見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

海を見つめる二つの人形岩 … 薩摩川内市西方海岸

2012年06月25日 17時06分42秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
薩摩川内市から阿久根市に向かう国道3号線沿い、

西方海水浴場近くにある人形岩。



遠い昔、海で亡くなった夫をひたすら待つ続け、

赤ん坊を抱いたまま亡くなった若い母親。

その姿を不憫に思った海の神様が二人を岩に変え、

ずっと海を見つめられるようにした。

また、海で亡くなった夫も岩に変えたと伝えられます。

ただ、夫の岩は海中にあるようで、

運が良ければ親子3人がめぐり合う光景が見える。



…と海岸近くの案内板に書かれています。


海の神様も岩に変える前に助けてあげてれば良かったのに。


ちなみに近年、台風で母親の頭部が落こちてしまった事があるらしいです。

どうやって元に戻したかは不明ですが…。




撮影日:2012年5月26日
◆Nikon D700
◆SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM



指宿のお気に入りのお店

2012年03月19日 14時00分54秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
九州新幹線が全線開通してちょうど1年です。
おかげ様で鹿児島はそれなりに経済効果が出ているようです。
特に指宿は新幹線と「いぶたま号」(写真)の相乗効果でホテルは連日満室。
良いことです。
ただ、指宿駅に降りるとみんなタクシーでホテルに行って泊るだけ…
宿泊関係以外はその恩恵は受けていない。
そんな声が聞こえてきます。
この新幹線効果を長続きさせる為には?
リピーターをどこまで捉まえるか?
今後の指宿の運命はいかに…

…という事で指宿駅近くのお店を紹介します。
県外客だけでなく県内の方もおススメです。

昨年末に訪ねてすっかりお気に入りのフランス料理のサリュー。
フランスで10年間日本料理店を開いていたオーナーが地元に帰り、日本ではフランス料理を提供。
地元産の食材をこだわった食材で、身体にも心にも優しいフランス料理がいただけます。


地元産の魚や肉、野菜のみを使用、食材の本来の味を堪能できます。
紅さつま(さつまいも)の冷製スープは特にお気に入り。
写真はランチの1000円コース。


お休みは不定休なので電話で確認を。



土日はあっという間に満席になりますので姉妹店へ。
※平日は割と空いてます。



姉妹店のミル・フォア・メルシ。
こちらはオープンカフェみたいで気軽に食事できます。


柔らかいチキン。美味しかったですよ。


【和フレンチ Salut(サリュー)】
指宿市湯の浜1-7-13
0993-22-5828

【ミル・フォア・メルシ】姉妹店
指宿市湯ノ浜1-7-8
0993-26-3456
定休日 水曜日


※写真と記事は昨年12月に行った時のものです。
メニュー・料金が変更になっている場合があります。



明るいニッポンへ

2012年01月07日 23時50分30秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
2012年も早くも1月7日。
松飾りも今日取り払り、お正月も終わりです。

昨年は東北の大震災という未曽有の大惨事、
さらに福島原発問題。
これまで想像さえしなかった出来事が日本に襲い掛かりました。

そして2012年。
今年はどんな年になるのでしょうか?

“ものづくりニッポン”と云われた時代は過ぎ、
日本企業の工場は外国へ。

国内は安売り合戦で薄利の時代。
働く人は低賃金のパートさんばかり。

人間関係も希薄になり、
“絆”という言葉を敢えて使わないと
思いやりを忘れた日本人。

壊れかけた日本経済や日本国民。
なんとか明るく希望を持てるニッポン国に戻って欲しいです。


上の写真は昨年11月に宮崎県高千穂町で撮った『夜神楽』のワンシーン。
天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸隠れを行った際に岩戸から天照大神を出すシーン。
真っ暗闇の世界から明るさを取り戻した力持ちの天手力男神(あめのたぢからお)です。

