生駒山の中腹にある山岳寺院である「宝山寺」を 久し振りに訪れました。
ここは歓喜天を祀り 地元では「生駒の聖天さん」と呼ばれ 商売の仏神として古来より主に大阪商人の信仰が厚い寺院なのです。
まずは石段を登り 総門を潜ります。
続いてまた石段を登り 中門から境内に入ります。
顔を覗かせている塔は 鎌倉時代の建築様式で建造された「多宝塔」です。
本堂 拝殿等の境内全体はこんな感じです。
本殿裏手の巨大岩山には 近付くことは出来ませんが ふくよかなお顔の「弥勒菩薩」が鎮座しています。
また 境内にはユニークな形をした賽銭箱が あちこちに見られます。
これは 歓喜天の好物である「大根」と 手に持つ砂金袋である「巾着」を表現しているそうです。
奥之院へと向かう林に囲まれた石段脇には 多彩な「石仏」が延々と並び 厳かな雰囲気を醸し出しています。
宝山寺の立地場所は 生駒山(標高642m)の丁度中程の 標高350~450mあたりの位置になります。
近鉄生駒駅から参道を200m程登ると門前に到着しますので 十分歩いて登れます。