奈良公園の鹿苑で「赤ちゃん鹿」の特別公開が始まったとの報道を知り 早速確認に出向きました。
通常5月中旬頃より出産が始まるのですが この時期の母鹿は母性本能が強く赤ちゃん鹿を守ろうとして人を攻撃することがあります。
そこでトラブル防止のため 妊娠中の母鹿を鹿苑内に集めて保護しここで出産させ 生まれた赤ちゃん鹿を一般公開しているのです。
しかしながら 奈良公園内の目立たない場所で自然に出産し子育てする母鹿もおり 今回の目的はそんな親子を見つけることでした。
奈良公園に到着すると 公園内のあちこちで鹿に遭遇しますが 中々赤ちゃん鹿は見つかりません。
公園内をしばらく散策していると 春日大社裏参道脇で ようやくそれらしい鹿に出会いました。
生まれてから少し経っているようですが「鹿の子模様」がクッキリと浮き出ており可愛いですね。
次に見つけたのは 小休憩を取った東大寺東塔跡フェンス側で ラッキーにも座ったベンチのすぐ近くにその親子は居ました。
この子は 先ほど見かけた子より 生まれてから日が浅いようで まだ足元もシッカリしていません。
お腹が空いたのか 母鹿にお乳をねだっているようです。
何度も何度も お乳を貪ります。
公園内で見かけた「美鹿パトロール隊」の車です。
この組織は 鹿の生活環境を良くするための公園美化活動を行っており 鹿が有害なポリ等を誤飲しないように拾い集められています。
たとえ公園内で小鹿に出会えなかった場合でも 「鹿苑」なら確実に見られますから安心です。
鹿苑での小鹿公開は6月一杯までで その後は奈良公園に放たれますので 7月以降なら公園内で目にする機会が増えますよ。
まずは 赤ちゃん鹿に出会えて良かったです。