こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

緑泥石の材質のものもあって、たいへん興味深い

2013年07月31日 | 仏教

 

今は誰も通らない旧表参道入り口。

梵字タラクの種字が彫られた板石とうば。

江戸初期に山崩れで崩壊した旧潮音院の石塔類が、

この場所に集められ祀られている。

タラクの梵字が彫刻された板石は、比較的古い時代のものが多いと聞き及ぶ。

年代が測定できれば有り難いのだが、残念ながら年号の彫りが判別できない。

夏になると、周辺は草木で大いに茂る。

お盆前の清掃のついでに草払いをしてもらうと、

これまで目にとまらなかった五輪とうばの部分部分がころころと。

緑泥石の材質のものもあって、たいへん興味深い。

例年より広範囲に樹木や草の伐採をしてもらっていると、

見たことのない板石を発見!!

大きくはないが、縦100センチ、幅40センチほどのもの。

彫刻は判読不能。

ただ、基礎の部分にたくさんの石を使用した石積みがみえる。

木の葉や腐葉土で埋もれてよくわからないけれど、

時間をかけて顕彰しませう。         合掌

 

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