すずめのどんぐり

オットひとり ムスメ(はぼ)が小6、 ムスコ(ぐり)が小1。絵日記でしたが、さぼり中。

「あの日」 に寄せて

2015年03月11日 | わたしがわたしが
4年目にして 今年は3.11シンドロームにかかりませんでした。 仕事がパニってるおかげで

下の子を妊娠初期、 つわり絶賛中のときに あの津波の映像を見たので、 毎年この時期になると カラダが覚えてるのか 絶不調 (主に吐き気) になっていました。

まったく被害のなかったわたしでそうなんだから 被害をこうむった方たちの現在の心労は 想像も及びません。



とはいえ、 吐いてる最中って しょーもないことばっかり考えません? 脳はすることなくて ヒマなのかな?

わたしは 職場のトイレでげーげーしながら、 むかーし ニューヨークタイムズで読んだ 「ベトナム戦争中に妊娠された子どもたちは 同性愛者になる確率が高い」 といういまにしておもえば アホかいっちゅーような俗説をおもいだしてました。

なんでも 「ダンナが徴兵されたりして ニンプにストレスがかかると こどもが同性愛になる」 とかでニューヨークタイムズのこういうくだらな学説コーナーって好きだったわ~

げーげーしながら 「いまのわたしも戦争並みのストレスがかかっている → ムスコもゲイになるかも」 なんて おもいっきり いま考えることじゃないやろってなことを考えてました。

ムスコの前に二度流産してたので もっと心配なことはほかにあるやろ! ってな時期でしたしね。


まあでも、 みんな非常時にはそういうもんらしいです。 脳が一生懸命 記憶の引き出しをつぎつぎ開けて いま使える知識や情報がないかチェックしてるんですってね。 それを 「走馬灯が回る」 とか表現しますよね。



ゆうべは 寝る時間までは ムスメは一生懸命勉強したし ムスコは障害物サーキットを家の中につくってやったので ご機嫌でそれを繰り返し回り、 わたしも家事をひとわたり終わり、 バタバタもせず寝床に行けて いいカンジだったんです。

・・・・が いかんせん ムスメが寝物語にもってきた本が長くて 気がつくと30分も本を読んでいる!


この本の中の 「石になった狩人」 というモンゴル民話。 「スーホの白い馬」 を国語でやってるので、 先生がこの機にほかのモンゴル民話も読んでみるといいね、 と言ったとかで、 真に受けたムスメのためにさがしまくりましたよ。


つい いらっとして 本を途中で閉じて、 「もう寝るよ! 遅くなっちゃった」 と明かりを消し 「ラベンダーオイル (アロマの) まくらに振ってもいい?」 とムスメが聞くのにも 「もういいから 寝て! はやく!」 と言ってしまいました。

つめが甘かったというか あと5分くらい寝るのが遅くなっても 気分よく寝られるほうがホントは大事ですよね。

機嫌でふりまわされるのは 家族みなお互い様なので そこはあまり気にしてませんが、 もしこれが家族だれかにとって 最後の夜だったら?


せめて 「あの日」の今日は おたがいにやさしい気持ちで 過ごせるように こころをくだきたいとおもいます。
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