お世話になっております。
連日マスコミ報道でお米関連のニュースが流れています。
例えば、消えた17万トン、21万トンはどこへ?
中間業者が買い占めている!などなど。
おいおいおい(-_-;)
私が思うには、そもそも国が正確な生産量(作況指数)を出せていないし、実際にはどこにもない?か、それほどない机上の21万トンの話しになっているのでは?
この高値相場で大量に抱え込んでいる業者は知らないし、例えあったとしても21万トンには遠く及ばない数字のはず。
とてもじゃないが現実的にある数字じゃない。
報道で合っていると思うのは、集荷競争の過熱ぶりくらいだ💦
コメは、JAも集荷業者も集めた時点でほぼ行き先は決まっているのだ。
フリー玉という、さてどこに売ろうか?という行き先未定のコメはどこも(弊社も)それほどの量はない。
現実に起こっている状況というのは、毎年、卸業者・JA・産地業者と契約していてもいても、売り物ありませんのゼロ回答か、例年の半分、三分の一とか。
まして6年産のような不作(国は不作と言わない)年や、コメ需要の高まりで生産者が余分に抱える、直売玉・縁故米が多い状況では尚更だ。
そもそもマスコミが高い高いと、こういう時はしつこいくらい報道するが、じゃー逆にずっとコメが安い時は(この期間の方が何倍も長い)報道しましたか?
どれだけ農家が米が安くて苦しめられていたか?廃業した農家が出たか報道しましたか?と問いたい。
高い高いとか、農水省・大臣批判、中間業者が買い占めているとかではなく、いくらが適正相場なのか?とかもっともっと建設的な報道すればよいのでは?と思う。
今の報道は逆に消費者を不安にさせているように思えてくる。
コメは農作物だしこれだけの異常気象だ。そんな簡単に毎年値頃価格で!とか、これくらいの値上げなら許せる・・・とか、こちらの希望価格でいつも出てくるなんて無理だと思う。
現代は昔と違い、農協系統に集荷される割合は低いし、流通経路も複雑になった。とても机上の計算で出せる数字ではないはず。
ネット通販、ふるさと納税、生産者直売、縁故米、はっきり言ってどうやって正確な数字が出せると言えよう。
消費面でも、定住外国人増加による需要増加、インバウンド需要、外食チェーン・コンビニ・スーパー・ドラッグストアの増加によるコメ需要の高まり。
スーパー・ドラッグ・コンビニ・外食チェーンがこれだけ増えれば、生米並べる以外に、弁当総菜外食需要もかなり増える。
そりゃ家庭でごはん炊く回数は減っても、コメ消費自体は増えるよね・・・。家庭以外はロスも出るだろうし。
【作況指数の信用性】
お米の獲れ高(作況指数)、国の発表(全国平均101%)の数字と実際の産地の状況がかなりかけ離れている感じがする。
埼玉県は令和5年、6年と二年続けて不作で特に晩生品種。イメージ的には作況指数60~70%。
これ埼玉だけではなく他県でも良く聞きます。
猛暑・害虫大量発生による不作というのは想定外だったのでは。
上がり過ぎた米相場で外国産米の輸入増加を招き・日本米のシェアを奪う
政府米放出についても実際には貸し出しであるし、令和7年産で返すとなると米相場は大幅に下がる状況ではない。
それよりも外国産米の輸入による影響の方が大きいと思う。
日本は1993年のウルグアイラウンド合意により最低限の外国米を輸入している(ミニマムアクセス米)が、その輸入米に高関税を課しても今の日本米より安いという現実。
2024年度の輸入米入札は4回連続全量が落札、7年振りに上限に達した。
卸業者・大手精米業者・外食産業・スーパー等は、アメリカカリフォルニア産【カルロース】米を取り扱っているところも出ています。
先日の記事でも書きましたが、商売である以上売り物がありません!は一番避けなくてはいけないですから。
この状況じゃ仕方ないのでしょう。
これね・・・非常に複雑な気持ちですね。今回のコメ不足の問題は令和6年産・一年の問題ではなく、長年続いた減反政策による主食用米の作付け減+廃業農家の増加+
猛暑の影響で昔よりコメが確実に獲れなくなってきている(品質低下も)のセットで考えなくては問題の本質を捉える事は出来ないと思います。
もちろん机上の計算通りにはいかなかった需要の増加もです。
国産米で十二分に補える生産量はあったんですが、上記理由で自ら墓穴を掘った感じに思ってしまう。
主食が自国の生産で賄えず輸入に頼るというのは生産者も非常に残念な気持ちが大きいと思います。
今回の政府備蓄米放出は、学校給食を中心にコンビニ、外食産業をメインに出回ると想定されます。
そして一般の方はどこに政府備蓄米が使われているか目にすることはありません。
逆に、今後はスーパー、外食産業を中心にさらにカリフォルニア米がたくさん出てきます。(使われます)何せ輸入最大マックス落札してますから・・・。
米相場はブランド産地米(新潟コシヒカリ、秋田あきたこまち、山形つや姫、宮城ひとめぼれ、関東コシヒカリ等)はそれほど変わらないと予想。
業務用米(低価格米)銘柄が、外国輸入米(カルロース)にシェアを奪われ価格低下が大きいと見ます。
ただし、昨年秋の相場(1俵2万円代)までは下がりません。
あくまで私の勝手な予想ですが(^-^;
連日マスコミ報道でお米関連のニュースが流れています。
例えば、消えた17万トン、21万トンはどこへ?
