スイートテン、 あなたの言葉が聞こえない

うちには　おそうじボーイがおりましてね。



そうじ機が好き過ぎて、　昼寝してても　そうじ機の音がすると　むっくり起き上がって見にきちゃうんですよ。

なんで　昼寝中に　２階にそうじ機をかけることができなくなっちゃいました。

寝ぼけまなこで　階段をかけあがってこられたりすると　危険ですからね。


なので　平日はクイックルワイパーのみで、　休日にオットにムスコを見てもらって　そうじ機をかけるようにしています。


ところが　事情を知らないオットがわたしに

　「平日　そうじする時間がないわけやないやろ？　なんで　ボクが休みの日に　そうじ機かけんの？　ふだんそうじしてへんの？」

て言ったんですよ。


いえ、　そのこと自体はべつにいいんです。　事情を知らないだけですからね。


そしたら　わたしは　じっとオットのカオを見たんだそうです。

しばらく　じっとカオを見ていて　なにごともなかったかのようにそうじ機をかけはじめたそうです。


そして、　ふっと目が覚めたようなカオになり　そうじ機を止めて　オットに向きなおり


　「あ、　ごめん、　今なんかゆった？　もいっかい　言ってくれる？」








オットは怖かったそうです。


（ちなみに　わたしは　そのあとオットの言った　「ごめんなさい！　なんでもないです！」　っていう返事しかおぼえていません）



　「てゆーか　おかあさん、　最近　そーゆーカンジで　ボクとの会話がかみあってないことがおおいんだよ！　だいじょーぶ！？」




う～ん、　たしかにやばいんだよねえ～　


どうも　オットのコトバが耳からは入っているのに　脳へは到達していない頻度が上がってきている気がします。


恐竜に　「副脳」　ってゆーのがあるとかないとかいう話を読んだことがありますが、　わたしにも　耳の奥にでも副脳があって　オットのコトバを　大部分ふるい落としているようです。

→　小須田部長の　「いらないもの箱」、　たしかに脳内にもあるこの箱！



フシギです。　このひとのコトバをずっともっと聞いていたいとおもって結婚したはずなのにねえ～


しょうじき、　結婚１０年でこれなら　結婚２０年になるころには　おたがい相手のコトバはいっさい耳に入らないということになるんじゃないかと。　てゆーか、　そのころには　相手の存在が目に入らなくなってたりして。


うちは　１０年目にしてはまだけっこうらぶらぶフーフのほうなんじゃないかとおもってたんですが、　それでもオットの定年までもたずに　熟年離婚しそうな気がします、　いやマジで。