見見楽楽 ~九州ぶらり放浪記~

おむすびころころ
鹿児島を中心にあちこち出歩いております。

夕刊グッドバイ!

2009年02月28日 16時47分26秒 | Weblog
本日をもって創刊以来75年続いた南日本新聞の夕刊が休刊です。
うちの販売店では4人の配達員さんが420部をお客様にお届けしていました。
新聞に携わる者にとって夕刊休刊はやはり淋しいです。

近年のデジタル文化の発達と生活様式の変化に置いてけぼりを食らったような今回の夕刊休刊です。
これは鹿児島だけでなく、全国的にも夕刊発行しない新聞社が半数以上になったそうです。ここ数年でさらに加速すると言われています。

それは、インターネットの普及も一因と言われますが、住環境の変化が夕刊発行の厳しさに拍車を掛けたような気がします。
オートロックのマンションはセキュリティの問題でお客様のドアまで新聞を持っていけません。

お客様もパジャマやスッピンで1階の集中ポストまで行かれない。
会社帰りに郵便物と一緒に部屋まで持ちかえる。

そんなお客さんの声を聞きます。
つまり朝刊を朝読むのではなく、夜に読む習慣が増えたと言えます。

また、速報性の高いニュースはインターネットやテレビには勝てません。
その日にあったニュースをその日に届ける夕刊には厳しい時代でもあります。

今回の夕刊休刊は大変残念ですが、文字文化の見直しも最近叫ばれています。
「フランスでは18歳の若者に無料購読」なる政策も出てきています。
新聞(活字)を読むと脳のトレーニングにもなり、老人の痴呆予防や子供の知性の発達に良い」と東北大学の川島隆太教授も研究発表しています。

デジタルもいいけどやっぱりアナログがイイよね!

またそんな時代がやってきて夕刊が復活する日を願います。

         ~新聞屋のおっちゃん~















じゃりパン発見!!

2009年02月27日 15時04分17秒 | 面白いモノ
先日、コンビニのファミマに行ったら、なぁ~んとじゃりパンがあるではありませんか
しかも、東国原知事のお顔付き。

昨年8月に「財部のジャリパン」をココで書いたのだが、どうもジャリパンは宮崎名物のようだ。
宮崎のミカエル堂というパン屋さんが元祖らしい。(…詳しくは不明)
しかも数年前からセブンイレブンでも販売しているらしい。
セブンイレブンの無い鹿児島に住んでいると世間に疎くなります
ちなみにファミマで販売しているのは「イケダパン製」です。

写真を撮った後、野球小僧の次男が「これってウマイじゃん」と言いながら2本とも食べちゃいました。






日吉工房めぐり雑誌企画になる

2009年02月26日 12時47分10秒 | 雑誌取材同行記…鹿児島
最近、個人的にハマっている日吉をとうとう某雑誌の企画で取り上げることになりました。
今回は「日吉アートな顔」というテーマでオーナーさんの顔を撮らせていただきました。
雑誌の発行を3月末です、お楽しみに…
※上のかまどは『和紙アトリエ"Taneda日吉工房"』。


『木の工房 "Ryu"』


造船会社を早期退職して木工の道へ。
11月に訪ねた時よりオーナーの顔つきが芸術家っぽくなってました。


木の本来の温もりを崩さない作品造りは素晴らしい!


『手描きアート "筆工房"』


前回は時間が無くて回れなかった工房。


K山プロカメラマンに撮影を受ける玉利オーナー。
4年前にココに工房をオーピンして、今ではトールペイントの講師をされています。
若い頃は東映映画の看板を書いていたという玉利オーナー、近い将来に映画の看板の展覧会を開きたいと。



『和紙アトリエ"Taneda日吉工房"』


海外留学中に和紙に出会い感銘を受け、それ以来、和紙のとりこになった種子田オーナー。
今では会社を辞めて伊作和紙の普及に努めています。


紙すきの体験もさせていただきました。
紙すき体験中のY田編集員。恥ずかしいくらい力(リキ)んでます。


『野布のさと』


以前から好きだったパッチワークの店を開きたいとご自分の生家を改装して5年前にオープン。
オーナーの平川さんの作品やパッチワーク教室の生徒さんの作品が置かれています。
晴れ着や大島紬の古着を使った小物が心を和ませてくれます。