混乱した時代にはヒーローが現れるもの。
坂本竜馬みたいな政治家は現れないかなぁ~
消費税増税では立ち直れないと思うけどな…


撮影日:2011年11月2日
◆Nikon D700
◇SIGMA APO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM


徳之島に行ってきました②

2011年06月17日 01時10分41秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
徳之島、犬田布岬にある戦艦大和慰霊塔。

第二次世界大戦の末期1945年4月7日。

救援物資を運ぶために沖縄へ向った戦艦大和は、東シナ海で米軍機動部隊の猛攻撃を受け、撃沈された。


実際に撃沈されたのはこの慰霊塔の正面ではなく、北緯30度22分東経128度4分。

写真の右側、鹿児島本土側だそうです。



この海戦での戦死者は3773名。

慰霊塔に戦死者の名前が刻まれています。

※大和に乗船していた乗組員2,740名が戦死、生存者269名(276名)。

“不沈艦”大和を失った日本帝国はこれで敗戦を認識したと云われます。



犬田布岬は断崖絶壁の海の景観がとても美しいです。



犬田布岬近くのコーヒー専門店「珈琲スマイル」。


徳之島で栽培された珈琲豆を使用。

スッキリした苦みの美味しいコーヒーです。


収穫量が少ない為に期間限定のお店。



「珈琲スマイル」前でお昼寝中の野良ネコ。



撮影日:2011年5月18日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G
◇TOKINA AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4




徳之島に行ってきました①

2011年06月16日 11時04分27秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
またまた、久しぶりの更新です

「最近、ブログの更新が無い

…というお叱りがどこからか聞こえてきました

更新しなかったのは、

更新する時間が無いほど仕事が忙しい訳でも無い…

遊んで無いかというと遊んでいた…

ネタは無い訳でも無い…

つまりサボっていただけなんですが


…という事で5月18日・19日に訪ねた徳之島の話題です。

上の写真は徳之島の金見崎海岸。

青い空と青い海が綺麗です。

今年の徳之島の梅雨は雨が多いようです。

この日は約3週間ぶりの“晴れ”。

おかげ様で美しい海を見られました。



この日のお昼はラーメン。

金見崎海岸近くのラーメン屋さん「ぶるぅーめぇーる」。

ラーメン屋さんというかレストラン?定食屋さん?

美しい海岸を眺めながらラーメンが食べられる地元で人気のお店。



実にシンプルであっさりな塩ラーメン。

しいて言うなら『サッポロラーメン塩ラーメン』的な味。


ラーメンの後のデザートは黒糖シャーベット。



金見崎海岸まで0分の金見荘。

一番人気のえび汁定食です。

でっかい伊勢海老と地元で獲れた魚がたっぷり。

伊勢海老は半身ですが大きな伊勢海老なので食べ応え充分。

海老と魚のエキスがたっぷり出た“味噌味ブイヤベース”ですな。

しかもこれで驚きの1680円。

金見荘のお婆ちゃんが

「せっかく大和から来たんだから食べて行かんね」(的な徳之島弁)

ラーメンを食べた後だったけどしっかり頂きました。

ご馳走様でした。



天城町のヨナマビーチ。

トライアスロン大会のスイム会場です。


【金見荘】
鹿児島県大島郡徳之島町金見526
TEL 0997-84-9027


撮影日:2011年5月18日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G






おばちゃん達の郷土料理 … 南阿蘇村

2011年05月22日 13時07分29秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
阿蘇名物と云えば『たかなめし』。

