学園前の「大和文華館」で 貴重な浮世絵特別展が開催中とのことで出向きました。
当特別展は パリ在住の浮世絵収集家であるレスコヴィッチ氏の「摺物コレクション」の中から約260点を選んで展示するというものです。
摺物とは 江戸時代の版画の中でも特別な注文により制作され 限られた枚数しか作られず展示されることも多くはないという作品です。
こちらが 当展覧会のポスターで 葛飾北斎と歌川広重の作品が掲載されています。
期待を胸に 大和文華館に向かいました。
自然庭園である「文華苑」囲まれた道を進んでいくと 鱗壁が美しい博物館本館に到着しました。
入館すると 多数の浮世絵が館内一杯に展示されています。
このような展示会では 通常は館内撮影禁止が多いのですが 今回は写真撮影OKとのことで嬉しい誤算でした。
そこで展示作品の幾つかを紹介しますが まずは富岳三十六景等で有名な「葛飾北斎」からです。
こちらは 北斎の門人である「岳亭春信」の作品です。
続いては歌川派の作品で まずは江戸から京都までの宿場を描いた東海道五十三次等で知られる「歌川広重」からです。
「歌川国貞」の作品です。
こちらの作品は 「歌川豊国」です。
最後に「渓斎英泉」の作品です。
今回展示されていた作品は販売用ではなく特注品ですので 金銀や雲母等を用いた豪華な装飾や彫摺に手間をかけたものが多く 売品にはない
魅力を持つものが少なくない貴重な浮世絵展でした。
尚 連携展として「あべのハルカス美術館開館10周年記念 広重ー摺の極ー」も並行して開催されているようです。