こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

屋根を通る風が、音一つたてることなく吹き抜けていくような

2013年06月01日 | 仏教

棟瓦のてっぺんにかぶせる瓦を「伏間瓦ふすまがわら」 というそうです。

んで、うちの本堂の伏間瓦はどんなものにするか、ってことになり、  

これが、亀伏間(かめぶすま)。

これ、素丸瓦。

で、これが紐丸瓦。

一度実際にいろいろと並べてもらって、数日眺めて、悩んで、皆で検討した結果、
やっと決めました。
亀伏間を葺いてもらいます。
1本の棟を、す~とまっすぐの直線を描きます。とても美しいです。
屋根を通る風が、音一つたてることなく吹き抜けていくような瓦です。
亀ぶすまってくらいですから、ほんと亀の甲羅をイメージします。縁起良さそうです。
気に入りました。
しか~しっ、
・・・今は梅雨まっただ中。職人さんは、なかなか屋根に登れません。
・・・時々は晴れてね~。

コメント
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