こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

春の風景

2012年04月12日 | つれづれ

桜が散ったあと、柿の小枝には若々しい緑色の柿の葉が開き始めました。
成長すれば厚くしっかりとした葉になりますが、
今はとても柔らかくやさしい色です。
これ、天ぷらにするとおいしいですよね。春の味覚です。

2年ほど前に植えたサクランボの木に、今年はじめて沢山の実がなりました。
まだまだ硬くて青い実ですが、赤く輝くサクランボになるのももうすぐでしょう。
楽しみ楽しみ。

これは昨年植えた垂れ桃。
小枝の先っぽにモコモコって咲き始めました。
境内唯一の垂れものの植物です。

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緊張しながら、結納品の目録を清書させて頂きました。

2012年04月11日 | つれづれ

甥っ子のひとりが今年結婚します。
もうそんな年齢なんだ~、と感慨もひとしおです。
で、結納の日取りも決まりまして、
結納品の目録を準備することになりました。
話はそれますが、
お坊さんって、みんなきれいな字が書けると大いなる勘違いをしている人がいらっしゃって、
時折困ることがあります。きれいに書けるお坊さん、それなりのお坊さん、
そうでもないお坊さん、といろいろですからね。そこんとこよろしく(笑

それはさておき、結納品というのは、それぞれにめでたい意味を持って準備されています。
その中に、「御知家」というのがあります。「おちゃ」と読みます。
これは、九州地方独特の結納の品だそうで。
お茶の木は種をまいて育てるため、一度は移植することができるが、
二度目はだめ!ってことから。
それと、お茶は染めを早める働きをもつ事から、
相手に(を)早く染ま(め)るようにといった意味。( )内はジョーク(笑

ひとつひとつ検証すると、とても面白いです。

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竹の子が顔を出し始めました。

2012年04月10日 | つれづれ

寒い山寺に、ひとあし遅れの竹の子が出始めました。

猪よけの柵を張りめぐらせたことも奏してか、

猪があらした様子はありません。

というか、地下茎からちょこんと伸びた竹の子を

すでに冬の間に食したあとで、もう満足しきっているのかも知れませんね。

土中の小さな新芽を食べてみたいものです。

それがもっとも美味だと聞き及びます。

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山吹 (やまぶき) (Japanese rose)

2012年04月09日 | つれづれ

 

 

これ、山の斜面に増えてくれないかなぁ~・・・

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海上安全と大漁祈願

2012年04月08日 | 仏教

春のスタート、って感じの気候とともに、各種行事が各地で開催された一日。

釈迦灌仏会はもちろんですが、結構忙しい一日のようでしたね。

法務先へ移動中、大漁旗に彩られたにぎやかで勇ましい漁船がたくさん集結してました。

鹿町は歌ヶ浦の港です。

聞けば、漁師の皆さんの一年間の海上安全と大漁満足を願う御祈願祭だとか。

お世話役の知人が忙しそうに奔走してました。

まえに一度見物させてもらったことがありますが、

漁業地区を司るカトリックの神父さんがいらっしゃって、

集結した大きな漁船に向かって聖水を注がれます。

続いて、簡易いけすの中に泳ぐお魚にも注いだあと、

その中の大きな魚を神父さんが必死に抱きかかえ、

海の中へ解き放たれていました。感謝と今後の大漁祈願です。

放生会(ほうじょうえ)ともいいますね。

とても大事な行事だと思いました。

蛇足ですけど、これってとっても日本的な宗教行事だと思います。

私たちを支えてくれているこの自然に感謝と畏敬を思い、

そして一年間の事業の繁栄を願う。

これら関係者の思いを届けるために、カトリック教会の神父様が行事を司る。

これは、ローマカトリックの宗教教義とは異質のものかも知れませんが、

日本という風土の中では、とても大切な行事であるに違いありません。

 

 

 

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