可愛いうさぎのおひな様。


大島紬を使った可愛いお地蔵さん。


※日吉の豊かな自然のなかで作品作りに励むアーティストさん達の顔はイキイキしています。
ココで紹介した工房以外にもいろいろな工房がありまだまだ興味深々です。

陶房『かおりん』…日置市日吉町日置

2009年02月25日 10時00分34秒 | 訪ねたイイ所…鹿児島編
再度登場の陶房『かおりん』さんです。
ちょっとお祝い事があったのでお返しに『かおりん』の作品を選びにきました。



お茶の湯冷まし・お酒のとっくり・ドレシング入れ…、何でも使えそうなのでチョイス。


そして可愛いお人形たち…


「お便所の神様」


「家の守り神」


「チョロチョロ様…かまどの神様」


「しずくちゃん…水の神様」



白髪と白鬚が渋い「かおりん」のオーナー


奥さんです。「猫の目工房」のオーナー


すっかりお気に入りの陶房かおりんさん。今回で3回目です。
この工房にお邪魔すると時間が止まってしまいます。
それはオーナーと奥さんの優しい人柄とその人柄が表現された作品に囲まれているからだと思います。
この日も陶器の話から飼い犬の話などで盛り上がって1時間以上も話し込んでしまいました。







『Cafe Dining COMFY』…日置市日吉

2009年02月23日 10時34分20秒 | 美味しいモノ…鹿児島編
最近ハマっている日吉へ…
こちらは11月に営業時間外に入って大変失礼をした「COMFY」さん。
今回はちゃんと営業時間内に行きました。
雨の日曜日でしたが、満席状態で既に20代から30代始めの若いカップルが5組。
1階の席には座れずに屋根裏に設けた中二階へ案内されました。
上の写真は他のお客さんが帰ってから撮影。
黒く煤けた柱と梁に時代と感じます。



今日のお昼のランチは中華です。
プリプリのエビチリと中華風鶏のからあげ。
一見普通のからあげですが、ふあふあに揚げられたお肉の柔らかさにはびっくりです。
とても美味しかったです。


11月にお邪魔した時の様子をこのブログで紹介したのですが、オーナーがちゃんと見てくれたそうです。
接客のひとつひとつの言葉から優しさが伝わってきます。
オーナーの大好きだったおばあちゃんの家を改装した古民家カフェは、オーナーとご家族の温かさが溢れています。

日置市日吉町日置1306-2
TEL 099-892-2007
月曜日休み







小松帯刀の墓…日置市日吉

2009年02月19日 08時29分36秒 | 訪ねたイイ所…鹿児島編
先日、日置市日吉を訪ねた時に小松帯刀のお墓参りをしてきました。
昨年の大河ドラマ「篤姫」で知名度を上げた小松帯刀。
この小松家歴代墓所はそれまでは訪れる人も少なかったようです。

上の写真が小松帯刀(清廉)の墓 明治3年(1870年)8月16日没享年36歳
ドラマでは篤姫と幼馴染で恋愛感情も持っていたような扱いでしたが、実際はあまり接点がなかったようです。
36歳の若さで亡くなったのですが、帯刀が生きていたら西南戦争は起こらず西郷隆盛も大久保利通も死なずに済んだかもしれません。
歴史に”もし”は禁句でしょうが、帯刀の死は惜しまれます。



お近(千賀)さんのお墓 明治17年(1884年)享年56歳
小松帯刀の本妻。
日本初の新婚旅行を行ったとされる坂本龍馬より10年前に霧島に新婚旅行をしていたとか…
ドラマでは「武士の妻」が描かれてました。
子供の出来なかったお近さんはお琴さんの子供二人を引き取って育て、お琴さんの遺言を受けて小松家の墓にお琴の墓を建てたのもお近さん。


お琴(三木 琴)さんのお墓 明治7年(1874年)8月27日享年26歳
京都祇園の芸妓さんで帯刀の情報収集の手伝いをしていたとか…
帯刀の最後を看取ったお琴さんも4年後に26歳で亡くなった。
「帯刀はんの傍に葬って」との遺言通り小松家墓地に葬られました。
しかし、帯刀やお近さんの墓と違ってとても小さな墓石。
そして「清廉の妾」と裏に刻まれた文字が…


※ブログ鹿児島散歩のgenesislifeさんから薦められた「小松帯刀日記」をまだ読んでいません。
読んでからお墓参りをすれば良かった










雲海…宮崎県えびの市

2009年02月18日 08時11分45秒 | 訪ねたイイ所…宮崎編
先日、南阿蘇に行く途中に出会ったえびの市の雲海。2/7(土)
わざわざ、高速道路を下りてループ橋から撮影しました。
撮影した時間は午前8時30分頃、雲海の撮影には遅すぎ…
夜明けの雲海はきっと素晴らしいかったと思います。