阿蘇で育った高菜を漬け込み、暖かいご飯と混ぜ合わせる。

※作り方や味付けは各家庭やお店によって違うようです。

シンプルで素朴な料理ですが、海の幸に恵まれない阿蘇地方の

山の幸のおもてなし料理として振る舞われたのが始まりと云われています。


上の写真は、南阿蘇村白川水源近くの「和食処しらかわ」の白川御膳。

「和食処しらかわ」は、農家を営むおばちゃん達が自ら育てたお米や野菜を使って作る郷土料理のお店です。

白川御膳は、野菜の天ぷら、ホルモン煮込み、煮しめ、だご汁、たなかめし、等。

特に自家栽培のササニシキで炊いた高菜飯はとても美味しいかったです。


【和食処しらかわ】
熊本県阿蘇郡南阿蘇村白川455-2
TEL 0967-62-3266






築65年の民家を改装して3月にオープンしたばかりの「しゃえんば食堂」。

地元の食材と地元の味を後世に伝えたいとオーナーの想いが詰まったお店。

オーナーのお母様(80歳位かな?)の作る、

昔ながらの知恵を活かした郷土料理12品が並ぶ「しゃえんば御膳」は、

どれも懐かしく優しい味がします。

ぎんなんの炊き込みご飯と豆腐のお汁は美味しかったなぁ~。


【しゃえんば食堂】
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽1439-1
TEL 0967-67-2108
※4人以上の予約が必要です。

撮影日:2011年3月15日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G







南阿蘇でジャンボハンバーガー … 郷のパン工房グランツムート(そばの実カフェ)

2011年05月20日 23時53分05秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
3月に雑誌取材でお邪魔した南阿蘇の郷の「パン工房グランツムート」。

国産小麦粉と地元産食材を使った人気のパン屋さんです。

また、併設のカフェの人気商品はジャンボハンバーガー。

阿蘇の雄大な景色を眺めながら食事が出来るパン屋さんとして、

平日でもお客の絶えない人気店です。



地元産のそば粉とそばの実入りのバンズに
自家製の大きな和牛ハンバーグと自家製のベーコン、
そして地元産の野菜を挟んだジャンボハンバーガーです。
見た目以上にずっしりと重いハンバーグは食べ応え充分。
バンズ・ハンバーガー・ソースのバランスがとてもイイです。
ただし、お腹を空かせてから食べたほうがイイかも…。



これも美味しそう…


右のドアがパン屋さんで、左のドアが併設の「そばの実カフェ」。



パスタやピザ、ピラフなどメニューも豊富です。
取材したのが3月14日。
その後、材料費の高騰で若干の値上げがあったようです。



【郷のパン工房グランツムート】
熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石2752-1
TEL 0967-67-3231

食した日:2011年3月14日


格安!露天風呂付き客室のある温泉宿 … 『竹の倉山荘』熊本県南阿蘇村

2011年05月04日 08時01分00秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
3月に南阿蘇に雑誌の取材で行った際に宿泊した温泉宿です。

“露天風呂付き客室のある宿”

…と云ったら、安くても3万円から。いやそれ以上かな!?

一般庶民には縁の無い“露天風呂付き客室のある宿”でございます。

ところがココ南阿蘇村の竹の倉山荘は、

露天風呂付き客室に2人泊って、夕食と朝食が付いて何と驚きの御一人様1万円。

通常でも宿泊料金12300円(平日)とリーズブルなお宿。

※1万円の特別宿泊プランは設定日が決められています。


部屋は和室の8畳間に露天風呂とトイレ。

食事も夕食朝食ともに満足。

宿泊したのが月曜日でしたが、ほぼ満室でした。

老齢のご夫婦や若い家族連れ、また女性二人組。

また、近くにビジネスホテルが無いこともあり、

ビジネスマン風のおひとり様も。



露天風呂です。

湯船に揺れる白い肌。

濡れ髪をそっとかき上げる後ろ姿。

そんな女性と同伴ならイイのですが、今夜の同部屋はU編集員。

男同志の色気の無い淋しい露天風呂でした。



露天風呂からは南阿蘇の田園風景が見れます。

朝霧に包まれた南阿蘇は美しいです。



夕食の竹の倉膳(一部)
幻の地鶏・天草大王のお刺身。
地鶏は直営牧場。



夜食のおにぎり。
竹の皮に包んだおにぎりが一個と漬物。
お米は自家製なんだそうです。
南阿蘇はお米の美味しいところです。



朝食
湯豆腐が美味しかったです。


幻の地鶏・天草大王のステーキ。
竹の倉山荘はお昼のランチや立ち寄り湯も利用出来ます。



南阿蘇の有名な『一心行の桜』。
竹の倉山荘から車で5分。




【白水温泉・竹の倉山荘】
熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字中松2065
TEL 0967-67-2980

