は、バイク改造ネタとは縁遠い話題になってしまったが、御容赦願いたい。
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