八月十八日に開かれる施餓鬼の法要に向け、
施餓鬼旗の準備が始まりました。
施餓鬼法要の終了後、参拝者は各自数本ずつこの旗を持ち帰り、
いったんお仏壇へお供えします。昔は、田畑の虫除けに畦の隅々に差し込まれ、
五穀豊穣を願ったとか。
現在は、来るお盆の精霊流しの時に、西方丸にさしてご先祖様をお送りします。
・・・ところで、
施餓鬼旗の「旗」ですが、古代日本では、「パタ」と発音していたという話を聞いたことがあります。
風になびくと、「パタパタ」と。なんかすんなりです。
で、30年ぶりにサンスクリット イングリッシュ ディクショナリーを開いてみますと、
古代インド語では、「旗」(フラッグ・バナー)のことをPataka(パターカー)、と表記してあります。
なんだか、語源はインド発祥なんだな~って、感激します。