1月20日は大寒で 年間でいちばん寒さが厳しくなる頃と言われていますが 毎年この頃に咲き出すのが「紅梅」です。
我家の唯一の盆梅も ここ数日の時期外れの暖かさにつられて ゆるゆるとほころんできました。
ところで 一般的に花は「咲く」「散る」と表現されますが 梅に限っては「ほころぶ」「こぼれる」という言いまわしがされますね。
これは梅の花が 蕾が固く閉ざされた状態から緩やかに開いていき あたかも「縫い目がほどける」ように咲き出すことに由来するそうです。
日本語の美しい表現の一例でしょうね。
こちらは 散歩道で見かけた一輪の紅梅ですが 我家のものより少し色目が薄い品種かな?
そしてこちらは 通常は3月になってから咲く「クリスマスローズ」ですが 室内に鉢を取り込んでいたために こに時期に開花しました。
少し貧弱ですが「スノードロップ」も・・・
「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」という有名な俳句がありますが これは松尾芭蕉の弟子が冬に詠んだ句だそうです。
従って初春の暖かさというより 寒い時期に梅の花が一輪だけ咲いているのを見るとかすかな暖かさが感じられると解釈するようです。