こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

古代インド語では、「旗」(フラッグ・バナー)のことをPataka(パターカー)。

2013年07月29日 | 仏教

八月十八日に開かれる施餓鬼の法要に向け、

施餓鬼旗の準備が始まりました。

施餓鬼法要の終了後、参拝者は各自数本ずつこの旗を持ち帰り、

いったんお仏壇へお供えします。昔は、田畑の虫除けに畦の隅々に差し込まれ、

五穀豊穣を願ったとか。

現在は、来るお盆の精霊流しの時に、西方丸にさしてご先祖様をお送りします。

・・・ところで、

施餓鬼旗の「旗」ですが、古代日本では、「パタ」と発音していたという話を聞いたことがあります。

風になびくと、「パタパタ」と。なんかすんなりです。

で、30年ぶりにサンスクリット イングリッシュ ディクショナリーを開いてみますと、

古代インド語では、「旗」(フラッグ・バナー)のことをPataka(パターカー)、と表記してあります。

なんだか、語源はインド発祥なんだな~って、感激します。

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