手作りパンの店 『Sweet memory』…熊本県西原村

2009年02月17日 08時07分32秒 | 美味しいモノ…熊本編
南阿蘇へ行く途中に見つけた「手作りパンの店スィートメモリー」さん。
場所は、西原村の物産館「萌の里」から揺ヶ池神社の鳥居をくぐり抜け、狭い道を1.5km程進んだ森の中にあります。
1月2月は金土日だけの営業らしく、この日は土曜日なので運よく開いていました。
11時の開店前だったのですが、快く入れていただきました。
「体にも心にも優しいパン屋」というキャッチフレーズ通りの手作りのパンが置かれています。
ブタの顔のあんぱん・ハリネズミのチョコパン・ハート型の食パン…など等
食べるのがモッタイないような可愛らしいパンばかりです。
素材や水にも拘った優しいパン屋さんです。






西原村には「西原村自然・共生型商店街づくり事業」というのがあります。
自然に恵まれた西原村で個性あふれるお店を作ろう…こんな趣旨の事業です。


スィートメモリーさんに行く途中にもこんな看板が有りました。
今回は時間がなくて回れませんでしたが、西原村巡りも面白そうです。




ギャラリー&カフェ『風の音』…南阿蘇村

2009年02月16日 03時38分07秒 | 訪ねたイイ所…熊本編
南阿蘇村の田園地帯にある古民家を改装したカフェです。
この古民家が建てられたのは文政11年だとか…
文政11年といえば
徳川家斉の時代、今から181年前です。
この家は武家屋敷だったのか豪農の家だったのでしょうか?
広い土間と高い天井が当時の繁栄をしのばせます。















熊本空港から南阿蘇村に抜ける俵山トンネルを通り過ぎるとこんな景色が見られます。
この俵山トンネルの通るバイバスが出来てから、様々なカフェやギャラリーが出来たようです。
『風の音』もすぐこの近くです。


持ち帰り田楽味噌…「高森田楽の里」(高森町)

2009年02月15日 09時20分56秒 | 美味しいモノ…熊本編
田楽保存会で食べた味噌が旨くて、「これは焼きおにぎりにすればきっと最高じゃん」と思い味噌のお持ち帰りを…。
ところが、田楽保存会の店内を見渡しても持ち帰りは無さそう。
仕方無いので、お土産店を併設している「高森田楽の里」へ。


こちら、『高森田楽の里』も藁葺き屋根でかなり風情のある田楽屋さん。
どちらかというと「高森田楽の里」がお客の入りは多いかな?観光バスが数台…
地元の人に聞けば、「高森田楽保存会」とは違う味噌(当たり前)と焼き方が違うようだ。「人それぞれ好みが違うので、食べ比べてみては」…と言われました。
でも、さすがに田楽の”はしご”は出来ないので、店内には入らずにお土産用に味噌を買って帰りました。


赤味噌が山椒入り(写真左)、白味噌が柚子入り(写真右)です。
まだ、焼きおにぎりは試してませんが、きゅうりのスティックや茄子の素揚げにも合いました。




St. Valentine's Day

2009年02月14日 10時06分04秒 | Weblog
今日はバレンタインデーですネ。
女性が男性に告白する日
これって日本だけらしいです。
欧米では、恋人同士が花やプレゼントを交換しあうとか…
日本のバレンタインデーは商魂たくましい某チョコレート会社が広めたとの事。
しかも女性だけが男性にプレゼントを贈るのは片手落ちなのでホワイトデーも作っちゃった。

写真はアミュプラザ鹿児島での様子。
さすが、GODIVAのチョコレートはお高いです。
ピンポン玉より一回り小さいサイズで1個340円程度。2個入りのプレゼント用で850円くらい。(だったかな?)
女性の皆さん、GODIVAの価値が判る男性じゃないとモッタイないですよ!