※通常の宿泊料金は平日12300円~
 特別プラン設定日はリ-ズブルなお値段で宿泊出来ます。


撮影日:2011年3月14日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G



ゆうれい寺 … 永国寺(人吉市)

2011年04月30日 23時49分49秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
幽霊寺として有名な人吉の永国寺。

むかし、むかし…

このお寺を建てた実底超真(じっていちょうしん)和尚が、

夜な夜な境内の池に現れる幽霊を描いたもので、

これを幽霊に見せるとあまりの自分の醜さに驚き、

以後現れなくなったと伝えられております。

また、西郷隆盛が西南戦争の際に本陣として利用したことでも知られております。




幽霊をどーしても見たい方は写真をクリックしてください。

幽霊よりガラス越しに写った自分の姿(デブ)が怖い…



幽霊が出たと伝えられる池。

昼間は怖くないけど夜は怖いかな…



西郷軍本営碑

人吉は西郷軍に好意的なんでしょうねぇ!?



撮影日:2011年2月7日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G






イチゴの美味しい季節です

2011年01月13日 00時46分44秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
昨年末からの寒波で気温の上がらない日本列島。

鹿児島も寒い日が続いています。

さて、

今日は樋脇町市比野のイチゴ農家の東さんに会いに行ってきました。

東さんとは4年前に雑誌の取材でお会いしてからのお付き合い。

イチゴ作り名人の東さんは、この道30年以上のイチゴ農家。

東さんのイチゴを食べたら他のイチゴが食べれないほど。

ただ、今年は日照不足を心配していました。

東さん曰く、

イチゴの美味しさは、収穫数日前のお天道様の照り具合で甘みが益す。

…と、云ってもやはり名人のイチゴは今年も美味しいです。

今日も出荷に追われる東さんでした。



特大のイチゴ64g。
普通、スーパーで売っているLサイズが大体20g程度。
その3倍の大きさです。

モデル?K氏(友人)の顔の大きさは標準サイズですが、
頭髪と額の広さが標準規格外なのでイチゴの大きさが解りずらい…



黄色いボールは硬式野球ボールと同じサイズ。
これなら大きさが解りやすい



綺麗に整備されたイチゴ畑。



東さんのイチゴは県内なら収穫したその日に届くので新鮮。
トレイにはイチゴの花が添えれれます。










『かつお』と『鹿籠豚』(黒豚)の町 … 枕崎市

2010年12月27日 11時36分09秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
枕崎…といえば、カツオ・台風・枕崎弁。

東シナ海に面した温暖な地理的条件から、古くから漁業の盛んな町。

「“ぶえん”は、いんやはんどか~い」(魚は要りませんか?)

自分が子供の頃(昭和40年代)、バリバリの枕崎弁を使うオバちゃんが天秤棒を担いで魚を売りに来るものでした。

その“ぶえん”、魚の事ですが、

単に魚の意味ではなく、「無塩」の魚。

つまり、塩をふった魚ではなく、新鮮な魚の事。

そーいえば、ジイちゃんバアちゃんは干物の魚を「塩ちけ(塩漬け)」って言ってました。

子供の頃から聞いていた“ぶえん”の深~い意味を最近知りました。


上の写真はかつおの腹皮。

かつおのお腹周りの皮の部分。

かつお節の残り部分ですが、脂がのって美味しいです。

焼くと“ひえ臭い”(魚臭い)のが難点。



かつおラーメン。(取材した○○ラーメン)

