こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

「七夕(しちせき)」を「たなばた」と読む不思議な読みが定着。日本らしい行事。

2013年07月07日 | 仏教

小首を左に曲げて見て下さいm(__)m

日本古来の先祖崇拝のかたちに、水辺に小屋(棚)を建て、祖先に捧げる布を織ってこの小屋の棚に載せた棚機(たなばた)都女の行事、ってのがあって、・・・(棚機都女はこの祖先に捧げる布を織る女性のことで、その織物を織る機織り機が棚機)

後代に中国からやってきた七夕(しちせき)の節句は、この土着の棚機の行事ときわめて似通っているもんで、いつのころからか意味も混同されるようになって、日本の行事として定着化し、最終的には、「シチセキの節供」が「たなばたの節供」と呼ばれるようになり、「七夕」を「たなばた」と読む不思議な読みが定着してしまったのでありました。・・・ということらしく。

くわしくは、http://koyomi8.com/directjp.cgi?http://koyomi8.com/reki_doc/doc_0728.htm

で。

蛇足:織り姫と彦星のお話は、今の世の感覚ではとっても人権蹂躙。仲が良すぎることは善きことと思う、よ。

コメント
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