平城宮跡を散策した後 朱雀門広場近くの「平城宮いざない館」を覗いてみました。
いつものように 広場の「朱雀門」と 門柱間から眺めた宮跡の景観からです。
いざない館の企画展示室では 「町なかのお役所」と題した特別展が開催されています。
最初のお役所は「大学寮」という聞きなれない役所ですが 今の国立大学とか幹部養成機関に相当する役所らしい。
ようするに当時の式部省(現在の人事院)直轄の官僚養成所で 試験に合格すると卒業となり官僚に登用され冠位が得られる仕組みのようです。
続いては「鋳銭司(じゅせんし)」という役所で ここは今でいう造幣局で 鋳造銭貨が作られていた場所です。
宮跡内の遺跡調査で発掘された 土器等も展示されています。
館内の廊下には 先に紹介した「おぎの美術館」の紹介パネル等も設置されていました。
今回は 散策ついでに見学した展示会ではありましたが・・・
平城京の時代に 現在の大学や専門学校の基礎が築かれていたとは驚きでした。