串木野のマグロラーメンと対峙する鹿児島B級グルメのかつおラーメン。

魚臭いと思いきや鶏ガラスープとカツオ節のスープのWスープ。

あっさりヘルシーな味が女性に受けてます。



かつおラーメン。(お昼を食べた某枕崎料理店)

カツオの漬けと竜田揚げがトッピング。

専門店に負けない味と評判。



鹿籠豚丼。(お昼を食べた某枕崎料理店)

知る人ぞ知る“鹿籠豚”(かごぶた)。

鹿児島黒豚は、琉球を支配下に入れた島津が琉球から連れ帰った土着の豚とイギリスのパークシャー種を掛け合わせた改良種。

その黒豚を作りだしたのが枕崎市鹿籠出身の園田兵助(獣医師)。

また、鹿籠で養豚場を営む森繁雄は、その黒豚を列車に積み込み東京に出荷したところ、その品質の高さと美味しさが大評判となり、

豚を運んだ貨車に「鹿籠駅」の車標がついていたことから『鹿籠豚』と呼ばれた。

一時期、生産性の低さから黒豚は衰退しますが、近年のグルメ時代に再び脚光を浴びた黒豚。

黒黒ブームの火付け役でもあります。




皮付き鹿籠豚の角煮。(取材したお寿司屋さん)

皮付きのバラ肉を使った角煮。

皮付きのバラ肉が手に入らないので、豚1頭丸々買い取ったというコダワリの一品。

しかも特定の生産者にコダワッてます。

黒豚の美味しさは赤身の柔らかさと脂肪の甘み。

しゃぶしゃぶにした時、くるっと脂身が縮まるのが黒豚の特徴。

黒豚美味しいっす!

鹿児島に生まれて良かった

枕崎の皆さんご馳走様でした。




撮影日:2010年12月24日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G
◇TOKINA AT-X M100 PRO D 100mm F2.8




南さつま海道を行く

2010年12月26日 22時40分26秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
12月24日は、枕崎方面に“雑誌取材”という仕事名目のドライブ。

頴娃町(南九州市)~枕崎市~坊津町(南さつま市)

海沿いの南さつまを周ってきました。


上の写真は坊津町の後藤鼻海岸。

この後は厚い雲に覆われ、夕日は見れませんでした。



左の島は沖秋目島。別名は枇榔島。

「007は二度死ぬ」のスペクターの基地として撮影に使われた場所 。


坊津町泊地区。丸木崎展望所から撮影。



白い砂浜は丸木浜。

鹿児島の若者に人気の海水浴場です。



秋目で見つけた「あこうの木」。

デカイ!



秋目で見つけた日本の教育史。




寺子屋から小学校への歴史がココに。

明治の時代、義務教育がスタートしたが、生活貧困者は子供を学校に出せなかったので、

公費で賄う、修業3年の「簡易小学校」を作った。

今では当たり前の義務教育。

日本の教育史の始まりを見たような気がします。




美しい夕日の写真は、こちら

http://green.ap.teacup.com/gojo/

この日、取材でお世話になった、枕崎の『すし匠五条』の女将さんのブログです。

立神岩に沈む夕日が美しいです。



撮影日:2010年12月24日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G
◇TOKINA AT-X M100 PRO D 100mm F2.8






伊唐大橋と赤土じゃがいも … 長島町伊唐島

2010年12月19日 18時36分36秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
鹿児島の北部に位置する長島、またさらに北部にあるのが伊唐島。

世帯数およそ100戸、島民300人程。

その小さな島に橋が架かったのが平成8年。

今からたった15年前の事。

島民の生活は半農半漁。

海は豊かでも農業はあまり芳しいものではなかったよう。

それは伊唐島独特の粘土質の赤土が災いしての事。

雨が降るとベトベトになり根菜類の野菜には不向きと考えられ、豆類などの農業がほとんど。


そんな伊唐島に橋を架ける計画が持ち上がる、

ただし、橋を架けるには膨大な建設経費が…。

わずか100世帯の小さな島にその経費に見合う価値が見出せるのか?

