大阪ミナミの道頓堀界隈には 「ド派手看板」や「奇抜なホテル」等面白いスポットがあちこちに存在します。
そして 今回紹介する「浮世小路」という路地も 懐かしい大正・昭和ロマンがテンコ盛りのユニークスポットです。
この小路は 華やかな道頓堀通りから法善寺横丁に抜ける通りで 入口はうどんの名店「道頓堀今井(昔は楽器店)」さんの隣なのですが
道幅がわずか1.2mしかなく なかなか分かりにくい場所にあります。
入口近くに この路地の説明が掲げられています。
通路の両サイドには沢山の提灯が吊り下げられ 良い雰囲気を醸し出しています。
路地の壁面には 大正・昭和の道頓堀を再現した地図や立体絵画等が展示されています。
こちらには 沢田研二が在籍した「ザ・タイガース」や「和田アキ子」を輩出した音楽喫茶「ナンバ一番」が描かれています。
路地の中ほどには 童話の「一寸法師」を祀る 小さな社もあります。
一寸法師がお椀の船に乗って京へ上ったのは ここ道頓堀川だったという話が伝わっているそうです
こちらは 今も別の場所で営業されている ぜんざいの名店「夫婦善哉」さんの店を再現したものです。
通路上を見上げると サザエさんの歌にあるような 魚を咥えた猫も・・・
浮世小路を抜けると直ぐに 石畳の両サイドに飲み屋さん等が並ぶ「法善寺横丁」にたどり着きます。
そしてその先には 苔むした仏様で有名な「法善寺」があります。
参拝客が水をかけて拝まれますので「水掛不動尊」と呼ばれ親しまれていますが 良い感じに苔で覆われていました。
法善寺の前には 先に紹介した「夫婦善哉」さんが 現在の店を構えられ ぜんざい等を提供されています。
今回訪れた「浮世小路」は 何度も近くを通っていながら これまで気付かず 初めての体験でした。
大阪人はユーモアセンスが豊かですので 探せば、まだまだ面白い場所があるのでは!
「おもろい大阪」 見つけた際には また報告しますね。