西大寺で会社OBの方々との宴席がありましたので 少し早めに家を出て 平城宮跡の東北隅にある寺院を訪ねました。
それは「海龍王寺」で 聖武天皇・光明皇后ゆかりの「ユキヤナギ」で知られたお寺なのです。
このお寺は 奈良時代に遣唐留学僧として唐に渡っていた玄昉が帰国途上嵐に遭遇した際に 海龍王経を必死に唱えたことで
無事日本に帰り着き住職となられたことから 旅行・海外留学等の安全祈願で参拝される方が多いそうです。
訪れた日には 盛りは過ぎていたのですが「ユキヤナギ」が境内のあちこちに植えられ 白い花を咲かせていました。
また 庭の片隅に「会津八一」の歌碑が建っています。
金堂の柱の塗料(朱)がとけて土壁に流れてしまうから雨よ降らないで という意味で 実際に赤がにじんだ柱を見て詠まれたそうです。
その後平城宮跡に廻ると 朱雀門をバックに凧が上がっていました。
こちらでは 大極殿と朱雀門の間に「南門」の復原工事が行われていますが 組まれた足場から工事の進捗を覗くことが出来ました。
宴席の前に 少し歩きましたので より美味しい酒だったように思います。
もう少し早い時期でしたら 満開のユキヤナギが見られたのですが 残念!