ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

男鹿半島にゴジラがいました。

2014年06月24日 10時18分14秒 | バイクツーリング
秋田県の男鹿半島はナマハゲが知られていますが、実はゴジラもいたのでした、

先日の土曜日、あまりに天気が良いようなので近場までバイクを走らせて見ました。
行き先は男鹿半島です。男鹿半島の付け根に位置する船川より南回りで一周してみました。
男鹿半島の船川より門前(もんぜん)までの南側の一帯は「南磯」と呼ばれ、そのほとんどが岩場となっています。
その為、良好な釣り場に恵まれ地元の漁業者のみならず他県からの釣り人も訪れる場所となっています。

船川よりバイクを走らせていくつかの集落を通り過ぎ小浜(こはま)地区を抜けるとまもなく海に突き出た潮瀬崎(しおせざき)に差し掛かります。
ここは良好な釣りポイントとして知られておりますが、その岩場には変った形をした岩も見られます。
それが表題の写真の「ゴジラ岩」です。ゴジラの上半身は海の方角を向いています。

ゴジラ岩の写真を撮ったりして一休みの後、次は門前を経由して加茂青砂(かもあおさ)を目指します。
門前には地元で取れた海産物を販売してる直売所などもありますが時期が少し早いのか、お目当てのサザエはまだ見当たらないようなのでバイクを止めることなくスルーパス。

次の集落は加茂青砂地区です。ここは県道59号線より50メートルも急坂を下ったところにあります。
現在そこに居住する世帯数は六十数戸ほどあり、地区の人口は140人ほどだそうです。
昭和40年代に男鹿半島の西側を通る海岸道路が全線開通する以前には細い山道以外には道路もありませんでした。
主な交通手段は狭い山道(登山道みたいな道)を通るか、船を使うかしかなかったようです。

加茂青砂地区このような場所にありますので船の往来がままならぬ冬期間などの昔は、集落の人たちのどのように暮らしていたのでしょうかね。
今でこそ自動車が通れる道路がありますが、その昔の人たちのご苦労は並大抵のものではなかったと想像されます。
加茂青砂地区の少し北側には次のようなところがあります。

カンカネ洞といいまして浪の力などで浸食された岩場です。
カンカネ洞の近くの岩場を道路上より写真に収めてみました。
目を凝らしてみますと遠くに見える小さな岩場に釣り人がいるのが確認できます。

右側画像は望遠で撮ったものです。小島にいる釣り人は「渡し」で行ったのでしょうね。
釣れれば楽しいでしょうが、当りが無いときなど、迎えの船が来るまであんな小さな岩場の上で一人でいる心境はどんなものかと人事ながら考えてしまいます。
バイク乗りの中には、雨中走行が苦にならないなどと言う変わり者がいると聞きますが、魚釣りの中にも、どんな時でも釣り糸を垂れてと思われるる好き者がいるようですね。

さて、次に向かったのが入道崎(にゅうどうざき)です。
ここには灯台があります。
灯台をバックに愛車のバイクを撮ってみました。白黒の横縞模様の灯台です。

ここの入道崎灯台は明治31年(1898年)に設置、初点灯され100年以上の歴史を持つ灯台だそうです。
現在の灯台は昭和26年(1951年)に改築されて2代目になるそうです。
1972年には無人化され「燈台守」はいないそうです。

自宅を出発してからここ入道岬までで2時間すこしがたちました。時刻は10時半を廻っています。お昼頃には戻ると言って出かけたので先を急ぎましょう。帰りはもう一箇所寄り道をしてみたいと思います。
立ち寄ったところは寒風山(かんぷうざん)という所。
ここはその名のとおり冬には強い風が吹く所なのですが今の季節はパラグライダーの愛好者や観光客で賑わっています。
その日も数機のパラグライダーが飛んでいました。

青い日本海を背にパラグライダーが優雅に空に浮かんでいました。
空に浮かぶのは気持ち良さそうですね。

秋田市からは男鹿半島の一周で駆け足で廻って半日コースでした。
男鹿半島の奥まったところにある新山神社(しんざんじんじゃ)やナマハゲ館などを廻る時間は今回はありませんでしたので機会があればまた来て見たい場所でした。

それに菅江真澄の道というのも男鹿にはあります。

菅江真澄の道はバイクで駆け足というわけには行かないので後日あらためての宿題にして、本日はこれまで。

男鹿半島ミニツーリングの行程は142キロでした。
お供をしてくれたのはヤマハのDT230.このバイクはアップダウンの続く曲がりくねった道を走るのは大得意です。低回転からのトルクも大きく、高回転まで引っ張れる2ストエンジンのおかげでストレスを感じることなく快適な走行でした。何より車体の軽さがライダーの体力の無さを助けてくれました。


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