こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

観世音菩薩ということ

2012年04月25日 | 仏教

中里東漸寺に咲くマンサクの花。

よく手入れの行きとどいたお庭にひときわ華やかに咲き誇っています。

先日、東漸寺のご住職から心に残る文章をご紹介頂きました。

山尾三省さんのお言葉。

観世音菩薩 というのは 世界を流れている 深い慈愛心のことであり 

わたくしの内にも流れている ひとつの 深い慈愛心のことであるが 

いつの頃からか この世界には そのようなものは実在しないと わたしたちは考えるようになった

一人の人が ぼくに喜びを与えてくれるならば その人は 観世音菩薩なのであり 

一本の樹が 僕に慰めを与えてくれるならば その樹は まごうかたなく観世音菩薩なのである 

あなたが清らかな水を飲んで おいしいと思うならば その水が 観世音菩薩なのであり 

観世音菩薩の像に接して やすらかな気持ちになれば その像もまた むろん観世音菩薩である 

 

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ブルーベリーのお花が咲きました。

2012年04月25日 | つれづれ

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