11月10日はアスニー山科で天龍寺宗務総長の小川湫生師の講座「天龍寺と長州藩」の講義を受講し奈良へと向かいます。
やって来たのは興福寺五重塔です。
初層に入るのは初めてです。
来年から本格化な修復工事に入る予定で費用捻出の勧進の意味合いもあるのでしょうか?拝観料は1000円です。
興福寺五重塔は天平2年(730)に光明皇后の発願による建立されたのが最初です。
以降、火災や兵火で5回にわたり焼失しています。
公家の最高の地位に居続けた藤原氏の氏寺だけに、その度に再建されて来ました。
現在の五重塔は室町時代の応永33年(1426)に再建されたもので国宝に指定されています。
高さ約50mあり、東寺の五重塔に次いで2番目の高さを誇ります。
内部は心柱を中心に東に薬師如来坐像、西に阿弥陀如来坐像、南に釈迦如来坐像、北に弥勒如来坐がそれぞれ三尊形式でお詣りされています。
須弥壇の一部からは心礎の上に据えられた心柱を見る事が出来ます。
東側には一部足場が組まれています。
今回の公開は11月23日までですが、来年3月1日から31日までも公開されます。
次に14時に予約している正倉院展に向かいます。