事業仕分けの立場なら無謀な計画。

そこで農業振興・地域振興の概念から、赤土ジャガイモ導入が持ち上がります。

選ばれたのは、同じような地質の長崎で栽培されているジャガイモ。

橋の計画と赤土ジャガイモ計画が同時進行して、平成8年念願の伊唐大橋が完成します。

それまで猫の額ほどの小さな畑しかなかった伊唐島は大きく変貌。

山を切り開き畑を開墾。

今では島民のほとんどがジャガイモ生産の農業が主流。

お隣の長島にも広がり、昨年の赤土ジャガイモの売上高は20億円。

建設当時、無駄な公共事業と囁かれた伊唐大橋ですが、その建設の意義は達成されたのではないでしょうか!?

昨今、公共事業の在り方が論議されていますが、

地方の者にとっては公共事業の重要さが身にしみます。


東京一極集中から地域分散。

地方自治体で出来る事は地方自治体で。

などという声と公共事業圧縮は相反するような…。

本当の無駄は何処にあるか?

政治家さん・官僚さん、よ~く考えて頂きたいですな。




この橋は農免道路。
農林漁業用揮発油税を使った農林省管轄の事業。
いわゆる特定財源ってやつですな。



正月明けから収穫が始まる早掘じゃがいも。



春ジャガイモの植え付け前の畑。
この粘土質の赤土が、美味しいジャガイモを育てる。



じゃがいも畑と段々畑。



撮影日:2010年12月17日
◆Nikon D700
◇AF-S Nikkor 50mm F1.4G


今年も万羽鶴がやってくる … 出水

2010年11月22日 00時50分28秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
遥か遠いシベリアから2000キロもの旅をして渡ってくるツル。

今年も既に9883羽の鶴が出水にやって来ました。(11/19現在)

12月初めまでにはおよそ13000羽の数になるとか…。

出水の鶴のほとんどが「ナベヅル」。(その他にマナヅルなど)

首から下が鍋底のような黒灰色をしていることからその名が付いたようです。

鶴は家族で群れをなす鳥で、元々縄張り意識が強いそうで、

繁殖地であるシベリアでは、ひと家族の縄張りは半径1キロ。

その縄張り意識の強い「ナベヅル」がこのように密集して生活している光景は世界でも珍しいそうです。

世界の「ナベヅル」の総数は11000羽といわれ、そのほとんどがココ出水で冬を過ごします。



万羽鶴が見られるのは世界中で出水だけ。
この光景を観るために外国からも観光客が来るそうです。



ツル博物館『クレインパークいずみ』
世界の鶴と鶴のやってくる町「出水」を学べる鶴の博物館。
建物の形は、鶴が卵を抱いている様子を表しています。



撮影日:2010年11月19日
◆Nikon D700 
◇Nikon Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80-400mm F4.5-5.6D


出水の武家屋敷

2010年11月21日 23時49分17秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
出水市の武家屋敷です。

麓町を中心とした住宅地一帯は、平成7年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

出水麓は、出水郷に赴任する薩摩藩士の住宅兼陣地として1600年初頃に整備され、薩摩藩内で最も規模が大きいものです。

現在も面積約44ヘクタールの広さの中に、出水假屋門・武家門・石垣・生垣や竹添屋敷など4軒の建築物などがほぼ昔の姿で残っており、当時の面影を今に伝えています。



大河ドラマ「篤姫」のロケにも使われた竹添邸。


竹添邸の内部。


野太刀。
野太刀とは、薩摩の古流剣術「示現流(じげんりゅう)」を修行する場。



撮影日:2010年11月19日
◆Nikon D700
◇Nikon Ai AF Nikkor 35mm F2D