すずめのどんぐり

オットひとり ムスメ(はぼ)が小6、 ムスコ(ぐり)が小1。絵日記でしたが、さぼり中。

ぴたっとはまる時の快感

2015年04月21日 | 本 漫画 映画
どこがどう興味をひくわけでもないのに 違和感から いつまでも覚えているハナシってありません?

ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥教授の 「3本脚と4本脚の椅子」 のハナシなんかもそうですよね。 腑に落ちなさがいつまでもアタマに残っているというか・・・・


若いころに 当時の年配者に聞いたハナシに、 「むかし 京都の疎水の上の屋形船で 牡蠣を食べた」 というのがあって なんでも 「牡蠣専門店」 で 牡蠣をコースで食べさせ、 すごいごちそうだったそうです。


え? 京都で? 疎水で? 屋形船で? 牡蠣????


なんか一個一個のパーツがすべてちぐはぐで まったく整合性のないハナシだとおもいません??


京都の人に聞くも そんなハナシ聞いたことないと言うし、 記憶ちがいじゃない? と言われるし。

 むき~


それでずーっと記憶のすみにひっかかってて 一度ちゃんと調べてみようとおもってはいたんですが、 先日この本を読んだら

 「今ごはん、昔ごはん」(松井今朝子)

「京都の疎水の上の牡蠣を食べさせる小屋」

のことが!


その一文しかなかったんですが、 やっぱりあったんだ~! とちょっとうれしくなって 職場の職人さんに話すと


「ああ、 『かき春』 のことやな」



!!! ええええ~!!! いきなり店名まで出た~!!


なんでも広島から出てきた牡蠣取り師が 大阪で牡蠣を販売する船を出したのが由来だそうで、 一時期は そういう屋形船がいくつもあって しのぎを削っていたんだそうです。 それが明治時代のハナシ。

それが戦時統制で 京都の疎水の上の 「かき春」 だけになり、 その 「かき春」 もいまはもうないそうです。


ホンマにあったんやね~ 疎水の上の屋形船。




帰宅してネットで 「かき春」 を入れると 後継者の方が いまは広島で 「島田水産」 という牡蠣料理をだしていらっしゃるそうです。

 
写真旅サイトからお借りしました

うわ~ むちむちぷりぷりで すっごくおいしそう~ 食べ放題2,200円だって~ 行ってみたいなあ~
コメント
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