おとろ日記

サンデー毎日な日々の生活を綴っています

ならまち散歩で「古き生活風景」に触れる(1)!・・・格子の家 町屋

2019年04月03日 07時45分47秒 | お出かけ

 久し振りに「ならまち(奈良の旧市街地)」を歩いてみました。
この地区は 興福寺や猿沢池の南に位置し 世界遺産にも含まれる「元興寺」の旧境内を中心とする一帯を指します。

 まず訪れたのは「格子の家」で 奈良の伝統的な町屋を再現した建物です。

 

 内部は自由に見学できますが 昔の生活様式や建築様式が忠実に復元されてています。

 

 

 これは「箱階段」で 階段下の空間をムダなく使う先人の知恵なのです。

 

 

 二階からかまど等が置かれた土間を見ると 明り採り窓が設けられ 採光と通風が考慮されたつくりになっています。

 

 

 奥行きのある間取りの途中には 趣のある中庭が配されており その奥には離れと蔵があります。

 

 

 反対側から玄関側を眺めるとこんな感じで 通りに面した格子も見えています。

 

 

 格子の始まりは明らかでないようですが 室町時代末期の屏風絵には ほとんどの家に格子が描かれているそうです。

 外から家の中を見えなくする目隠しの役目を果たしながら 風や音は良く通すという効果も持ち合わせています。

 次回 もう少しならまちを紹介します。

 

 

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