【三日月 絢香】



バレンタインデーにふさわしい曲を悩んだ末にコレ♪
結構好きなんです、絢香の曲



早春到来…県下1周駅伝

2009年02月14日 09時28分27秒 | わが街紹介
第56回鹿児島県下1周市郡対抗駅伝競争大会が始まりました。(主催南日本新聞社など)
写真は、鹿児島市役所を午前9時にスタートして間もない、9時5分頃鹿児島市交通局前付近です。(コンデジで撮ったのでタイミングずれ)
18日までの5日間、12チームが590.8キロを走ります。




今年の2月は暖かいです。
先日、日吉に雑誌取材で回りましたがあちこちに梅が咲いて綺麗でした。
春がそこまで来ています。
あっ、昨日「春一番」だったのでもう春でした。



【春夏秋冬 泉谷しげる】1972年




春夏秋冬は泉谷しげるの代表曲。1972年
30年程前の大学生の頃、鹿児島市公民館ホールで泉谷しげるの小さなライブがありました。
友人が、「今、鹿児島に泉谷しげるが来ていて、今夜弾き語りを聞かせてくれるので行かないか」…と誘われ。
小さなホールの真ん中にパイプ椅子を並べてお客は20人程度。
泉谷しげるが一人弾き語りのギターで5曲ほど歌いました。
MCもほとんどなく、淡々と…
あのしわがれ声で熱く歌う泉谷の姿を今でも忘れられません。





白川水源…南阿蘇村

2009年02月13日 11時27分17秒 | 訪ねたイイ所…熊本編
「水の生まれる里」…南阿蘇村の代表的な水源である。
ここで生まれた水は、肥後平野を潤し熊本市の中央を流れ有明海に注いでいる。
飲料水として、また灌漑用水とし人々に自然の恵みを与えている。


夏は冷たく、冬は暖かい水と言われ、軟水で飲みやすく美味しいという。
入園料が保全協力金として100円が必要であるが、水源の水は飲み放題、汲み放題である。


清水が地底の砂を舞い上げながら毎分60トンの勢いで湧き出している。


透明度の高い池には緑の藻が良く似合う。


古来より水源を守る神として祀られている白川吉見神社。
私も水に感謝してお参りしてきました。


神社隣の水源の他にもいたる所から水が湧き出ている。


『高森田楽保存会』…高森町

2009年02月12日 07時38分50秒 | 美味しいモノ…熊本編
鎌倉時代から続くという高森の伝統料理「田楽」です。
今回の目的のひとつがコレです。
高森町で田楽を食べるなら
「高森田楽村」「高森田楽の里」「高森田楽保存会」の3つの専門店が有名処です。
この3つのお店でどこにしようか迷った末に「高森田楽保存会」に決定。
理由は、一番古くて、3年モノの味噌を使っているらしいので………







築130年の古民家。
「田楽保存会」という名前は、先代が付けそうで先代の住む民家をそのままお店にしたとか…
座敷に上がると味噌の焼けた香ばしい香りが古民家に溢れています。



最初に出てきた揚げたての厚揚げ豆腐
生姜を乗せ醤油をかけていただきます。
熱いので、ふ~ふ~しながら…
これが~チョー旨いでのす! 高森は水がイイので豆腐も違うなぁ~


これがメインの田楽
豆腐・里芋・こんにゃく・ヤマメの塩焼き
たっぷりの味噌を付けて炭火で焼くのだが、炭にポタポタ落ちる味噌がもったいない…
お店の方に焼く具合を教えてもらいながら焼かないと失敗します。



そろそろ食べ頃です。
味噌が焼けて、中まで熱々になったら食べ頃です。(ちょっと下の方が焦げてしまった)
う~ん、実に旨い! じっくり寝かせた味噌の風味と程よい甘さと辛さ。
これは、焼酎に合うなぁ~



こちらは、阿蘇名物のだご汁ときび飯。
久しぶりにだご汁をいただきました。こちらの味噌は白味噌。



お店の窓からは根子岳と田園風景が望めます。
何とも落ち着く場所です。



お店の入り口には『晴耕雨読』の大きな文字が



『新・熊本百景第1位』…高森町

2009年02月11日 12時00分47秒 | 訪ねたイイ所…熊本編
熊本日日新聞社の企画「21 世紀に残したいふるさと百景」で見事1位に選ばれた、月周り公園からの景色です。
阿蘇の景色といえば大観峰が有名ですが、その大観峰の反対側から見る景色がこちらになります。
高森町中心部から阿蘇を巡る国道265号のゆるやかなカーブを抜けると目の前に壮大な景色が飛び込んできます。
写真右のギザギザした山が、高森町のシンボル「根子岳」です。


「根子岳」
阿蘇にも天孫降臨の伝説があり、この「根子岳」にまつわる神話があります。


「月周り公園」の名前の由来は、月が五岳を軸に東から西へとぐるりと廻っていく景色が一番美しく見える場所から「月廻り」と呼ばれる様になったそうです。