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奈良公園の南端(高畑町の一角)に 新庭園がオープンしました。
場所的には 奈良公園の人気スポットである「浮見堂」の丁度南側にあります。
こちらが 新庭園である「瑜伽山園地」への入口ですが 旧山口氏南都別邸庭園とのことです。
ここは 明治から大正期に大阪財界で活躍された実業家の山口吉郎兵衛氏の別荘跡を復元整備したようです。
この庭園は 様々な様式を取り入れた造りになっています。
また 瑜伽山の起伏を活かした高低差のある庭となっており 高台からは高円山や飛火野が眺望できます。
竹林も多く配置され 竹を利用した 趣ある囲いも設置されています。
また 奈良らしい石燈籠も見つけました。
この燈籠 上部の火袋と下部の基台には鹿図柄が 中台には各種干支図柄が配置されています。
尚 庭園敷地内には 全ての部屋が木々に囲まれたスイートルームからなるホテル(ふふ 奈良)が開業済です。
今回訪れた「瑜伽山(ゆうがやま)園地」 落ち着いた良い庭園なのですが あまり宣伝されておらず
また 入口にも目立った表示がないのでわかり難く もったいないように思いました。
5月24日にオープンしたばかりなので その内広く認知されるようになるのでしょうか?
奈良に生まれ育ったのに、大阪財界で活躍された実業家の山口吉郎兵衛氏のことはまったく知りませんでした。旧山口氏南都別邸庭園ですか。浮御堂から南へ行くと土塀のある屋敷がありましたが、山口吉郎兵衛氏の別荘跡もあったんですね。今度奈良へ行った時訪問したいです。
コメントありがとうございます。
まだオープンして間もないためあまり知られていないようですが、それなりの庭園ですので機会があれば覗いてみられたらと思います。