中間業者が買い占めている!などなど。
おいおいおい(-_-;)
私が思うには、そもそも国が正確な生産量(作況指数)を出せていないし、実際にはどこにもない?か、それほどない机上の21万トンの話しになっているのでは?
この高値相場で大量に抱え込んでいる業者は知らないし、例えあったとしても21万トンには遠く及ばない数字のはず。
とてもじゃないが現実的にある数字じゃない。
報道で合っていると思うのは、集荷競争の過熱ぶりくらいだ💦
コメは、JAも集荷業者も集めた時点でほぼ行き先は決まっているのだ。
フリー玉という、さてどこに売ろうか?という行き先未定のコメはどこも(弊社も)それほどの量はない。
現実に起こっている状況というのは、毎年、卸業者・JA・産地業者と契約していてもいても、売り物ありませんのゼロ回答か、例年の半分、三分の一とか。
まして6年産のような不作(国は不作と言わない)年や、コメ需要の高まりで生産者が余分に抱える、直売玉・縁故米が多い状況では尚更だ。
そもそもマスコミが高い高いと、こういう時はしつこいくらい報道するが、じゃー逆にずっとコメが安い時は(この期間の方が何倍も長い)報道しましたか?
どれだけ農家が米が安くて苦しめられていたか?廃業した農家が出たか報道しましたか?と問いたい。
高い高いとか、農水省・大臣批判、中間業者が買い占めているとかではなく、いくらが適正相場なのか?とかもっともっと建設的な報道すればよいのでは?と思う。
今の報道は逆に消費者を不安にさせているように思えてくる。
コメは農作物だしこれだけの異常気象だ。そんな簡単に毎年値頃価格で!とか、これくらいの値上げなら許せる・・・とか、こちらの希望価格でいつも出てくるなんて無理だと思う。
現代は昔と違い、農協系統に集荷される割合は低いし、流通経路も複雑になった。とても机上の計算で出せる数字ではないはず。
ネット通販、ふるさと納税、生産者直売、縁故米、はっきり言ってどうやって正確な数字が出せると言えよう。
消費面でも、定住外国人増加による需要増加、インバウンド需要、外食チェーン・コンビニ・スーパー・ドラッグストアの増加によるコメ需要の高まり。
スーパー・ドラッグ・コンビニ・外食チェーンがこれだけ増えれば、生米並べる以外に、弁当総菜外食需要もかなり増える。
そりゃ家庭でごはん炊く回数は減っても、コメ消費自体は増えるよね・・・。家庭以外はロスも出るだろうし。
【作況指数の信用性】
お米の獲れ高(作況指数)、国の発表(全国平均101%)の数字と実際の産地の状況がかなりかけ離れている感じがする。
埼玉県は令和5年、6年と二年続けて不作で特に晩生品種。イメージ的には作況指数60~70%。
これ埼玉だけではなく他県でも良く聞きます。
猛暑・害虫大量発生による不作というのは想定外だったのでは。
上がり過ぎた米相場で外国産米の輸入増加を招き・日本米のシェアを奪う
政府米放出についても実際には貸し出しであるし、令和7年産で返すとなると米相場は大幅に下がる状況ではない。
それよりも外国産米の輸入による影響の方が大きいと思う。
日本は1993年のウルグアイラウンド合意により最低限の外国米を輸入している(ミニマムアクセス米)が、その輸入米に高関税を課しても今の日本米より安いという現実。
2024年度の輸入米入札は4回連続全量が落札、7年振りに上限に達した。
卸業者・大手精米業者・外食産業・スーパー等は、アメリカカリフォルニア産【カルロース】米を取り扱っているところも出ています。
先日の記事でも書きましたが、商売である以上売り物がありません!は一番避けなくてはいけないですから。
この状況じゃ仕方ないのでしょう。
これね・・・非常に複雑な気持ちですね。今回のコメ不足の問題は令和6年産・一年の問題ではなく、長年続いた減反政策による主食用米の作付け減+廃業農家の増加+
猛暑の影響で昔よりコメが確実に獲れなくなってきている(品質低下も)のセットで考えなくては問題の本質を捉える事は出来ないと思います。
もちろん机上の計算通りにはいかなかった需要の増加もです。
国産米で十二分に補える生産量はあったんですが、上記理由で自ら墓穴を掘った感じに思ってしまう。
主食が自国の生産で賄えず輸入に頼るというのは生産者も非常に残念な気持ちが大きいと思います。
今回の政府備蓄米放出は、学校給食を中心にコンビニ、外食産業をメインに出回ると想定されます。
そして一般の方はどこに政府備蓄米が使われているか目にすることはありません。
逆に、今後はスーパー、外食産業を中心にさらにカリフォルニア米がたくさん出てきます。(使われます)何せ輸入最大マックス落札してますから・・・。
米相場はブランド産地米(新潟コシヒカリ、秋田あきたこまち、山形つや姫、宮城ひとめぼれ、関東コシヒカリ等)はそれほど変わらないと予想。
業務用米(低価格米)銘柄が、外国輸入米(カルロース)にシェアを奪われ価格低下が大きいと見ます。
ただし、昨年秋の相場(1俵2万円代)までは下がりません。
あくまで私の勝手な予想ですが(^-^;